なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第406号)

平成25年11月 25日

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こんにちは、ニャロメです。

怒濤の一週間が過ぎ去り、ちょっと落ち着いてきました〜。
でももうすぐ12月ですよね。あっという間に年末ですね。
年末の予定を立てようとすると、
すでに身動きできない状態になってたりして、
いろいろとビックリです(笑)。

では406号のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「またまた栄養学講習会」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「測定結果をスタッフに説明する」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「真実は、人を自由にする」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【またまた栄養学講習会】

先週のチーム内での講習会に続き、
今週は近い学校で保護者も参加しての栄養学講習会を開催しました〜。

ここの選手たちはみな「貪欲」という言葉がピッタリで、
講習会の会場準備が一段落したら、
講習が始まるまでのわずかな時間にも
体幹トレーニングを行うという徹底ぶりです(^^;)

汗を拭き拭き教室に戻ってくるあたり、スゴイ(笑)。

内容としては、ごく一般的なもので、
アスレティックトレーナーとしてアドバイス出来る範囲の
栄養のこと、トレーニングや休養のことなど、
生活習慣全般にわたって話をしてきました。

さらに驚いたのが(というかある程度予想はつきましたが)、
講習が終わって、

「質問がある人〜!」

って聞いてみると、およそ8割の選手が手を挙げるという事態に。

先生のほうをチラッと見ましたが、
特に時間も気にしなくてよさそうだったので、
全部答えました。およそ1時間・・・。

どっちにしろ質問を区切ったところで、
後で全部話を聞くことになるので、
どうせならみんなで質問と回答を共有したほうがいいですもんね
(と努めてポジティブにとらえる)。

・・・相当、しゃべってようやく終了。

と思ったら!

講習会が終わってからもなぜか質問の列が出来ました。

「栄養と直接関係ないかもしれませんが」

「トレーニングやコンディショニングのことについて聞きたいのですが」

とさらに質問攻めにあいました。


芸能人が質問を受けるときってこんな気分なんだろうか(違)。
人気者になったみたいでビックリしました(^_-)-☆

これだけ「学びたい」という意欲を持っているのも素晴らしい。

選手たちの期待にこたえられるよう、
ワタシもますますパワーアップしなければなりませんね♪

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【測定結果をスタッフに説明する】

先週体力・形態測定を行ったものを、
ひたすらデータ入力し、解析し、
フィードバック資料として選手に渡しました〜。

本当はデータベース化して、
専用のソフトなどを使って行うともっと便利なのかもしれませんが、
エクセルで数値を入力して、それを解析するという方法で
手間暇かかっています(^^;)

フィードバックの重要性については、
以前にもまとめてあります(といっても5年近く前ですね〜)

《153号バックナンバーより》
http://ow.ly/r8EMH 


●出来るだけ早めに測定結果を監督、コーチ、選手本人に伝える

●いいことは控えめに、悪いことは早めに伝える

●全体に掲示するときは、成績優秀者を取り上げる

●数字の羅列だけではなく、グラフや表を用いてわかりやすく

●個人面談する場合は、選手の質問をよく聴く

●言葉遣いやアドバイスの仕方(長所を伸ばす、短所を改善する)
 に気をつける


「出来るだけ早めに=一週間」を目安としています。

三桁いかない程度の人数でしたので、
測定後、3日で渡すことが出来ました。

そして今回は分厚い個人データとチームデータをたずさえて、
その測定結果を監督に時間をかけて説明することも出来ました。

監督・コーチなどチームスタッフに説明するときは、

●どういう測定方法・手順を用いたか

●なぜこの種目を選んだのか

●チーム内での相対的な評価(順位付け)と個人の絶対的な評価(数値)の説明

●選手へのフィードバックの仕方等々

測定現場を見ていない人にもわかるように、
そしてさらに個人個人のフィードバック資料をみて
その数値が示すものが理解できるように説明しました。

***

監督は熱心に話を聞いてくださり、
最後には、

「これは相当な仕事量だったのではないですか」

とねぎらってくれました(T_T)(感涙)。

そうなんですよ・・・。
現場で動くだけがトレーナー活動ではなく、
こうした目に見えないところで(見えているか?)
時間をかけて資料を作っているところもトレーナー活動の一つなのです。

トレーナーとしての評価を高めるためにも、
こうした地道な仕事をコツコツとやり続けたいですね。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「真実は、人を自由にする」

【シークレット・レース】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4094088016/dosportstrain-22/ref=nosim

今回は元プロ自転車選手のタイラー・ハミルトン氏と
ノンフィクション作家のダニエル・コイル氏が書いた
「シークレット・レース」というノンフィクション本をご紹介。

内容は非常に繊細なものですが、
自転車競技に蔓延するドーピングの誘惑と、
そこに至るまでの選手たちの苦悩を見事に表しています。

さらにはドーピングの手法についても
詳細にまでわたって丁寧に説明されており、
トレーナーとしてもこれは知っておくべき話ではないかと。

というか血液ドーピングの話とか、
その事実を伏せるための隠蔽工作とか、
それはそれは生々しくて、若干萎えてしまうかもしれません(*_*)

そして何よりドーピングに手を染めるまでの
選手たちの心理的なプレッシャーや、
その当時、勝つためには
「パニアグア=パンと水、いわゆるドーピングなし」では
なし得ないほど、競争が激しかったことなど、

ドーピングを行う選手を責めるのではなく、
その行為そのものをとがめなければならないと改めて思いました。

冒頭の言葉はハミルトンの両親がいつも彼にかけていた言葉。

はからずしも、ドーピングの真実を告白することになったわけですが、
人間誰しも過ちを犯すこともある。
そしてそれを隠し通せるものであれば、
隠し通したいと願うことも自然なこと。

その中で彼を救った言葉が

「真実は、人を自由にする」

だったのです。
ハミルトンはこの言葉に出会えて本当によかったなぁと思います。
そしてワタシたちもそれぞれいろんな思いを抱いて生きています。
この言葉に救われる日がくるかもしれませんね。

【シークレット・レース】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4094088016/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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一週間が無事に終わってホント、ホッとしました。
そして月末、年末と慌ただしさを増していきますが、
休みがなくても、たぶんがんばっていけると思う(笑)。

さらにはちょくちょくとお仕事の依頼をいただき、
感謝感謝でございます(^^)


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