なるほど週刊トレーナーニュース |
◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 【なるほど週刊トレーナーニュース】 http://www.mag2.com/m/0000184398.html (第412号) 平成26年 1月 6日 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ あけましておめでとうございます。 新しい年が始まりましたね〜。 今日から仕事始めの方も多いのではないでしょうか。 2014年もはりきって配信していきたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m では412号のご案内です。 【本日のメニュー】 ◆今週の活動ダイジェスト 「ひたすらスポーツを観る毎日」 ◆今日のネタ帳・ピックアップ 「腓骨疲労骨折」 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉 「今日の試合に勝とうと負けようと、 ここに至るまでの自分自身の価値は変わらない」 ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… ◆今週の活動ダイジェスト …………………………………………………………………………………………… 【ひたすらスポーツを観る毎日】 9連休ということもあり、 トレーナー活動もオフシーズンにつきお休み。 帰省先でも何かしら活動すればよかったのですが、 いろんな予定を入れている間に、 あっという間に年末になってしまいました(笑)。 ということで、 遠い学校でのトレーナー活動を終えたワタシは、 相棒(=車)を残したまま新幹線で帰省。 どう考えても大渋滞につっこんでしまいそうなカレンダーでしたので、 今回は泣く泣く?新幹線にしたのですが、 これがまた快適でいいですね(今頃)。 本は読める、PC作業ははかどる。うん、快適です。 友人のトレーナーさんたちが、 それぞれの現場で活動しているのをうらやましく思いつつ、 お正月ならではのスポーツ三昧の日々を過ごしました。 箱根駅伝では地元の風景を楽しみ、 ラグビー、アメフト、サッカー、バスケットボール…。 その中でもトレーナーの動きを逐一チェックしてしまうのは、 職業柄仕方のないところです(笑)。 トレーナーの一番大切なところでもある「みる」ということ。 選手が倒れたときのシーンであったり、 動きが変わったときのシーンであったり。 目を皿のようにして小さな違いを見逃さないように、 普段から心がけたいモノですね♪ さてワタシも今日から仕事始めです。 帰宅し、相棒に長期間の留守をわび、 早速エンジンをかけようとしたらバッテリーが上がっていました…。 だいぶすねられたご様子です(>_<) 2014年もネタ満載でがんばっていきたいと思います(^^;) …………………………………………………………………………………………… ◆今日のネタ帳・ピックアップ …………………………………………………………………………………………… 【腓骨(ひこつ)疲労骨折】 箱根駅伝で山梨学院大のオムワンバ選手が、 2区の途中で足を痛めて棄権したことは記憶に新しいと思います。 参考ページ)読売新聞 口の動きで「痛い、痛い」オムワンバ、疲労骨折 http://ow.ly/si3In 足の疲労骨折といえば脛骨(けいこつ)がメジャーであり、 腓骨(ひこつ)はどちらかといえばマイナーなケガですよね。 今回はこの腓骨疲労骨折についてまとめてみたいと思います。 *** 足のすねの骨は体重を支える太い骨である脛骨と、 その外側に位置する細い骨である腓骨の 二本から成り立っています。 疲労骨折の多くは体重を支える側である脛骨に多くみられます。 細い骨である腓骨は縦方向の衝撃(荷重、ランニングによる着地など) を繰り返すことで骨が内側にたわみ、 その物理的ストレスを和らげているのですが、 長期にわたってこうしたストレスを受け続けると、 腓骨が疲労骨折を起こすと考えられています。 また内側にたわむ一因の一つとして、 足底筋の強い収縮との関連性が指摘されています。 ちなみに。 今は見かけなくなりましたが、 いわゆる「うさぎ跳び」を続けて行うことで、 腓骨の近位(上部)1/3を頂点として、 外側へたわむことがX線像によって明らかになっているそうです。 腓骨は脛骨のような荷重を支える骨ではないため、 比較的スポーツ復帰は早いとされていますが、 こうした疲労骨折を起こした原因を取り除かないと、 治ってもまた痛めて…という繰り返しになってしまうので注意が必要です。 《予防について》 ●硬いサーフェス(表面・地面)でのランニング量の調整 ●足部・足関節部の筋力強化 ●下腿(ふくらはぎ)・足部の筋柔軟性を高める ●練習でのシューズの使い分け ●不良な骨アライメント(本来の構造)を修正する (ランニングフォームの確認、足底板の利用等) ●女子選手に対する無月経への対応 等々 *** オムワンバ選手は「3週間ぐらいで走りたい」と話しているそうですが、 こうした疲労骨折が起こる原因をしっかり取り除き、 再発防止につとめながら、元気な姿で走ってほしいですね!! 参考サイト)腓骨疲労骨折(福井鍼灸整骨院) http://arbor.life.coocan.jp/12hikotuhiroukossetu.html 参考書籍)種目別スポーツ障害の診療 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4524238867/dosportstrain-22/ref=nosim …………………………………………………………………………………………… ◆トレーナーを支える元気の出る言葉 …………………………………………………………………………………………… 「今日の試合に勝とうと負けようと、 ここに至るまでの自分自身の価値は変わらない」 【勝負論〜ウメハラの流儀〜】 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4098251817/dosportstrain-22/ref=nosim プロゲーマーとして活躍する梅原大吾さんの新刊。 前回の著書でもかなりコーフンして、 いろいろと付箋をはりまくったのですが、 今回も梅原さんの勝負哲学にハッとさせられることが多くて。 参考書籍)勝ち続ける意志力 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4098251329/dosportstrain-22/ref=nosim 参考メルマガ)なるほど週刊トレーナーニュース376号(2013/4/29) http://archive.mag2.com/0000184398/20130429200000000.html 「勝つこと」と「勝ち続けること」は違うという梅原さん。 わかりやすい例として、 食事のメニューを選ぶというシチュエーションで解説されています! 「同じメニューを食べ続けることは、 もっと他においしいメニューがあるかもしれないという 思考を停止させ、それ以上の成長が得られなくなる」 (P58「勝ち続けることは、同じメニューを食べ続けないこと」より要約) 大きな試合で勝っても負けても泣かないという理由については、 冒頭に取り上げた言葉を述べられています。 「肩書きはあくまでその人の一部でしかない。(中略) 運に左右されるような一時の勝負に勝った負けたで、 人生の敗者になったような、あるいは二度と復活できないような 失敗をしたかのような気分に、どうしてなれるだろうか」 (P222より引用) ここまで読んできて、 そして冬休みに観たさまざまなスポーツを思い出して、 試合で活躍している姿の裏に選手自身がどのような努力を積んできたのか、 どれほど多くの人がサポートしていたのか、 思いをはせると納得できます。 勝った、負けたで感情が揺さぶられることなく、 常に成長し続けることが大切だということが。 勝負の世界をサポートするトレーナーだからこそ、 こうした思いを持ち続けたいと思います。 【勝負論〜ウメハラの流儀〜】 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4098251817/dosportstrain-22/ref=nosim …………………………………………………………………………………………… ◆編集後記 …………………………………………………………………………………………… 2014年もあっという間に6日もたちました(*_*) 早くスタートダッシュをしなければ…と思いつつ、 一つ一つ確認しているところです。 相棒はフテってしまいましたが(笑)、 ワタシは新年からエンジン全開でがんばりたいと思います〜!! 今回のメルマガはいかがでしたか? 「役に立った」「面白い」「よかった」と思われた方は ぜひクリック&ご意見をお待ちしています(*^_^*) http://clap.mag2.com/bajaecufre?412 (いただいたご意見はメルマガ上でご紹介させていただく場合があります。 掲載不可の場合は、その旨一言お書き添えいただければ幸いです) では来年413号でお会いしましょう☆ 【出張講習会、執筆依頼などのお問い合わせはコチラから】 http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/work.htm 【ツイッターアカウントです。よろしければフォローを】 http://twitter.com/nyaro_2000 ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ 「なるほど週刊トレーナーニュース」とは? スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を 提供する無料のメールマガジンです。 スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。 トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、 トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に 少しでもお役に立てたら幸いです。 ※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。 【なるほど週刊トレーナーニュース】 発行者 :アスレティックトレーナー ニャロメ サイト情報 :真面目にスポーツトレーニング! http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/ メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp(@←小文字に) 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html Copyright(C)2006-2014 Nyarome All rights reserved ◆◇…………………………………………………………………………………◇◆ |