なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第415号)

平成26年 1月 27日

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こんにちは、ニャロメです。

春のような陽気の後に、真冬の気温に逆もどり。
それでも気分は「春爛漫」、そして皮膚も絶好調に日焼け中…。
季節を先取りしている感が否めない今日この頃です(笑)。

では415号のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「奈良女子大学での講習会、無事終了しました〜」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「測定でトレーニングの方向性を確認する」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「知っている人に、聞く」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【奈良女子大学での講習会、無事終了しました〜】

今週は講習会のため、奈良女子大学を訪問。
「女性アスリートのための身体的特徴を活かしたセルフコンディショニング」
という内容で、講義と実技を行いました。

当日は約40人の学生さん、卒業生の皆さん、
先生方にお集まりいただき、
にぎやかに講習をすすめることができました。

「実際に専門家(トレーナーやトレーニングコーチ)
 の指導を受けたことありますか?」

という問いかけに「ある」と答えたのはたったの三人(^^;)

バリバリの強豪校ではないということもあるのでしょうが、
やはり教育啓蒙活動というのは地道にやらねば!と思った次第です。

とまぁ、ほとんどの人がこうしたトレーナーによる
講義、講習に初めて参加したということで、
終了後のアンケートは概ね好評でした♪

(というか、その場で厳しい意見は書きにくいでしょうっていう話ですよね)

将来は教員を目指す学生さんも多い大学ですので、
それぞれができることを一つずつ積み重ねていって
もらえるといいなぁと思います。

また今回の講習会には、
トップアスリートとして活躍された選手も参加され、
ミーハーなワタシとしては写真を撮りたい衝動に駆られつつも、
ご挨拶をさせていただくところで、やめておきました(笑)。

すごいですよね。
現役を引退して大学院で学び、
指導のヒントになればという思いで参加されたとのことですから。

ワタシも見習わねば!

今回の講習会では指導経験の少なさを補うべく?
本を読み、人に話を聞き、とかなり勉強させていただきました。
一番勉強になったのはワタシ自身であり、
多くの方々のお世話になりました。

ありがとうございました!

(ということで次回からこのネタでも講習ができそうなので
 一つヨロシクですw)

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【測定でトレーニングの方向性を確認する】

ワタシの担当するチームでは、
トレーニング期が始まる前、そしてしばらく経過したとき、
と二度にわたって体力測定を行いました。

トレーニングプログラムを組むにあたっては、
トレーニングの原理を理解した上で、
その競技や個人に適切なものを提供する必要があります。

おさらいまで…。

《トレーニングの原理》

・過負荷の法則(自分の限界を少し超える負荷で)

・漸進性(ぜんしんせい)の法則(あせらずにコツコツ行う)

・全面性の法則(バランス良く鍛える)

・反復性の法則(繰り返し反復し、継続する)

・個別性の法則(個人にあったプログラム)

・意識性の法則(トレーニングの目的と意味を理解する)

・特異性の法則(競技にあったトレーニングを行う)

競技のオフシーズン期は、
基礎体力作りにあてられることが多く、
さまざまな体力要素を強化するための
トレーニングプログラムが準備されます。

体力測定はこうしたプログラムの方向性が正しいかどうかを
判断する指標としても位置づけられます。

***

基礎体力強化を中心に、

「筋力の向上、体を大きくする」

ということを目標にトレーニングをした結果、
筋力は向上し、形態も大きくなりましたが、
見事なまでに瞬発力を必要とする測定項目が低下(もしくは現状維持)。

ショックを受ける選手たちでしたが、
ワタシとしては、

「この時期に瞬発力のトレーニングしてないから、
 結果としては当たり前〜」

となぐさめることに(笑)。

まさに「特異性の法則」どおり、
トレーニングしたようにしか、体は変化しないということ。

瞬発力は土台となる筋力にスピードを強化していくことで
大きなパワーを生み出すことになります。

プログラムの内容を変化させながら、
これからスピードを強化して、
トップシーズンには必要な体力要素がしっかりできているように、
マネジメントしていきたいと思います。

(ここがトレーニングコーチの腕の見せ所、ですね!)

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「知っている人に、聞く」

【「任せ方」の教科書】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4041106176/dosportstrain-22/ref=nosim

ライフネット生命創業者であり、会長兼CEOである
出口治明さんの新刊です。

最近はノンフィクション本を紹介するサイト「HONZ」の
客員レビュアーとしてもご活躍されています。

参考サイト)HONZ
http://honz.jp/


「部下を持ったら必ず読む」と副題にあるように、
上司となったとき、あるいは経営者として社員と接するときの
「任せ方」について、図表をうまく用いて解説されています。

何といってもわかりやすいのがよく、
「指示」と「丸投げ」の違いや、的確な指示を出すための4条件、
部下のタイプ別の鍛え方など、トレーナーとしても非常に参考になります
(特に複数で活動しているトレーナーさんなどはオススメ!)。

さすが出口さん、面白くてためになります(._.)φ

出口さんは「本・旅・人」を通して学ぶことを
著書の中でもつねづねおっしゃっていますが、
こうした出口さんのような博学な方でも、

「知っている人に、聞く」

という方法があるということ、
これはすなわち「任せる」ことにつながると述べられています。

「人間の能力も、時間も、有限です。
 有限である以上、一人の人間が「何もかもすべて知っている」
 ようにはなれないのです」

(P180より引用)

自ら教えを乞う姿勢というのはいくつになっても大切にしたい。
人を信頼し、任せることについて改めて考えさせられました。

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◆編集後記
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春の便りが一足早く届き、
ワタシのやる気がさらにパワーアップ中です(^_-)-☆
そして怒濤の一週間が過ぎ、
さらに過酷な一週間が続きます…って
そんなにオドロオドロシイものではなく(笑)結構楽しんでます♪

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