なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第426号)

平成26年 4月14日

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こんにちは、ニャロメです。

いよいよ公式戦も始まり、
チームトレーナーとしても身の引き締まる思いがします。
それと同時にスケジューリングに苦労する日々が
始まるのかと思うと・・・ですが(笑)、
元気よくがんばっていきたいと思います〜。

では426号のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「チームジャージで電車に乗る羽目に」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「解剖学的にみた寝違え」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「同じルーティンで、同じことをやっていたんじゃ、ただのキープで終わる」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【チームジャージで電車に乗る羽目に】

仕事先に突然連絡がありまして、
なんでも

「寝違えについて取材をお願いしたい」

とのこと。
先日のダルビッシュの寝違えに関する取材記事のように、
今回も同じネタでラジオの取材を受けることとなりました。

こういう時事ネタ?って取材スケジュールがかなりタイトで、

「明日、どこかでお時間を・・・」

と言われたので、
午前中の用事を済ませてから午後なら何とか、
ということで約束をしました。

ところが午前中の予定が大幅におしてしまい、
本来であれば一度帰宅してから出かけるつもりだったのですが、
そんな時間的な余裕もまったくなくなったので、
チームジャージのまま電車に乗る羽目に。

こそこそ小さくなりながら、
約束の場所へ到着し、
カフェオレ飲みながらマシンガントークを繰り広げました(笑)。

ただ取材されるだけかと思ったら、
キチンと録音して音声はオンエアで使うらしい。

「こんな賑やかな場所だけどきっとそういう音はカットできるんだろうな」

と素人は思いつつ、
以前にもお目にかかったアナウンサーさんと、
健康ネタで盛り上がり、収録は無事終了〜。

そこからまた電車で戻るときに、

「は!このチームジャージ・・・」

と思い出し、またこそこそ小さくなってしまいました(^^;)


寝違えについて決して専門家ではないのですが、

「現場でのケースを話してほしい」

と言われたのでそのまま話してきました。
あと、このままではまずい?と思い、
前日に寝違えについて勉強することに。

その内容については「今日のネタ帳・ピックアップ」にて(^^)

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【解剖学的にみた寝違え】

寝違えの取材を受けることになったのはいいのですが、
その中での質問項目に、

●季節の変わり目に寝違えが頻発するのはなぜか?

●花見、飲み会など外食する機会の多い時期に寝違えが多いのはなぜか?

●寝違えの対処法は?

といったことがあり、
季節の変わり目や飲み会の季節に多い・・・のか?
と一人頭の中に「?」マークが出ていました。

何となく推測で話をすることはできますが、
それでは専門性を高められないと思い、
こういうときに必ずヘルプメッセージを送るのぞみ先生に

「わーん、教えてください!」

と泣きついたところ?
とても丁寧な解説メールをいただきました。

転載の許可もいただきましたので、
ワタシが「ああ、そうなんだ!なるほど〜」と思ったことを中心に
まとめておきたいと思います。

***

ぎっくり腰と寝違えは
季節の変わり目の2週間くらいに集中する傾向があります。

「夏から秋」「秋から冬」であれば寒さがその要因として挙げられますが、
「冬から春」「春から夏」でも同じように集中するとのこと。

この原因はまだよくわかっていないそうです
(外気温の変動が大きいと、筋肉の収縮にも影響を及ぼすのかな?)。


頭蓋骨(後頭骨:OCC)と第一頸椎(環椎:C1)間の潤滑不全が主に起こり、
そこに第七頸椎(C7)と第一胸椎(Th1)の動きが悪いと、
寝違える印象があるとのこと(._.)φ

コップの上にグレープフルーツをのせた状態で、
寝ている間にグレープフルーツの位置がずれてしまうと、
目が覚めたときに、弛緩していた筋肉も目覚めるため寝違えてしまう。

コップの上のグレープフルーツって秀逸な例えじゃないですか!?

ワタシはそのまま取材で使わせていただきました(^^;)


また、頭蓋骨と第二頸椎(軸椎:C2)は後頭下筋群でつながっていますが、
C1はつながっていないからふとした動作でおいてけぼりにされてしまい、
その結果、OCC-C1間で捻挫=寝違いが起こるのではないでしょうか。

OCC-C1間の潤滑不全を改善するために、
いわゆる「牽引療法」などを行うのかと思いましたが、
これはまったく逆で、関節の潤滑不全には圧力をかけるほうがいいとのこと。

頭の上に水の入ったバケツおいてそのまんま2〜3分程度、
ゆっくり歩くといったことでも改善されるようです。

頭の上に重いものを乗せると、
肩こりを助長しそうな気もしますが、
関節の潤滑という点からみると適度な圧力は動きをなめらかに
するのですね(゜o゜;;


ここまで話を聞いて、
プロレスラーは寝違えをしない?という話を思い出したのですが、
これは筋力的なものだけではなく、
関節がスムーズに動いていることにも起因するのではと思いました。
頭に圧力がかかることも多いでしょうし・・・(^^;)

飲み会などの影響については、
筋肉が緩んでしまいますし、
いつもと違う寝方になりやすいからでしょうとのこと。

酔っ払ってベッドや布団に入らずに、
床などで寝てしまった経験のある人も多いはず(笑)。

取材ではそんな話で盛り上がったりしました。

***

ワタシの現場経験だけでは、
これだけ詳しい内容を話すことはできなかったので、
のぞみ先生にはいつもながら感謝感謝です。

先生のブログには専門家の視点を活かした
興味深い記事が掲載されています。
現場で活動するトレーナー、トレーナーを目指す学生さんには、

「へぇ!なるほど!!」

と思うこともたくさんあると思いますので、
購読を強くオススメいたします(*^_^*)

参考ブログ)雨のち“あおい”空(のぞみ先生のブログ)
http://aoi-mto.blog.ocn.ne.jp/

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「同じルーティンで、同じことをやっていたんじゃ、ただのキープで終わる」

【不屈の翼 カミカゼ葛西紀明のジャンプ人生】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/481720317X/dosportstrain-22/ref=nosim

ソチ五輪で個人ラージヒルで銀メダル、
団体で銅メダルを獲得した、
ご存じ「レジェンド」葛西紀明さんのジャンプ人生を綴った本です。

ちょうどソチ五輪が終わった直後で、
発売のタイミングもバッチリ。

「これは読まねば!」

とすぐにポチったものの、
そのままずいぶんと放置プレーしてしまいました(^^;)

さまざまな挫折を味わいながらも、
そのたびにその悔しさをバネにしてきたという葛西選手。

1998年長野五輪では団体戦の4名に残れず、
補欠に回ってしまったという屈辱的なこともありました。

今回こうしたさまざまな「挫折」に対する苦悩であるとか、
競技に対するあくなき挑戦であるとか、
決して恵まれた環境ではないながらも、
そこでいかにうまくなるかという真摯な姿勢に、

「だからこそレジェンドなのか」と感心してしまいました。

冒頭の言葉は、以前あるプロゴルファーに、
メジャーリーグで活躍するイチロー選手のようなルーティンがあるか
と尋ねられたときに答えたもの。

「スキー・ジャンプは、毎年ちょっとずつ進化し続けている。
 同じルーティンで、同じことをやっていたんじゃ、ただのキープで終わる。
 僕らはどんどん進化して、新しいことをやっていかなきゃならない」

(P34より引用)

うまくいってることに対し、
ワタシたちは変化することを恐れがちです。
それでも変わらなければ、進化はないという葛西選手の、
対応力の高さはこの本の中でも書かれています。

現状に甘んじることなく、
常に上を見て変化し続けたいと改めて思いました(*^_^*)

【不屈の翼 カミカゼ葛西紀明のジャンプ人生】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/481720317X/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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公式戦が始まり、あわただしくなってきましたが、
今回も無事に?メルマガを配信できてよかったです(笑)。
寝違えに関しては、取材を受けてから学ぶことも多く、
本当にありがたい限りですね。

これからも変化し、進化し続ける毎日でありたいです〜。


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では次回427号でお会いしましょう☆


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