なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第428号)

平成26年 4月28日

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こんにちは、ニャロメです。

一気に暖かくなりましたね〜。
新年度ということで学校には学生があふれ、
部活では新入部員がたくさんいて、
何だか初々しい風が吹いております。
ワタシも初心忘れるべからず!で初々しくがんばります(^^)

では428号(今日は4月28日!)のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「突然現れたフィジカルコーチ?」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「女性アスリートをケガから守るために〜後編」

 ◆トレーナーを支える元気の出る本

 「安心のペットボトル温灸」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【突然現れたフィジカルコーチ?】

今週は久しぶりに遠い学校に行ってきました〜。
あれほど積もっていた雪は溶けてなくなり、
桜はようやく咲き始め、新入部員はワンサカいるじゃありませんか!!
一人でいろんなことにビックリしてしまいました(笑)。

憧れをもって入ってきたんでしょう。
初々しいなぁと微笑ましく見ていたのですが、
でもたぶん新入部員から見ると、

「え、誰?この人??」

って思われたと思う(あえてオバサンとは言わないw)。

しかも先生方が不在だったので、
練習まで仕切っちゃって、

「突然現れたフィジカルコーチ」みたいな感じなんでしょうか
(想像だけど)。

上級生たちはいろいろ話したいこと(相談?)があるらしく、
一人ずつ話せばいいのに、いろんな選手がいっぺんに話しかけてくるので、
さながら聖徳太子の気分を味わいました(笑)。

「これからも厳しくやるで〜!!」

といったらビビってましたけど(^^;)
そういうリアクションもまた面白かったです。

平日練習の短い時間で、
人数が倍ほどに増えた!選手たちのトレーニング指導に
こっちもヘトヘトになりながらサポートしましたよ。


もうすぐ春の大会が始まるのですが(開催が他の地域に比べて遅い!)
ことごとくワタシのチームの試合とかぶってしまい、
実際に見にいけないのが残念すぎる・・・。

目の前の試合サポートに全力を注ぎながら、
遠い学校の試合が気になる日々になりそうです。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【女性アスリートをケガから守るために〜後編】

先週はクローズアップ現代で取り上げられた内容をもとに、
女性アスリートの摂食障害、無月経、疲労骨折という
三主徴(FAT)について取り上げました。

参考ページ)無月経、疲労骨折・・・10代女子選手の危機
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3484.html

今週はその続きを。

***

ウエイトコントロールが必要な競技、
身体のラインが強調されやすい競技、
そして体重の軽さが有利に働くと言われている競技の選手たちは、
どうしても

「食べ過ぎちゃダメだ。太っちゃダメだ」

という意識から摂食障害になってしまう可能性があります。

アスリートにとっては体脂肪を減らし、
筋肉をつけることが競技力向上につながることは
皆さんもよくご存じだと思いますが、
極端に体脂肪が減少してしまうと生殖機能がストップしてしまうのです。

昨年参加した女性トレーナー勉強会の中で、
こうした問題に詳しい専門家の先生によると、

「体脂肪が15%を切ると無月経が顕著に現れる」とのこと。

男性に比べて女性は体脂肪率が多いのですが、
それでもアスリートはおよそ20%程度の体脂肪率を維持しているようです。
これが15%を切るようだと、健康にも影響を及ぼしかねないですよね・・・。

参考ページ)アスリートの身体は何が違う?(からだカルテ)
http://www.karadakarute.jp/tanita/kcloseup/kcup12.jsp


女性ホルモンであるエストロゲンは体脂肪を刺激として代謝されますが、
脂肪が少なくなってくると、エストロゲンの生成は減少し、
ホルモン分泌が少なくなると月経が不規則になり、
やがて完全に止まってしまいます。

3ヶ月以上月経がない状態=無月経となるのですが、
この状態では、

●16〜30歳までの無月経の女性では、年間で2〜5%もの骨量を失う

●正常な骨密度レベルを保てなくなる

●疲労骨折のリスクが高まり、骨粗鬆症の初期徴候がみられる

と閉経後した女性の身体と同じようなリスクが見られるのです。

そこにハードなトレーニングを繰り返し行うと、
骨に過度なストレスがかかって疲労骨折を起こすということになります。

整形外科で疲労骨折と診断されたとき、
ドクター側としても「無月経の状態ではないか」といったことを
チェックできると、こうしたFATを早期発見できるかもしれませんね。

FATによる即時的な影響としては、

●競技パフォーマンスの低下

●慢性的な疲労状態(オーバートレーニング)

●集中力やモチベーションの低下

といった見た目にわかりやすいものもありますが、
これが長期にわたってくると、
疲労骨折や競技生命に関わるようなケガを引き起こすことがあります。

こうした事態を招かないようにするためにも、
早期発見、早期の対応・治療が大切なのは言うまでもありません。

加えてこうした知識・情報の教育啓蒙活動を行うこと、
女性アスリートがこうした問題を相談できるよう、
女性スタッフを配置する等、
環境面でも配慮が必要ではないかと思いました。

トレーナーとしてやるべきことはまだまだあると感じる次第です。

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◆トレーナーを支える元気の出る本
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【安心のペットボトル温灸】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4906790089/dosportstrain-22/ref=nosim

ワタシはアスレティックトレーナーとして、
スポーツ現場で活動をしているのですが、

「お!この本は何かしら、現場の活動で使えるかも・・・?」

と思い購入。読んでみると、
その手軽さと内容の面白さに一人コーフンしてしまいました(笑)。

治療資格を持たないトレーナーとして、
こういった知識を持ってサポートすることも、
選択肢の一つになりうるのかな?という感じです。

選手にたくさんの選択肢を提示していきたいですからね。

「これやってみた?」「じゃこれはどう?」といった具合に。

そこに至るまでには、
しっかりとした観察眼と判断、チェックが必要なのは
言うまでもありませんが。

また不調を減らし健康でいるために、
知っておきたい10のこと、というところでは、
生活習慣の確認や疲労回復のために気をつけたいこと、
食べることの大切さなど、

「当たり前だけど、実践できてますか?」

と確認したくなるような話ばかり。
食品添加物とのつきあい方や、漢方薬の活用など、
いろいろと勉強になります(._.)φ

ひとまず、風邪には葛根湯!ということで、
ワタシも一度試してみたのですが、その絶大なる効果!?に
信者になってしまいそうな予感です(笑)。

考え方、実践のための一つの選択肢として、
現場のトレーナーの皆さんに広くオススメしたいと思います(^^)

【安心のペットボトル温灸】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4906790089/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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昨日、試合前のベンチ裏でAT界の巨匠と呼ばれる(ワタシが勝手に呼んでいる)
先生方と雑談をするというゴージャスなことがありまして。

トレーナーの現状や、日米の違い、
長く続けていることの評価などさまざまな話をお伺いしました。
機会があればまたこちらでもご紹介したいと思います〜。

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