なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第432号)

平成26年 5月26日

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こんにちは、ニャロメです。

急に暑くなりましたね〜。
服装も長袖ジャージからTシャツへと早変わり。
ただ夜は冷えるので、いろいろと羽織るものをもって
体調を崩さないよう、毎日対応しています。
といいつつ何とかは風邪ひかない、でいつも元気です(笑)。

では432号のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「競技に結びつく姿勢を覚えよう」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「黄色靱帯骨化症について考えてみる」

 ◆トレーナーを支える元気の出る本

 「許す力」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【競技に結びつく姿勢を覚えよう】

今週は雨の中、近い学校へトレーナー活動に行ってきました。
このチーム、毎年のことながら本当に明るく元気で
訪問するのが楽しみなのです。

しかしなぜか雨の日が多い・・・(^^;)

「始まりはいつも雨」と歌った歌手のことを思い出しますが!
天候には逆らえません。

ということで軒下並みのスペースを使って、
トレーニング指導を行いました。

一人一人に与えられるスペースは畳一畳ほど。

この中でいかに工夫しながら、飽きさせず、楽しく、
かつ競技に結びつけられるかが、
トレーナーの腕の見せ所もでもあります。

例年以上に新入部員も多く、
これからフィジカル面を鍛えていけば、
楽しみな選手たちばかりです。


途中、トレーニングの姿勢が気になり、
一度動きをとめて、

「このプレーに似た動きだから、正確なフォームを意識してやってごらん」

といって正確なフォームを確認してから
再度行うようにしてみると、見違えるほど姿勢が良くなりました。

イメージの力なのか、言葉なのかはよくわかりませんが、
言ったワタシがビックリするほど。
理解力のある選手たちなので、
プレーの一つ一つを確認しながら、
そこに結びつくトレーニングを行っていきたいと思います。

写真とか図とかもうまく利用できるといいかもしれませんね(^^)

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【黄色靱帯骨化症について考えてみる】

Facebook経由でこちらの記事拝見しました。

参考記事)亜大・花城直選手、難病「黄色靭帯骨化症」の手術成功
http://ow.ly/xfaA8 (ヨシネーのひとりごと)


黄色靱帯骨化症って聞いたことあるし、
プロ野球選手が何人かなってましたよね?
というくらいの認識だったのですが、
よくわからないままだと、こういったケースを見逃すことがあるかも・・・。

ということで今回は難病に指定されているという、
黄色靱帯骨化症について、勉強がてらまとめてみたいと思います。

***

脊柱を支える脊柱管の後方には、
椎弓と椎弓を結ぶ黄色靱帯が走行しています。

参考ページ)後縦靱帯骨化症・黄色靱帯骨化症
https://www.towatech.net/research/features/opll_olf

この黄色靱帯が何らかの原因で骨化をきたし、
神経を圧迫してしまうのが、黄色靱帯骨化症ということになります。
後縦(こうじゅう)靱帯が骨化して神経を圧迫してしまうと
後縦靱帯骨化症となります。

なぜ骨化してしまうのかはまだよくわかっていないそう。

靱帯そのものも肥厚し、骨化がすすむと神経障害が出ます。

圧迫される部位にもよりますが、

●手足のしびれや冷感

●腕の脱力感

●歩行時の足のもつれ

●排尿障害

などが見られます。

ブログ記事によると、
花城選手は最初に両大腿前面のしびれを訴えたということですが、
この時点でこの病気を特定するのはかなりむずかしいところですね。

椎間板ヘルニアなどでも神経を圧迫して症状が出ますので、
ヘルニアだと思ってしまいそうです・・・(こうした知識がなければ余計に)。

MRI画像を撮影してみると神経を圧迫しているものが、
椎間板ヘルニアなのか、黄色靱帯によるものなのか
といったことがわかると思いますので、
症状が改善しない、もしくは進行性のものであれば、
早めにこうした精密検査を受けましょう。

どの病気についても言えることですが、
「早期発見・早期治療」が競技復帰への鍵。

骨化した靱帯部分を切除し、圧迫を取り除くことで、
またプレーをすることも可能になってくるのです。

今回のケースでは「排尿障害」が一つのポイントだったようですね。

めったに起こるものではありませんが
(もちろんワタシも見たことは、ない)、
選択肢の一つとしてこうした病気もあるということは、
理解しておく必要があると思います。

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◆トレーナーを支える元気の出る本
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【許す力】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/406218897X/dosportstrain-22/ref=nosim

週刊現代に連載されているコラムをまとめた
伊集院静さんの「大人の流儀」シリーズ第4弾。

今回は「許す」ということについて、
さまざまなエピソードを交えて書かれています。

毎回思うことですが、
このエッセイ、読みやすく、そして思慮深い。

伊集院さんが

「自分の許せなかったことなど、たかが知れていると思えるようになった」

という京都の競馬場で出会う男の一話を読むだけでも
買って良かったと思わせられました。

許すということに何か特別な技法があるわけではなく、
心の持ちようだということは理解はしているものの、
実際は思うようにコントロールできないのが感情というもの。

こうした感情とどのように向き合っていくのか、
時間をかけてじっくりと自分自身を見つめ直したいと
思えるようになりました。

許せないことがある人も、
許せないことを許したいと思っている人も、
この本から何らかのヒントが得られるのではないでしょうか。

【許す力】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/406218897X/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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ということで「ワタシの許せないこともたかが知れている」
と思えるようになったのは非常によかったことですが、
このメルマガを書いている数時間前にコンタクトレンズを流してしまい、
「この不満をどこにぶつけていいのかわからない」という状態です(笑)。

まぁ長く使ったので交換時でしたかね・・・。
今日は休みだからすぐに買いに行けるしね・・・。

と言い聞かせて、臨時出費です(T_T)


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