なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第433号)

平成26年 6月 2日

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こんにちは、ニャロメです。

先週ネタ帳で取り上げた「黄色靱帯骨化症」。
楽天の星野監督もこちらの病気になって、
手術をされるというニュースが出ていましたね。
難病に指定されている希な病気ということなんですが、
あまりにもタイムリーすぎてちょっと驚いちゃいました・・・。
早く回復されるといいですね。

では433号のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「遠い学校も暑かった・・・」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「攻めのテーピング・再び」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「いいチームが勝って、いい選手が活躍する世の中に」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【遠い学校も暑かった・・・】

先週は近い学校にトレーナー活動に出向き、
今週は遠い学校へとトレーナー活動に行ってきました。

ちょっと間が空いてしまったので、
季節感がまったく読めず、

「まだ肌寒いのかな〜」

と思って上着を持参したのですが、
まったく必要ないほど暖かい、いやむしろ暑かったです。
最近、日本全国が暑いらしいので!?
ここも例外ではないということか(^^;)

限られた時間の中でたくさんの選手をまとめて指導するには、
グループ分けが一番いいでしょう!!

ということで学年ごとに分かれて、
フィジカルトレーニングを開始。

久しぶりに追い込まれて?

「明日は筋肉痛ですよ〜」と嘆く選手が続出したので、

ミーティングの時に

「今日やったことで明日、筋肉痛になるのはしゃーない。
 でもこれをワタシがいない日でも、自主練習の時間などで
 毎日続けていこう。

 そして自分で自分の体をケアをする時間も取ろう。

 そしたら筋肉痛のレベルが少し軽くなって、
 自分のフィジカル面のレベルが少し高くなると思うよ」

といったらみんなうなずいていました(笑)。

理解することと実践することはまったく別物なのですが、
何か思うところがあればいいなぁと思います。


その後はケガに関する相談など。

しばらくテーピングをしたほうがいいかなぁ・・・
と判断した選手に実際の巻き方を教えたのですが、
自分で巻くのはテープの扱いであったり、テンションのかけ方であったり、
といったところがなかなかうまくいかないらしく、

「ニャロメさん・・・毎日来てくださいよ」

と懇願されてしまいました(^^;)

そうしたいのはヤマヤマなのですが、
そうできないので教えてるんじゃないですか(笑)。

ちょくちょく様子を確認をしながら、
遠隔操作で!?引き続きサポートをしていこうと思います。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【攻めのテーピング・再び】

先々週のネタ帳で「攻めのテーピング」というお題で
いろいろと思うことを書かせていただいたのですが、

「実際のところ、何やってどう巻いてる?」

というのは気になる方も多かったようです。

個人の技術や体の使い方などによって、
一概に「これはこうです」と断定して書けないので、
具体的なことは書かなかったのですが・・・。

ちょっと続きを書いてみましょうか。


《たとえば腰が痛いという選手のケース》

「腰が痛い」という訴えは、
現場でトレーナー活動をされている方であれば、
よく聞くものの一つではないかと思います。

原因が何かをチェックし、必要に応じて医療機関を受診し、
アスレティックリハビリテーションの指導、
そして競技復帰までを、段階を追ってサポートしていきます。

腰痛の原因ってそれこそたくさんありすぎて
ここに一つずつ挙げるのもセンスない感じなんですが(^^;)

●柔軟性や関節可動域の低下によるもの

●組織損傷に由来するもの

●姿勢によって腰への負担が大きくなるもの

●心理的な問題、ストレスなどを抱えている

などが考えられ、
コンディショニングレベルで症状が改善するのでは?
という期待が持てるケースの時に、
一つのアプローチ方法としてテーピングがあるのかなというところです。

もともとは腰が痛いということなので、
腰椎への荷重負荷を緩和するために、
姿勢をチェックし、よりよい状態でプレーできるように
足底にアーチサポートのテーピングをします。

腰が痛いという選手の多くが、
足の拇指にうまく力が入らず、小指側に力が逃げる傾向にあります
(傾向です、あくまでも)。

なので

●足底の把持力(はじりょく:つかむ力)を意識させること

●全体的にやや拇指よりに荷重がかかるように修正する

●クッション力を高めるためにアーチサポートを行う

という腰ではない部分にアプローチするだけでも、
ずいぶんと腰の痛みが軽減されるようです。

ワタシ自身はあまり腰痛と縁がなく、
こうしたテーピングも自分で試したことがないので、
あくまでも「軽くなるようです」という程度ですが、

「これって、ドーピングですよ」(人聞きが悪い・・・)

というくらい調子を取り戻す選手もいるようですので・・・。

少しでも皆さんの参考になれば幸いです〜。

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◆トレーナーを支える元気の出る本
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「いいチームが勝って、いい選手が活躍する世の中に」

【高校野球・神奈川を戦う監督たち2〜神奈川の覇権を奪え!】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4817203196/dosportstrain-22/ref=nosim

2013年春に出版された「高校野球 神奈川を戦う監督たち」に続く第2弾。
著書の大利さん、編集の小川さんの顔を思い浮かべつつ(笑)、
拝読させていただきました。


前作の時にも思ったことなのですが、
取材内容が非常に細やか、丁寧であり、
当時所属していた選手がその後どのような進路をたどったのか
といったことまで書かれているのがスゴイですよね・・・。

著書の中に出てくる監督さんたちの、心の葛藤や苦悩を読むにつれ、
信頼関係がなければ決して話してくれることではないだろうと
その丁寧な取材ぶりに頭が下がる思いです。

神奈川の高校野球は他の都道府県に比べて、
非常に盛り上がっているという印象がありますが、
観る人ももちろんですし、プレーする選手たち、
それを支えるスタッフ、そして埋もれてしまいそうな心温まるエピソードを
紹介してくれるライターさんたちに支えられているのだなぁと思います。

神奈川は高校野球の盛り上がり方が尋常じゃないですもんね(^^;)


さて冒頭の言葉は、
今回取り上げられた向上高校・平田監督の言葉。

「いいチーム、いい選手が一番いい思いをすることが出来れば」

とワタシ自身も思うところですが、
なかなかそううまくいかないというのもまた真実。
それでも理想を目指して指導をされている
「ぶれない」平田監督の思いがよく伝わる言葉ではないかと思います。

何をもっていいチーム、いい選手なのかはまた指導者にとっても
様々な考え方があるでしょう。

その中でも理想を掲げ、そこに向かうべき道筋を示し、
寄り添ってともに成長していくこと。
そういう指導者でありたいと思います。

【高校野球・神奈川を戦う監督たち2〜神奈川の覇権を奪え!】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4817203196/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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先週かなり凹みながら書いていた編集後記でしたが、
な・なんとコンタクトレンズを片方のホルダーに2個入れていたことが判明!!
しかも検査などもすべて終了し、店頭で「残った方は交換扱いですね」と
返却しようとしたところで発見されました(^^;)

「すみません、買わずに帰っていいですか?」

って貪欲に提案して帰ってきてしまいました。
ホント、皆さんお騒がせして申し訳ありませんでしたm(_ _)m


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