なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第437号)

平成26年 6月30日

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こんにちは、ニャロメです。

今日で今年も半分が終わります。
「え!もう半年経ったんだ、早いなぁ〜」と思ったり、
「あれもこれもそれもやらなきゃ・・・」と思ったり。
残りの半年を充実させるためにも、
まず今日が充実した一日となりますように!

では437号のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「西へ東へトレーナー活動」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「トレーニングプログラムの更新」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「期待値を超えよ。そうすれば次の舞台が用意される」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【西へ東へトレーナー活動】

今週は、週の初めに遠い学校へ、
週の後半に近い学校へとトレーナー活動に出かけました。

遠い学校は片道2時間半ほどかかるのですが、
ちょうどこの時期は強化練習期間にあたり、
グループごとでさまざまな練習に取り組んでおりました。

ワタシもフィジカル面での指導だけではなく、
練習後のケアや相談などで選手と話をしていると、
夜の9時半をまわっていてビックリ(^^;)

父母会からの差し入れでお弁当をいただくのですが、
これから2時間半かけて運転して帰るのに、
食べるタイミングがありません・・・。

軽くうどんを一杯すすって、そそくさと帰ったのですが、
やっぱり日付をまたいでしまいました。

いやぁ翌日が眠くていけませんね。

***

そして週の後半は近い学校へ。

こちらも大会間近ということで、
気合いが入りまくりの元気いっぱい!といったところでしょうか。

貴重な技術練習の時間をさいてまで
(ハード面では恵まれているとはいえず、時間に限りがあるため)、
トレーニング&コンディショニングに時間を費やしてくれる
監督、スタッフの皆さんには感謝感謝です。

またOB会主催の激励会にもお招きいただき、
挨拶などもさせていただきました。

担当して約8年になりますが、
このチームは毎年「明るく、前向きで、元気」なのです。
声を張り上げて指導するハードさはありますが(笑)、
帰るときにはワタシがいつも励まされているような気になります。

こうした前向きに、ひたむきに取り組む選手たちに
いい思いをさせてあげたいなぁ・・・とつくづく思います(もはや親の心境)。


ここだけの話、実は遠い学校と近い学校、
初戦が同じ日になっちゃったんですよね(-_-;)

初戦は、遠い学校は勝ち上がることを信じ、
近い学校の応援&サポートにいこうと思っています
(西の方面に向けて、念力を送っておこう〜)。

いよいよ夏本番ですね〜。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【トレーニングプログラムの更新】

担当チームはちょうどトレーニングプログラムの更新時期になりました。

何がつらいってこの時期が一番つらい(^^;)

選手一人一人に個別のプログラムを組むので、
膨大な時間がかかってしまうんですよね・・・。

いつも「ここまでやらなくてもいいかな?」とも思うのですが、
やはり個別に作成されたものでは、
その後の取り組み方が変わってきます(理論的にも経験的にも)。

トレーニングの期分けによって
大まかな内容を決めるのですが、
その後は不安部位や強化したい部位など、
個人が抱える問題を改善すべく、エクササイズを選択し、
セット数などを決めていきます。

※期分けの概念についてはこちらに書きました↓

参考メルマガ)なるほど週刊トレーナーニュース228号(2010/6/28)
http://archive.mag2.com/0000184398/20100628233000000.html


一般的にいわれているトレーニングプログラムを決める要因というのは、
いろいろありますが、

●トレーニングの期分け(今、どの時期にあるのか)

●トレーニング経験の有無(上級生と新入生では差があって当たり前)

●競技特性、ポジション特性(当たり前すぎて忘れるところだった・・・)

●個人の抱える課題、問題点

●トレーニング環境のキャパシティ
(広さ、器具の数、マシンなどの設備の問題等)

●個人の性格(コツコツやれるか、刺激を入れながらおだててやるか?!等)

などが挙げられますが、
大人数でトレーニングを実施しようと思うと、
特に考えているのが、

●誰と一緒にやるか(いわゆるトレーニングパートナー)

が大きなウエイトを占めると思うのです、ワタシ個人的には。

過去には「しっかりトレーニングして体が出来ればなぁ」と思う選手に、
つきっきりで指導したことがありますが、
これは全体でトレーニングを行う際にはむずかしい。

そこでペアリングをして、
しっかりトレーニングを出来るように相方に頼んでおくわけです。

この「頼む、任せたよ!」という行為。

意外と役立ちます、というかすごくやる気にさせる(笑)。

頼まれた方は責任感が生まれるので、
自分のことはもちろんですが、パートナーのトレーニングも
しっかり追い込んでくれます。

そしてパートナーに追い込まれるので、
選手も手を抜けず?真面目に取り組むようになります。


このペアリングがうまくいって、
トレーニングの成果が3ヶ月後とか半年後とかに現れると、
本当に「やったね!」という気持ちになります。

だから誰と誰がトレーニングを一緒にやっているというのは、
常に把握しておきたいところです。

プログラム更新の内容からちょっとそれたような気もしますが(^^;)
少しでも参考になれば幸いです♪

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「期待値を超えよ。そうすれば次の舞台が用意される」

【私がくまモンの上司です】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4396614861/dosportstrain-22/ref=nosim

現在熊本県知事をされている蒲島(かばしま)郁夫さんの著書。
熊本県といえばすぐに思い浮かぶ「くまモン」ですが、
ただのゆるキャラではないことをご存じでしょうか。
実は「くまモン」はれっきとした公務員、しかも営業部長です。

一般の人が想像するような「お役所仕事」ではなく、
全国各地を飛び回って熊本県をPRする大事な仕事を任されています。

こうした取り組みは成功したからこそ賞賛を受けますが、
最初は周囲の反対や抵抗にあい、
それこそリスクを避けてやり過ごそうとする、
「事なかれ主義」など、さまざまな壁が立ちはだかります。

この本には「皿を割れ」という言葉がよく登場します。

たくさん皿洗いをするとお皿を割ることもあるでしょう。
でも皿洗いをしなければお皿を割ることもありません。
自ら進んで取り組んで、その結果失敗することもあるけれど、
それを恐れずに皿を割りなさい、という蒲島知事の考えです。

40年以上結論が出せなかった事案に対して半年で回答する、
財政を立て直すために10億円もする機材を中古品105万円で購入する等、
ワタシたちが「それはいくら何でもムリじゃないか」と思うような常識を
一つ一つひっくり返していく。

これも「皿を割れ」精神から、行動を恐れないことが
こうした成果につながっているのだと思います。

冒頭の言葉は、東大時代の教え子でもあり、
現在熊本県副知事をつとめる小野泰輔氏が紹介した「蒲島語録」です。

目の前のことを「期待値を超える成果を示す」こと。
たとえそれがコピーを取るという単純な仕事でも構わない。
誰に何部印刷して、予備はどのくらい準備するのか、
読みやすいようにまとめるにはどのようにしたらいいのか、
といった「期待値を超えた」仕事は、さらなる次の舞台につながるのです。

読んでいて感銘を受けた言葉がたくさんあります。

ワタシも一つ一つの仕事が、期待値を超えるものでありたい。
そういう意識を忘れずにがんばっていこうと思います(^^)

【私がくまモンの上司です】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4396614861/dosportstrain-22/ref=nosim

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◆編集後記
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今日で一年の半分が終わるなんてシンジラレナーイ(マートン風)。

「もっと出来たかも」という思いはありますが、
目の前の選手であったり、目の前にいないけれども
必要としてくれる人にトレーナーとしての教育啓蒙活動は
出来たのかなぁなんて思います。

さらに「期待値を上回る」ことが出来るよう、
これからも精進していきたいと思います(^^)

(7/2追記:6/30に配信手続きをしていたのですが、なぜか今日まで
配信されていませんでした。今週は遅くなってしまい申し訳ありません)


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