なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第438号)

平成26年 7月 7日

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こんにちは、ニャロメです。

今日は七夕ですね!
といいつつお天気が良くなくてちょっぴり残念。
短冊に願いを・・・と言いたいところですが、
願い事が多すぎるので全部ツイートにしようかしら(笑)。

では438号のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「趣味が大いに活きる?取材を受けました」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「四人の立場でケガを考える」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「天才とは階段を隠す人」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【趣味が大いに活きる?取材を受けました】

今週はとある雑誌の取材を受けました。
それも

「くびれを作る腰ひねり運動(勝手にタイトル)」

について詳しく教えてほしいとのこと。

ロングブレスダイエットを2年以上やっているワタシとしては、

「ひねり運動を続けていると、それなりにくびれは出来た!」

というごく簡単な話なのですが、
理論的にキチンと説明しなければならず(^^;)

「どこの筋肉を使って、どのようにやって、回数はどのくらいで」

ということをお話させていただきましたよ〜。

運動を行うにあたっての注意点とか、意識したいこととか、
普段の運動指導の中でアドバイスしているようなことも、

「へぇ!」とか「ほぉ!」とか言っていただけるので(笑)、

調子に乗ってダイエット談義に花が咲きました。


そもそも体重を減らすことは
これを一つだけやればいい、というものではなく、
生活習慣を見直しながら、
自分のできることにチャレンジしていくことが大切。

腰をひねる、いわゆるツイスト運動だけではなく、
食事であったり、他の運動であったり、
さまざまな要因が関わって結果的に

「くびれが出来た!」「体重が減った!」

となるわけです。

ワタシの話も個人的な体験談として載るようで、
写真が出たり、サイズが出たりと、
大いに恥をさらすことになりそうで(^^ゞ

完成したら紹介するかどうかは・・・。

ページを見てから決めます(笑)。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【四人の立場でケガを考える】

選手がどこかに痛みを訴えると、
思うようにプレー出来なくなって練習を休まざるを得ず、
練習復帰するために医療機関を受診して、
適切な処置を受けて、競技復帰する。

というのが一連の流れだと思います。

これにかかる時間というのは
ケガの状態や部位などさまざまな要因がからんでくるのですが。

ちょっと厄介だなぁと思うのは、
「プレーできるんだけど痛い」という程度のケガ。

●このままプレーしていても問題ないのか

●プレー出来るけど治療を優先させたほうがいいのか

という判断は本当にむずかしい。
正解がわからない、というか出ない場合も多く、
トレーナー的立場ではどうしたものかと判断つかないこともしばしば。

こうしたケースは四者間の意見交換が必要になってきます。

《選手の場合》

選手はもちろんプレーしたいのですが、
今後の競技人生を考えて、残りがわずかであれば(卒業したら現役引退とか)、
痛みのマネジメントをしつつ、コンディショニングレベルを上げることで、
それなりにプレーは続けられると思います。

ただ「それなり」というところがポイント。

《ドクターの場合》

精密検査の結果、明らかな異変があった場合、
それを放置しておくことで今後どのようなことが考えられるか、
短いスパン、長いスパンとそれぞれについて、
説明をしてくれるでしょう。

手術をするかどうかは選手の選択になりますが、
手術をした後の過程について、
どのくらい時間がかかって、どのように競技復帰できるのか
「未来図を提示してくれる」でしょう。
ただし保証は出来ず。

《監督・コーチの場合》

痛みがさほどではなく、今後どのような影響があるのかを聞いた上で、
チーム事情、選手の意向、トレーナーの意見などを踏まえて
最終判断することになるでしょう。

ただし医学的な知識は専門家に比べると持ち合わせてないので、
「医者が絶対ダメ」と言えば、プレーをさせないという決断に至るでは
(こればっかりは指導者によりますが)。

《トレーナーの場合》

やらせてあげたい気持ちもあるし、
続けているとより深刻な事態に陥るリスクも高まる。
こうしたことをわかりやすく監督・コーチ、選手に伝えるのが仕事。

選手のキャリアも考慮し、
どのタイミングで練習を休むようにするか(たとえばオフシーズンとか)とか、
実際のリハビリテーションの過程、かかる日数なども
大まかにではあるが示すことが出来る。

しかしドクターと同じで保証は出来ない。

***

ということで、
こうしたケースは正解が「わからない」ということが
正解なんだと思いますが(^^;)
自分の立場だけではなく、様々な人の立場で物事を考えるということが、
判断するにあたってのヒントにはなると思います。

こうしたことにしょっちゅう頭を悩ませているので、
トレーナー活動をされている皆さんの、
一つの参考となれば幸いです。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「天才とは階段を隠す人」

【世界初をつくり続ける東大教授の「自分の壁」を越える授業】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4478024480/dosportstrain-22/ref=nosim

久しぶりに「うわー面白い!!!」と一日で読み終えた書籍。
著者の生田幸士先生は、今でこそ東大の名物教授として著名ですが、
自分がエリート街道をつっぱしてきたわけではない、
と自認されています。

華やかなキャリアも、実は偶然のたまもの。

アメリカに留学することになったときには、
「誰も研究していないこと」を研究していたから、
という理由で採用されたそう。

「みんな同じが一番安心」

という日本独特の?コモディティを
ドカンと打ち破るその「へそ曲がり」精神が実に痛快です。

この本を読んだ後に、
卵落としコンテストの記事も出ていました〜。

参考ページ)卵落として、創造性の殻破れ(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASG6L5S2WG6LUTIL02N.html

ボール紙と接着剤だけで、
地上20mの高さから生卵が割れないように工夫するというコンテスト。
この成功率は、

高校生 > 小学生 > 東大生

なんだそうです。
頭がいいというのはどういうことか、
考えてしまいますよね。

で、冒頭の天才とは、という話。
詳細のエピソードは割愛しますが、
「はやぶさ」でおなじみの糸川秀夫先生の著書に
書かれていたという言葉。

「天才たちを「天才」のひと言で片づけてしまうと、
 何も学ぶことができません(中略)

 天才とは特別な才能を持った人というより、
 純粋に人一倍の努力ができる人であり、
 その努力を他人に見せない人なのです。」(P118より引用)

「天才は階段を隠す人」という言葉に大いに納得しました。
その階段の長さ、道のりに思いをはせることで、
「天才」と呼ばれる人の、不断の努力を垣間見ることが
出来るのかもしれませんね。

【世界初をつくり続ける東大教授の「自分の壁」を越える授業】
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◆編集後記
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生田先生の本は本当に面白かったです。
住吉高校出身っていうのも同じ大阪出身としては、
かなり親近感がわくところ(笑)。

ワタシも天才にはほど遠いですが、
階段を隠せるくらい?の努力はし続けたいと思います(^^;)


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