なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第441号)

平成26年 7月 28日

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こんにちは、ニャロメです。

今月末までほんの少しだけ夏休み・・・。
ってもう月末じゃないですか(笑)。
いろいろと詰め込みつつ、
自分で立てた過密スケジュールにヘロヘロになりそうな今週です。

では441号のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「短期決戦は準備と勢い」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「選手と向き合う心構えなど」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「楽観力は幸せになるためのジョーカー」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【短期決戦は準備と勢い】

今週も公式戦が行われている遠い学校の
遠い試合会場まで足を運んできました。

勝ち上がる前提で、
宿泊準備(というか夏休み帰省もかねて)も万端で、
出来ることは何でもやりますよーってな感じで、
気合い入れて行ってきたのですが・・・。

勝負の世界は非情です。

最後の最後に大どんでん返しのストーリー。
全国の舞台にはあと一歩、二歩?届きませんでした(T_T)

ウチの監督がつねづね、

「短期決戦は、準備と勢いだよ」

って選手に伝えていたことを思い出しました。

準備はしてきたと思います。
前回の試合で勢いもつけていたと思う。
でもそれを上回る相手の勢いに圧された感は否めません。

ということで思いがけず終わってしまったワタシの夏です。


試合後は引退する選手たちと握手をしたり、話をしたり。

暑い中、連戦で心身共にキツかったと思います。
それでも笑顔でお礼を言われたりすると、
いやいや、こっちこそありがとう、
いえいえ、お世話になりました、
みたいな譲り合い?で笑ったりしていました。

最後は笑顔が戻ってよかった。

選手の皆さん、本当にお疲れさまでした〜。
これからも競技を続ける選手がいるので、
そこらへんは引き続きビシビシ鍛えたいと思います(笑)。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【選手と向き合う心構えなど】

今月、職場の研修会に参加したのですがテーマが
「選手とのつきあい方」に関するものでした。

話の中では実際に起こったさまざまなケースが紹介され、
コーチって本当に大変だなぁ・・・と思って聞いていたのですが、
ワタシにとっても大いに参考になりました。

そういえば、ワタシもチームスタッフ、
アスレティックトレーナーとしての立場で活動しているのですが、
よくコーチと言われたり、紹介されたりします。
大きなくくりで言えばコーチなのかな?(一人疑問)

「指導者である前に一教育者として」

という信念をもって活動しています
(ええ、もちろん、まだまだ青二才です)。

今回は(今回も)備忘録的にいろいろと書き残しておきます。

***

●相手に興味を持つということ

これは当たり前のことなんですが、
人数が多いチームトレーナーは選手との会話を
より意識する必要があるのかなと思います。

100人いて、1日の練習で全員に1分間話をするだけでも100分かかります。

相談を受けたり、状況を確認したり、
といったことで話の内容が多くなってくると、
全員と話をするということすらむずかしくなってきます。

ワタシの中では必ずチェックし声をかける選手は
あらかじめメモに名前を書いておき、練習中に必ず声をかけるようにしています。
またあまり話のできていない選手についてもリストアップし、
意識的に話をするようにしています。

「好き」の反対語って「嫌い」じゃないんですよね。

「無関心」なんです。

いてもいなくても興味がない「無関心」状態は、
言葉にしなくても伝わってしまうもの。気をつけなければなりません。


●興味をもってもらわないと「すねる」傾向にある

これは全員が当てはまるわけではありませんが、
「最近の選手たちは・・・」で始まるフレーズの中で、

「ああ、そういうのあるある」

とワタシ自身も納得した話です。

本当はもっと話したい(選手)のに、
通り一遍の対応(コーチ)で話が終わってしまうと、

「どうせ言ったって、まともに話を聞かないじゃないか!?」

とすねる傾向にあるとのこと。
関心を持ってもらえないと、あさっての方向に向いちゃうんですね。
このようなことにならないためには、
話をしやすい環境を作り、聞いてもらいたいと思う話を
トコトンつきあって聞くことも大切かなと。

「口は一つ、耳は二つ」

の言葉にもあるように、
話すよりも聞くことを重要視することも大切です。

NHKの番組「総合診療医ドクターG」でも、
診察する医師は「患者の声に真摯に耳を傾ける」と言ってました。

参考ページ)総合診療医ドクターG
http://www4.nhk.or.jp/doctorg/

「聞く」よりも一段レベルの高そうな「耳を傾ける」。

このことを忘れないようにしたいですね。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「楽観力は幸せになるためのジョーカー」

【下りのなかで上りを生きる】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4591139689/dosportstrain-22/ref=nosim

「がんばらない」等の著書で有名な鎌田實先生の新書。

先日BS日テレ「久米書店」で取り上げられており、
面白そうだなぁ!と購入しました(影響されやすい)。

参考ページ)久米書店
http://www.bs4.jp/kumebook/onair/14.html

人間は生まれたときから緩やかな下り坂を歩んでいくが、
その中で絶望することなく、
下りながらも上るコツを学ぶことが大切という鎌田先生。

そのコツとして挙げられているのが、
「楽観力」「回転力」「潜在力」「見透す力」「悲しむ力」「突破する力」。

どの話もなるほどなぁと感心させられることばかりだったのですが、
「楽観力」については、

自分の現実の中で幸せになる要素が一つもなくても、
「俺は幸せだ」といえることが、
すべてをひっくり返す「ジョーカー」のような役割を果たすだろう
という話があり、悲観的になってしまいがちな心を、
いかに楽観的な思考にするかを改めて考えさせられました。

幸せは「なる」ものではなく、そこに「ある」もの

という言葉をどこかで読んだことがあります(どの本か忘れましたが)。

いいときもあれば、悪いときもあるでしょう。
スポーツの現場で活動をしていると、
いいときなんて一瞬のような気がします。

それでもその中で楽観的に考えること。
ただ単に明るいというだけじゃなく、先の見通しを正しく見極めつつ、
この状況から「希望」を見つけることが大切なのかなと。

いつでも切り札がある!と思って明るくがんばりたいものですね(^^)

【下りのなかで上りを生きる】
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◆編集後記
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遠い学校の敗戦にまだ若干凹み中なのですが、
これも切り替えてまた前を向いてがんばらねば!ですね。
選手たちはきっと切り替えてやってることでしょう。

さ、ワタシも短い夏休みを楽しみたいと思います☆

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