なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆

【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

(第449号)

平成26年 9月 22日

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆

こんにちは、ニャロメです。

ようやく長い長い夏休みが終わりまして、
普通に働く生活が戻ってきそうです(笑)。
休みの日に試合があるのは変わらず、ですが
曜日感覚は戻ってきそうです(^^;)

では449号のご案内です。

【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「ネットリテラシーを真剣に考える時代」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「チームトレーナーとしてたくさんの選手と接する」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「他人への指摘は「人」ではなく「意見」に対して」

 ◆編集後記

……………………………………………………………………………………………
◆今週の活動ダイジェスト
……………………………………………………………………………………………
【ネットリテラシーを真剣に考える時代】

今週も秋のシーズンまっただ中ということで、
チームのトレーナー活動に明け暮れる毎日でした。

いや、他にもやることいっぱいあるだろうっていう感じなんですけど、
優先順位をつけながらコツコツと。

それはそうと、
以前からFacebookやTwitter、LINEといった
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に関する
ネットリテラシーの欠如が世間を騒がせていますが、
まさかこうしたことが自分の身にも降りかかるとは・・・。

ちなみにネットリテラシーとは
「情報ネットワークを正しく利用することができる能力」のことをさします。

参考ページ)ネットリテラシー
http://ow.ly/BKTq4 


学生がTwitterに「軽い気持ち」で書き込んだひと言が大問題となり、
警察を呼ぶ事態になり、授業は休講になり、
爆発に備えてガス会社が待機する騒ぎになっていました(*_*)

「こんな大事になるとは思わなかった」

では済まされないんですよ。本当に何やってんだか!

ということでチームの練習時間も変更になり、
家でお菓子食べてゴロゴロしていたワタシは、
突然の出来事にあたふたしながら、
練習参加することになりました(^^;)


ちなみに時間変更の連絡は
選手たちにはLINEでまわってきたそうで、
突然のことにグループLINEは軽く炎上していたそうです(笑)。

他の人は見ていないからといって内輪ネタを書くのもいいんでしょうが、
たまたまそのLINEのやりとりをコーチが見てしまい、
ふざけた書き込みに軽く指導が入ってました。

節度ある使い方をしないと、
本当に大変なことになりますよね。
ネットリテラシーを検索するとこんなページにもヒットしました。

参考ページ)ネットリテラシー診断テスト
http://smartphone.r25.jp/news/106550

学生への指導だけではなく、
ワタシ自身もいろいろ気をつけないといけないなぁと
反省させられる一件でした。

……………………………………………………………………………………………
◆今日のネタ帳・ピックアップ
……………………………………………………………………………………………
【チームトレーナーとしてたくさんの選手と接する】

先週の続きを。

人数の少ない(20〜30人程度)チームで対応するトレーナー活動が、
ワタシにとってはかなりやりやすかったこともあり、
それと同時に人数の多い(30人以上)時はどのようにすればいいか
ということについて、ワタシなりの工夫をご紹介したいと思います。

まず一番わかりやすいのはグループ別指導ですね。
100人いれば20人ずつ5グループにしてしまえば、
より目が行き届きやすいのは確かです。

ただし単純計算としてトレーナーの労力としては5倍かかるということ。

時間は有限だということを考えると、
効率としてはあまりよくないかもしれません(^^;)

そこでワタシが一番多用しているのが「ペアリング」です。

トレーニングの時などには
選手を2人1組、もしくは3人1組にして、
そのグループ内でお互いにチェックしながら進めていくというもの。

ここで

●「黙っててもしっかりやる選手」
 「他人にトレーニングのアドバイスが出来るレベルの選手」と

●「誰かに対する依存度が高い選手」もしくは、
 「新入生などの初心者レベルの選手」
 「見ていないと手を抜こうとする選手」

といった選手同士をペアリングします。
普段から一緒に行動している選手同士の場合もありますし、
体格的なものを考慮することもあります。

そして選手にも意図を伝えますよ(笑)。

「しっかり面倒みてやって〜」というと、
頼まれた方は「しっかりやらなきゃ」と自立しますし、

面倒みてもらう側の選手は、
「面倒かけないようにがんばらなければ」と思ってくれます。

その中でワタシもしっかりと選手の動きをチェックするようにします。


あとは基本的なことですが、
常にメモ帳を持っていろいろと書き留めておくことも大切です。

毎日トレーナー活動の日誌をつけているのですが、
持ち歩きに大きなノートは不便ですので、
普段はメモ帳を持って活動しています。

メモ帳に書く内容は、
選手への対応メモや気になることなどはもちろんですが、
最近様子を聞いていないなと思う選手をリストアップし、
必ず声をかけてチェックすることも行っています。

特にシーズン中だとどうしてもメンバーの選手への対応が
中心になりがちです。

練習がそもそもメンバー中心になっているので、
こういうときこそ、メンバーを目指して練習している選手たちや
ケガから復帰するためにリハビリをしている選手たちの
努力を見逃してはいけないと思うんですよね・・・。

***

ここからは余談ですが。

昨日の「情熱大陸」では学習塾を経営する
坪田信貴さんが特集されていました。

参考ページ)MBS「情熱大陸」
http://www.mbs.jp/jounetsu/2014/09_21.shtml

坪田さんといえば「ビリギャル」本で一躍有名に。

参考書籍)
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 」
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4048919830/dosportstrain-22/ref=nosim

番組内ではビリギャルのモデルとなったご本人も
冒頭に登場されていてビックリしましたね〜。

その中で坪田先生がおっしゃっていた「ピグマリオン効果」。

実はワタシもこれを意識して声をかけています。

すごく簡単に言うと、
「きっとあなたは出来る、やれる」と先生(指導者)が信じることで、
生徒(選手)は本当に出来るようになる、というやつです。

参考ページ)ピグマリオン効果(Wikipedia)
http://ow.ly/BKQM5 

その他にも「会話中、どのくらいの割合で相手の目を見ているか」とか
「相手のいいところをほめる」とか、
「相手が親しみやすい話題を提供する」とか、
コーチングとして非常に参考になりました。

ワタシもまだまだだなぁと思いつつ、
これからも努力を惜しまず、選手たちと接していこうと思います。

あ、最後はまとまりなくなってしまいました、スミマセン!

……………………………………………………………………………………………
◆トレーナーを支える元気の出る言葉
……………………………………………………………………………………………
「他人への指摘は「人」ではなく「意見」に対して」

【宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4839949751/dosportstrain-22/ref=nosim

医師から宇宙飛行士へと転身され、
2011年6月ロシアのソユーズ宇宙船に搭乗、
約5カ月半(167日)にわたって国際宇宙ステーション(ISS)に滞在し、
日本人最長の宇宙滞在時間を持つ古川聡さんの著書です。

こう見えてもワタシは昔、祖母に天体望遠鏡を購入してもらうほど
「宇宙好き」なんです(^^)/
生きている間に宇宙に行ってみたいと真剣に思っています
(行けるかどうかは別としてw)。


宇宙空間というと重力のない状態であり、
生物が生きていくのに不可欠な空気のない状態。
そんな中で5ヶ月間を過ごすことのストレスとはどんなものなのでしょう。
死を身近に感じつつ、小さな狭いスペース内に閉じ込められ、
来る日も来る日も同じ人と顔を合わせて生活する・・・。

地球上ではなかなか体験できないレベルのものですね。

そんな古川さんが人間関係のストレスを抱え込まないために
意識していたことが他人への指摘の仕方。

毎日顔を合わせる相手ですから、
わだかまりが残らないように、でも言うべきことはキチンと
伝えなければなりません。

「人格を否定するのではなく、意見を指摘する」ことは、
言い争いを避けるだけではなく、
より建設的な意見を引き出すことにも役立つと思います。

また逆の立場に立ってみると、

「他人の指摘は素直に受け入れた方がよいということは、
 おそらく皆知ってることだと思います。でも、実際には
 難しいと感じることも多いのではないでしょうか。

(中略)

 大事なことは「指摘に対して感謝の言葉を伝える」こと
 ではないでしょうか」(P48〜49より引用)

指摘が出来ない雰囲気を作ってしまっては、
いざというときに重大なミスを引き起こす可能性がある。
こうしたことを避けるためにも、お互いに指摘し合える雰囲気が大切ですし、
指摘する方も、される方も、わだかまりなく話し合えるように
配慮していくようにしたいものですね。

【宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4839949751/dosportstrain-22/ref=nosim

……………………………………………………………………………………………
◆編集後記
……………………………………………………………………………………………
トレーナーってもちろんフィジカル面での専門家ではあるのですが、
選手のやる気を引き出したり、いいところを伸ばしたりする、
コーチとしての側面も持っていると思うんですよね。

そういった意味で「ピグマリオン効果」は、
相手を信頼し、成長を心から喜ぶ先生(指導者)として、
忘れてはならないものではないかなと思います。

今回のメルマガはいかがでしたか?
「役に立った」「面白い」「よかった」と思われた方は
ぜひクリック&ご意見をお待ちしています(*^_^*)
http://clap.mag2.com/bajaecufre?449

(いただいたご意見はメルマガ上でご紹介させていただく場合があります。
 掲載不可の場合は、その旨一言お書き添えいただければ幸いです)


では次回450号でお会いしましょう☆


【出張講習会、執筆依頼などのお問い合わせはコチラから】
http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/work.htm


【ツイッターアカウントです。よろしければフォローを】
http://twitter.com/nyaro_2000


◆◇…………………………………………………………………………………◇◆

「なるほど週刊トレーナーニュース」とは?

スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から
スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を
提供する無料のメールマガジンです。

スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。
トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、
トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に
少しでもお役に立てたら幸いです。

※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は
 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。
 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。


【なるほど週刊トレーナーニュース】

 発行者    :アスレティックトレーナー ニャロメ
 サイト情報  :真面目にスポーツトレーニング!
         http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/

 メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp(@←小文字に)

 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html
 Copyright(C)2006-2014 Nyarome All rights reserved

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆