なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第57号)

                                                      平成19年 3月19日

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こんにちは、ニャロメです。

3月に入ってから寒い日が続いていますがいかがお過ごしですか?
ワタシはすでにコタツもホットカーペットも
片付けてしまい、部屋の中で着ぐるみ状態です(^_^;)

それでも今週からは暖かくなるそうで、
桜が咲く季節が今から待ち遠しいです〜。

では57号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「遠征に行ってきました」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「リハビリの最終目標」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「時間は伸び縮みする」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【遠征に行ってきました】

今週は3泊4日で関西方面に遠征に出かけました。
大阪出身のワタシにとっては「里帰り」気分ですが、
みんなに「遠足と違いますよ」と念を押される始末。

わかってますって〜。

遠征ではいつもの環境と違い、いろいろと注意することがあります。

●氷の確保

アイシングに欠かせない氷ですが、
これは宿泊先と交渉し、毎朝用意してもらうことでOK。

●バス移動

長時間バスに乗りますので、
休憩のときはなるべく外に出て歩くようにアナウンスをします。

「エコノミー症候群」の予防もかねて、ですが
長時間同じ姿勢でいると特に腰痛持ちの選手にはキツイようです。

●部屋の湿度

ホテルなどの部屋では快適な温度に設定されていますが、
エアコンをつけたままで寝てしまうと、翌朝、ノドがカラカラ〜。
そこから風邪の症状を引き起こしかねません。

洗濯物を干す、湿らせたタオルを干すなど、
湿度を保って過ごすように指導します。

●食事について

国内遠征ですので特に問題なし。
バイキングでは好きなものへの偏りなどに注意が必要ですが、
今回はちゃんと用意されたものでしたのでしっかり食べること。

食事量が極端に少ない選手は要注意です。

ワタシは今回、この食事量に苦しめられました(苦笑)。

●ケガをしたときの対応

宿泊地から近い病院を事前に調べておく。
スポーツ専門医がいるところが望ましいのですが、
何件かリストアップしておくと安心できます。

選手に保険証を持参するよう指示しておくことも必要です。

●ロケーション

宿泊地の近くにコンビニや薬局など、
ちょっとした買い物が出来るところを探しておく。
探そうかな?と思ったら目の前にコンビニがありました〜。


とこのようなさまざまなことに気を配りつつ?
ケガの予防を踏まえて、トレーナー活動を行っています。

結局ジャージしか持ってきていなかったので、
最寄り駅の本屋で本を買いだめするのが精一杯、でした。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【リハビリの最終目標】

ケガをして、しばらく競技が出来ない状態のとき
出来ることからトレーニングをはじめ、
患部の痛みが軽減してから動かすことをはじめ、
最終的に競技復帰にむけてトレーニングを行うのですが。

リハビリテーションの最終目標としては、

「受傷時と同じシチュエーションに不安を感じないでプレーできること」

が考えられます。

肩関節にとても不安のある選手がいました。
話してみるといろんなプレーにおいて

「肩がガクっと外れる感じがする」

とのこと。

「しばらくするとプレーできますよ」

とはいうものの、また同じシチュエーションでケガをする可能性が高い。

ケガの再発を予防するには

●トレーニングによって筋力をつける

●柔軟性を獲得する

●機能的な改善を行う

などが考えられるのですが、
その選手と話をしている限りではトレーニングにも限界があり、
柔軟性の獲得でも改善する見込みがあまりない。

ということは痛んだ組織の機能的な改善(この場合は手術の適応)
が一番適切ではないか、ということを
チームトレーナーの意見として話しました。

もちろん、ワタシ一人の意見で判断されては不安なので、
その選手が信頼している人(たとえば監督や、かかりつけの医師など)に
話をしてみるように促しました。

結果的には手術をして、無事競技復帰しています。

「思い切ったプレーが出来ない」

「不安(いわゆる爆弾)を抱えたままプレーしている」

といった状態ではパフォーマンスも100%とはいかないですし、
何より選手本人が自分のプレーに対して満足できる状態ではないと思います。

一つの目安としてワタシは、

●自分の持っているパフォーマンスの50%以下

だと感じるようであれば、
しばらく休んでケガに対するコンディショニングや医学的な対応を
考慮していくことをアドバイスするようにしています。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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●時間は伸び縮みする

【風の谷のあの人と結婚する方法】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4583038992/dosportstrain-22/ref=nosim

すっかり読書ペースが落ちてしまいましたが、
これから気を取り直してボチボチ読んでいきたいと思います。

で、こちらの本。
タイトルにどうもテレがあってどうしても買えなかったのですが(笑)、
やっぱり惹かれるので購入。たくさん付箋をつけた面白い一冊でした。

「楽しいことをやっていれば1時間がわずか10分のように感じられ、
 つらいことをやっていると1時間が2時間、3時間にも感じられる」

身をもって体験しています(^^ゞ

好きなことをして過ごす人は「あっという間の時間」を過ごし、
「あっという間の時間」は「あっという間しか年をとらない」
だから、「好きなことをして過ごしている人はいつまでたっても若々しい」

なるほど!!!ワタシの若さの秘訣はココに??

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◆編集後記
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今週はようやく今までどおりの生活に戻りそう。
でも考えてみると「今までどおり」であっても、
それが日常であり続けるわけではないのです。
いつかは「こんな生活もあったな〜」と振り返るんだろうな。

代わりのない一日一日を大切にがんばります!!


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今週は遠征中なのでお返事遅くなるかもしれませんが、
お手紙お待ちしています〜。

では、来週もよろしくお願いいたします!

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