なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第69号)

                                                      平成19年 6月11日

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こんにちは、ニャロメです。

いよいよ暑くなってきて「日焼け止め」が欠かせない季節となりました。
毎年、選手に「ムダ、ムダ」といわれつつ
「美白」をウリにしたトレーナーとしてがんばってます(笑)。

全国大会のパンフレットに年齢が載らないことを祈るのみです(^_^;)


では69号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「縁の下の力持ち」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「CPR〜失敗を隠し続けたある医師の話」

 ◆週刊トレーナーニュースよりプレゼントのお知らせ

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【縁の下の力持ち】

今月は大会があるため、チームの練習は短めです。

全員が同じように練習できればいいのですが、
効率よく練習するためにはある程度人数を絞る必要があり、
メンバーに入れない選手は、おもに練習のサポートをします。

自分たちの練習は、自主練習時間にすることになります。

メンバーを絞るまでにはいろいろなチャンスがあるわけですが、
やっぱりどこかで線引きをしなければいけないのも事実。


メンバーに入れなかった選手は、

●この大会でチームが勝てるように、出来る限りサポートすること

●次回のシーズンを目指して自分の技術向上

を二つ同時に行うわけです。


本当に頭が下がる思いです。

トレーナーもどちらかといえば
「縁の下の力持ち」的な言われ方をしますが、
彼らに比べたら、まだまだ目立つ存在のような気もします。

彼らは自分のケガの状態をあえて報告しなかったり、
心理的に落ち込んでいるところを見せないようにしたり、
とトレーナー的な視点から見ると

「より気にかけるべき存在」です。

話しかけてくる選手はまだ状況把握がしやすいのですが、
こちらからアクションをかけないと話す機会のない選手は、
競技のことだけでなく、学校生活のことや寮生活のこと、
いろんな話題を投げかけるようにしています。

「今度こそはメンバーとしてチームに貢献するぞ!」

と前向きにとらえてくれるといいのですが、

「どうせメンバーに入れない」

という選手はかなりマイナス思考に傾きがち。

このチームで選手として活動できることの喜びや
今後の目標を明確にすることで、

「チームのかけがえのない存在」

であることをわかってもらえたらなぁ〜と思います。

ユニフォームを着てライトアップされる選手のかげには
一緒に練習を続けてきた多くの選手がいます。
みんなのためにも勝ってみんなで喜びをわかちあいたいです。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【CPR〜失敗を隠し続けたある医師の話】

最近とても面白い本を読みました。

その中では「偶然」が起こしたものの中に
素晴らしいアイデアがあることを話しているのですが、
その中にCPR(心肺蘇生法)についての記述がありました。

簡単にまとめながらご紹介します。


1950年代始め、インターンとして病院勤務していた
Dr.ドン・クーパーは一人の男と出会う。
あちこちに痛みを訴えるため、クーパーが検査しようとするのだが、
男は怒って少しも検査に協力しようとしない。

「この患者に必要なのは精神科医だ」

と思ったクーパーは男を精神科病棟に移し、点滴を始めようとするのだが、
男はますます疑い深くなり、点滴にまったく協力しない。

精神安定剤は徐々に注入しないと患者を死亡させる危険性があるため、
細心の注意を払わなければならないのだが、
男が点滴を振り払って起き上がろうとし、
クーパーともみ合いになったところで投与する精神安定剤が
一気に注入されてしまった。

患者はベッドに倒れ、事切れた。

クーパーは患者の胸に耳を当てた。何も聞こえない。心臓が動いていない。
当時は止まった心臓を再び動き出させる方法などない時代だった。

「患者を死なせてしまった」

医師としての自分の将来はおそらく滅茶苦茶だ。
絶望と怒りで、クーパーは男を殴った。胸の、心臓のあたりだ。

そのとたん、死んだはずの男が咳をした。
驚いたクーパーが胸に耳を当てると鼓動が不規則ながらも聞こえる。
もう一度男の胸を殴った。
すると心臓は規則正しいリズムを刻み始めた。

しばらくして男は目を覚ますと訴えた。

「気分は前よりも良くなった。だけど先生、胸が痛むんだが」

クーパーは答えた。

「たぶん、胸膜炎になったんでしょう」


以上はこの本の120〜122ページを要約・加筆修正したものです。

【仕事は楽しいかね?】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4877710787/dosportstrain-22/ref=nosim


このことをクーパー博士は30年間隠し続けたという。

「人を死なせてしまったことを秘密にしなければと思った」

それから10年後、心肺蘇生法(CPR)は再び発見され、
標準的な蘇生方法として採用されるようになったとのこと。

こんなストーリーがあったとはビックリしました(^_^;)

たまたまCPRの話が出ていたのですが、
そのほかにも偶然から生まれたコカ・コーラやリーバイスの話などもあり、
非常に興味深く読みました。

「必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ。」


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◆週刊トレーナーニュースよりプレゼントのお知らせ
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いつもご愛読いただきありがとうございます。

トレーニングジャーナル7月号に取材記事が掲載されることになりました。
取材される側ではなくて、取材するほうです(笑)。
さすがに「文責:ニャロメ」とは書かれていません。

これを記念?してメルマガをご愛読の皆様に
トレーニングジャーナル7月号を先着10名様にプレゼントいたします。

応募条件を一つだけ。

雑誌が届いたら、読後感想をメールでお送りください。
記事の感想でもいいですし、ジャーナルそのものの感想でも結構です。
またこんな内容を取り扱ってほしいというのもあれば、ぜひ!
今後の参考とさせていただければと思います。


【プレゼントの応募】

お名前、送付先、ご職業、メルマガの感想等をお書き添えの上、

n_trainer5050@yahoo.co.jp(@を小文字変換してください)

↑こちらのメールアドレスまでお送りください。↑↑

当選者の発表は発送を持ってかえさせていただきます。

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◆編集後記
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毎日チーム練習に参加しているのですが、
試合が近いので練習時間も短く、夕ご飯を作れる時間に何とか帰宅。

でもみんなに同じように練習機会があるわけではなく、
だからこそ早く終わっているんですよね。

みんなのためにもトレーナーとして出来ることを全力で。
これしかないですね〜。


このメルマガでは取り上げてほしい話題や疑問・質問、
心に響く素敵な言葉など、ご意見ご感想をお待ちしています〜
(掲載不可の場合はその旨、一言書き添えていただくと助かります)。

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お手紙お待ちしています〜。

では、来週もよろしくお願いいたします!

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