なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆

【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第77号)

                                                      平成19年 8月 6日

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆

こんにちは、ニャロメです。

夏ってこんなに暑かったですか?
というくらい毎日ヘタれているのですが、
室内に戻ってあまりの涼しさに、

「ニャロメさん、寒いギャグ言ったでしょ?」

とツッコミが。
寒くてもいい、もう少し過ごしやすければと願うばかりです(^^ゞ


ということで?77号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「既存の思い込みを変える」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「朝食はエネルギーの源」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「好奇心と向上心があれば、仕事は楽しくなる」

 ◆編集後記

……………………………………………………………………………………………
◆今週の活動ダイジェスト
……………………………………………………………………………………………
【既存の思い込みを変える】

今週はほとんど夏休みだったのですが、
その中でも興味深い勉強会を開く、というので
あわてて戻ってきました。

「脊椎(せきつい)損傷リハビリのスペシャリストがくる」

とのメール。

スポーツ現場において、脊椎を損傷するといった大事故は
ほとんどないのですが、まったくないわけでない。

特にコンタクトスポーツなどにおいては、
そういった危険性はより高いと考えられます。


※脊椎損傷とは

 脊椎に過大な外力が加わることによって骨折や脱臼を生じる外傷です。
 脊柱管の中には神経の束である脊髄が通っているので、
 脊椎を損傷するとその中にある脊髄もダメージをうけることがあります。

 骨折や脱臼した部位によっては麻痺が残ることもあります。


(ここからはワタシもまだまだ勉強不足なので、指摘あれば連絡ください)


脊椎損傷し、神経にダメージを受けた患者さんは
その部位によって痙性(けいせい)という症状があらわれます。

具体的にはC2(第2頚椎)〜T6(第6胸椎)でみられるそうですが、
麻痺している部分が自分の意思に関係なく動いてしまう症状のことで、
現在のリハビリではこの痙性をいかにおさえるか、コントロールするか、
ということが行われているそうです。

講師をされた脊椎損傷リハビリの先生は、

「この痙性をいかに利用して動かせるようにするか」

ということでリハビリトレーニングを行い、
実際、病院では歩行不能であろうと診断された患者さんを
歩行可能な状態にまで回復することができたそうです。

「脊椎損傷の患者さんに車椅子生活ですよ、と決めてしまうこと、
 そして患者さんもそうなんだと受け入れること、
 車椅子生活にとっては不要な痙性を抑制すること、
 こうして脳は私は歩けないのだと認識する。

 前提に車椅子生活があるリハビリではなく、歩行を目指すリハビリを」


もう、話を聞いている間中、目がテンでした。本当に。

でも「既存の思い込み」
=この場合は、脊椎損傷で神経に重篤なダメージを受けた場合、
 四肢麻痺や歩行不能、車椅子での生活を余儀なくされる

といったものはひょっとしたら正しくないのかも?
と思わせられただけでも大収穫です。


実際、ある患者さんの回復具合を目の当たりにした病院の先生に、

「教科書を書き直さなければなりません」

と言わしめたそうです。


世の中には知らないことが多すぎます。
だからこそ面白いのだと思いますが。


ちなみに、身内での勉強会とのことでしたので、
10人くらいかな〜?と思って部屋に行ってみたら30人以上はいました。

どこから沸いてきたんだ、そんなに(笑)。

……………………………………………………………………………………………
◆今日のネタ帳・ピックアップ
……………………………………………………………………………………………
【朝食はエネルギーの源】

ここ数日で急に暑くなり、練習していると、

「気分が悪いです」

といってヘタる選手がちらほら。


熱中症の初期症状みたいな感じなのですが、
応急処置として、

●涼しいところに寝かせる

●ベルトやスパイクなど体を締め付けているものをはずす

●氷などで大動脈部(頸部やわきの下、腿の付け根など)を冷やす

●スポーツドリンクなどを飲ませる(少し薄めたほうがよい)

●うちわなどで扇いで風を送る


と、そうこうしているうちに元気になります。

もちろんこのような状態ですからその日の練習は休ませますが、
よくよく話を聞いてみると、そのほとんどが

「朝食を食べていない」

ことが判明!!

ついでにいうと睡眠不足も非常に多い。


朝食を食べないということは、エネルギー源を前日の夕食以降
とっていないことになります。
およそ12〜16時間程度でしょうか。

そして暑い中、ハードな練習を続ければ気分も悪くなります(-_-;)

体を作るといった点からも、一日三回の食事の機会が
一日二回になれば、おのずと栄養摂取量は減ってしまいます。

しっかり食べることであごを使い、脳を覚醒させる効果もあります。


ヘタれた選手は練習に参加できなくなったうえに、

「朝ごはんを食べないなんてアスリートじゃないぞ!」

とニャロメさんに懇々とお説教されてしまいました(笑)。

……………………………………………………………………………………………
◆トレーナーを支える元気の出る言葉
……………………………………………………………………………………………
●「好奇心と向上心があれば、仕事は楽しくなる」

【女性の品格】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569657052/dosportstrain-22/ref=nosim

ベストセラーとしてどこの書店にも横積みされている!
坂東眞理子さんの本です。

品格のいい人間になろう。

というワタシのつぶやきは置いといて(笑)、
仕事に対してワクワク、何だろう?という気持ちがあれば、
調べてみたくもなるだろうし、それを実践してみたくなる。

常にそういった気持ちを持ってトレーナー活動に取り組み続けたいです。

……………………………………………………………………………………………
◆編集後記
……………………………………………………………………………………………
今日のメルマガは大作になってしまいました。

というのもワタシ自身が勉強しなければならないことがたくさんあって、
わかりやすくどう説明しようとか、
頭の中に「!」マークがたくさん出没して、
その感動をどう伝えようと思って書いているうちに
いつも書いているメルマガの倍の時間かかってしまいました。

いやはや、まだまだ勉強することだらけで、
やっぱり楽しいですね〜。


このメルマガでは取り上げてほしい話題や疑問・質問、
心に響く素敵な言葉など、ご意見ご感想をお待ちしています〜
(掲載不可の場合はその旨、一言書き添えていただくと助かります)。

↓↓ メールフォームはこちらから ↓↓

http://www.enterprize-n.com/cgi2/smaildx/index.cgi

お手紙お待ちしています〜。

では、来週もよろしくお願いいたします!

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆

「なるほど週刊トレーナーニュース」とは?

スポーツ現場で活動するアスレティックトレーナーの視点から
スポーツ医学、コンディショニング、トレーナー情報などに関する話題を
提供する無料のメールマガジンです。

スポーツを楽しむ方からトップアスリートを目指す選手まで。
トレーナーやトレーナーを目指す方、トレーナーって何?という方、
トレーナーのいない現場で指導する指導者や保護者の方々に
少しでもお役に立てたら幸いです。

※このメルマガで紹介されているものに関しての情報等は
 各自のご判断の上、ご利用くださいますようお願い申し上げます。
 当方では責任を負いかねますのでご了承ください。


【なるほど週刊トレーナーニュース】

 発行者    :アスレティックトレーナー ニャロメ
 サイト情報  :真面目にスポーツトレーニング!
         http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/

 メールアドレス:n_trainer5050@yahoo.co.jp(@←小文字に)

 登録・解除は→ http://www.mag2.com/m/0000184398.html
 Copyright(C)2006-2007 Nyarome All rights reserved

◆◇…………………………………………………………………………………◇◆