なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第85号)

                                                      平成19年10月 1日

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こんにちは、ニャロメです。

残すところ今年も3ヶ月となりました。
今年元旦に立てた目標であったり、予定の3/4が
出来ているハズなのですが!そうでもないのはなぜ(^_^;)

ここからさらにパワーアップしていきたいと思います!

では85号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「夜の練習は寒いのです」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「糖尿病と運動療法」

 ◆今月の読書感想

 「手紙屋」ほか

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【夜の練習は寒いのです】

今までは比較的暖かい日中の練習が可能だったのですが、
今週からは授業の関係もあって夕方練習になりました。

今までが「暖かい・明るい・動きやすい」環境、
今週からは「寒い・暗い・見にくい」環境に。

気をつけなければいけないのは、

●気温の低下による温度差で体調をくずす

●見にくい環境に慣れず、感覚が変わる。特に視覚。

●寒いからといって急性外傷のときにアイシングをしない


これからはどんどん気温が下がっていくので、
ケガをして現在リハビリ中の選手たちなどは、
痛みが再発したり、悪化したりすることがあります。

天候が悪いとき、特に雨が降る前には痛みを感じやすいのですが、
環境の変化に伴う症状であることも多いので、
一概に「悪くなった」「良くならない」とあせらないこと、
それをサポートするのもトレーナーの役目かなと思います。

あとは応急処置としてのアイシングを「寒い」といって
しないままでいる選手への対応。

教育的立場からの指導が必要ですが、選手がよく話すのは、

「アイシングの代わりにシップをしておきました」

ということ。

悪い対応ではありませんが、

●腫れを最小限にする

●痛みの閾値を低下させる

といったことを考えると
アイシングをすることの意義は大きいのかな、と思います。


ただ最近の応急処置の考え方の中には、

「患部を冷やすことよりも温めたほうがいいのではないか?」

という話もあるそうで(聞いた話ですが)、
今は冷やすのがいいといわれていても、
一年後にはそうではないかもしれない!

常に新しい情報にアンテナを張りつつ、
今、出来るベストを尽くしていくべきかなと思います。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【糖尿病と運動療法】

たまたまいつも選手がお世話になっている病院の先生に
お会いする機会がありました。

毎回ワタシのことを学生と間違える素敵な先生です(^^ゞ

「スポーツは何をされているんですか?」

「選手じゃなくてトレーナーです」

「そうですか!トレーナーですか〜!」


とスポーツに詳しい先生なので話し出したら、止まらない。
そのうち話は運動療法のことになり、

「そうだ!これ参考になるかな?差し上げましょう」

と最近発表された論文をいただきました。

内容は糖尿病患者の高血糖対策ということで、
おもに運動療法の実施時間に着目したものなのですが

●食後しばらくしてから運動する場合
(今回の論文では食後2時間)

●食事をとるまえに運動する場合

この2つのケースにおいて
血糖値のコントロールに違いがあらわれるそうです。
さらにビックリしたのは、

「空腹時に運動を行うと血糖値が上昇する現象」

が起こることもあるとのこと。


いろんな変数(個人の糖尿病レベルや食事量、運動量などなど)
が考えられるので一概には決めつけられませんが、
そういった結果も起こりうるというのが、
今回の論文のお話でした。


糖尿病の方にはまず食事療法、運動療法を指導し、
それでも血糖値の改善がみられない場合は
薬物療法を併用する、という順序があるそうですが、

「運動療法のタイミングを考えること」

で血糖値のコントロールを期待できる
というのは非常に興味深い話だと思いました。

一般の方への運動指導というのは、
ワタシ自身は経験が多いほうではないのですが、
「タイミング」の着目ということは頭にインプットしておきます!

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◆今月(9月)の読書感想
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【手紙屋】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4887595700/dosportstrain-22/ref=nosim

「主人公と一緒に働くことの意味を見つめなおす本」

ということで就職、退職、転職、天職(多分)で現在に至るワタシにも
いろいろ考えさせられた一冊でした。

でも一番タイミングがいいのはこれから就職を考えていたり、
将来トレーナーになりたい!とか、
こんな仕事がしてみたい!と思う学生さんなのかな?
副題も「僕の就職活動を変えた十通の手紙」ですから。

「失敗した人は才能を理由に挙げる」

「成功した人は○○を理由に挙げる」

すごく納得しました。○○は皆さんの中にあります!


以下、9月の20冊の中からのオススメ本。

●米原万里の「愛の法則」
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4087204065/dosportstrain-22/ref=nosim

●本調子
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4893468278/dosportstrain-22/ref=nosim

●人を動かす
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4422100513/dosportstrain-22/ref=nosim

●脳が冴える15の習慣
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4140882026/dosportstrain-22/ref=nosim

●海を抱いたビー玉
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4381023161/dosportstrain-22/ref=nosim


なるほどトレーナー本にオススメ本を掲載しました。

●2007年9月オススメ本はコチラより↓
http://astore.amazon.co.jp/dosportstrain-22/


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◆編集後記
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ここ最近は現場でのトレーナー活動「のみ」だったのですが、
これからオフシーズンにかけては「たまに」講習会をする予定があります。
オープン参加可能な講習会に関しては、
こちらのメルマガでもご案内させていただきますね。

そろそろ講習会のテキストを作らねば(^_^;)


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心に響く素敵な言葉など、ご意見ご感想をお待ちしています〜
(掲載不可の場合はその旨、一言書き添えていただくと助かります)。

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お手紙お待ちしています〜。

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