なるほど週刊トレーナーニュース 

真面目にスポーツトレーニング!

 

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【なるほど週刊トレーナーニュース】
 http://www.mag2.com/m/0000184398.html

                                                            (第86号)

                                                      平成19年10月 8日

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こんにちは、ニャロメです。

「しっかり学ぶことで時間を効率的に使う」という目標のもと、
最近、毎日ショートカットキーを1、2個ずつ覚えて、
使うようにしています。

出来るだけマウスを使わない、ということで
今日のメルマガはマウスなし。
読んでいる皆さんにはその模様がまったく伝わらなくて残念です(笑)。


では86号のご案内です。


【本日のメニュー】

 ◆今週の活動ダイジェスト

 「勝敗や成績は関係ない」

 ◆今日のネタ帳・ピックアップ

 「カンタンに折れました」

 ◆トレーナーを支える元気の出る言葉

 「仕事の完成よりも仕事をする人の完成」

 ◆編集後記

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◆今週の活動ダイジェスト
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【勝敗や成績は関係ない】

まだまだ秋のシーズンが続いています。
試合のたびに「勝った」「負けた」だけではなく、

「次の試合につなげるために何をするか」

を考えなければいけません。


体のコンディションに関してもまったく同じ。
「今日は調子が悪かった」「違和感があった」「痛みがあった」
ということに対する原因をしっかりと把握し、

「次の試合にはよりよい状態で臨めるように」

トレーナーはもちろんですが、
選手自身もそういう意識を持ってもらう必要があると思います。

痛みがある場合などは、

●疲労に起因するものなのか?

●機能的に何か問題があるのか?

●病院へいって詳細をチェックしてもらう必要があるのか?

といったことに考慮しながら、対応していくことになります。


「これ以上、痛みをガマンしながら試合に出るのはマズイ」

とトレーナーが判断した場合は、選手や監督・コーチに説明し、
その後の対応を相談するようになります。

「これは、日々のコンディショニングで対応可能」

という場合は、
RICE処置やその後の物理療法、セルフコンディショニング等を
しっかり指導していきます。


で、冒頭の「勝敗や成績は関係ない」なんですが。

試合に勝ったときなどは選手はすすんで
試合後のコンディショニングに積極的かつ意欲的なんですが、
問題は負けたり、個人の成績がよくない場合。

機嫌が悪いのはモチロンのこと、
こちらからRICE処置を行うよう促したところで、

「これくらい大丈夫です」

と軽く流されてしまいます。

それでも強引に「行いなさい」と強硬手段に出るか、
「提案はしたので、それを行わないという選択は選手にある」と思うか。

機嫌が悪い、沈黙状態を破るのは勇気がいるのですが(^_^;)

やっぱり明日以降の試合のことを考えると、
必要である対応はやるべきかと。

及び腰になりがちなワタシの背中をコーチがどどーんと押して、

「トレーナーの仕事ですよ」と。

スミマセン、小心者で。

と改めて自分の未熟さを感じた次第です。

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◆今日のネタ帳・ピックアップ
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【カンタンに折れました】

一ヶ月に一度や二度は必ず突発的なケガに遭遇し、
たまに病院に一緒についていったりするのですが、
接触プレーで顔面(鼻)を強打した選手を病院に連れて行きました。

●思ったよりも腫れていない

●出血もまったくなし

●でもどうも鼻がズレているような気がする(見える)

ということでCTを撮って診察を受けたところ、

「あ、これは折れてますね」

とあっさり。

鼻骨は折れやすいとは聞いているけれど。
鼻骨骨折の選手を何人もみてきたけれど。

薄い小さな骨のため、いともカンタンに折れるそうです。

「かといって、だからどうしようということもないんですよね」

と聞いてさらにびっくり。

アイシングで腫れをおさえるのは基本ですが、
それ以外は安静にして鼻に衝撃がこないようにする程度。

見た目が悪くて手術したい、ということになれば
また相談に乗りますから外来を受診してくださいとのことでした。

当の選手本人が、

「鼻が折れていたら鼻の穴に棒を突っ込んで骨矯正するらしい」

と言っていたのですが、
それは手術のときに行う話でした。

「それって、局所麻酔でやってみてもいいんですが、
 患者さん、痛みで失神するんですよね〜」

ざっくばらんというか、天然というか(笑)、
はっきり話をされるドクターを前にワタシと選手は唖然。

「そうですか、失神するんですか。じゃ、やめときます」

とは選手の弁。当然といえば当然ですが(^^ゞ

勇敢な方が局所麻酔でチャレンジしたんでしょうか?
それを思うと鼻がむずがゆくなります。


鼻骨骨折はかならず出血するものと思っていたのですが、
そうではない場合もあるそうです。

見た目に支障がなければ安静にしていれば問題なく骨癒合できるそうで、
カンタンに折れるものは、カンタンにくっつく。

また一つ勉強になりました。

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◆トレーナーを支える元気の出る言葉
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「仕事の完成よりも仕事をする人の完成」

【生き方―人間として一番大切なこと 】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4763195433/dosportstrain-22/ref=nosim

前回、船井幸雄さんの著書をご紹介したのですが、
今回はまたまたビジネス界のカリスマ経営者、稲盛和夫さんの著書をご紹介。
京セラ、KDDIの創業者でとっても有名です。

ちなみに京セラって京都セラミック会社、のことだったんですね。
本を読んではじめて知った次第(汗)。

「人間として正しいと思うことを常に問い、行動する」

というシンプルでわかりやすい哲学のもとに書かれた「生き方」。

日々の仕事を精魂込めて行っていくことが魂を磨く。
人格の完成は仕事を通じてなされていくもの。

仕事があり、必要とされること感謝しながら、一生懸命働く。
毎日磨かれている自分(?)を想像しながらがんばりたいと思います〜。

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◆編集後記
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ということで今回はマウスを強制的に取り上げて?
ショートカットキー使いこなし、でがんばりました。
思ったより時間がかからなくてこれならいけそう?かも。

最近は読んだ本にすぐ影響されています(笑)。


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