学びと人生を考える

完全を目指し、コンプレックスにあえぎながら尖って生きていたあの頃。
気が付いたら大人たちの価値観に振り回され、自分の生き方を見失っていたあの頃。
虚飾に翻弄されず淡々と生きる方々と出会い、人生の実相を教えられたあの頃。

これまでの自らの歩みを回顧し、
残された時間の中でこの命を自分らしく完全燃焼したいと思うとき、
ふと、心の中に
「“学びと人生”とは煎じ詰めるところ、こうなのだ。」という言葉が舞い降りてきて、
「あぁ、そうであったか。」と感嘆することがあります。
そして、日々、世間の喧騒の中で思わず心が乱れそうになったときにそれを思い起こすと、
不思議にすっと心が落ち着くのを感じます。
自分だけでなく、
もしかすると悩める子供たちの心の支えになることもあるかも知れないと思い、
ここにそれを書き留めておくことにしました。

  学び・人生についての言葉 説 明
@ 学力指標としての偏差値には、
その差異が
実質的意味を持たなくなる飽和点が存在する。
飽和点以降での点数競争は知的エネルギーの浪費
人間の知的才能を一直線上に並べることなど、
本来誰にもできないのである。
A 一次元的・白黒的価値観は、
経済至上主義・科学至上主義による幻覚
すぎない。

個性の価値を見失うことなかれ。

経済至上主義・科学至上主義は全てのものを数値化し、
これを一直線上に並べ、
その結果、この世界を白黒化して
生命感のない死の世界に変えてしまう。
しかし、この世界の実相は間違いなく、
あらゆる生命が織り成す彩豊かな世界である。
B 人生は多面的
人生は見方を変えれば、景色も変わる。

人生はいつでも様々な価値を同時に内包しながら
移り変わっていく。
(何だか量子力学の話に似ているなぁ…。)
       ちょっぴり宗教的思索に耽ってみました。
C 人生の意味は結果にではなく、過程にある。


結果に対する評価は多面的。良いも悪いもない。
それに至るまでの過程こそがその人の人格を磨き
その人格が人生を充実したものにする。
D 自分の魂が共鳴し、躍動する道
それが自分の人生である。

人生とは自分の魂を核に展開していくもの。
自分と何の縁もない人生を自分に当てはめてみても
まったく意味がない。
E 人生のいかなる道もすべて尊い。
いずれもその先は真理に通じているのだから。








どの分野でも一流の域に達した人は同じ真理を語る。
道に貴賎があると思うのは、一心に生きていないから
である。
これと同じ意味の禅語、見つけました!
やっぱり真理なんですね。
随処に主と作れば 立処皆真なり(『臨済録』)
→自分の置かれた場所で、
  隙のないように精一杯やるなら、
  どこにあっても真実のいのちにめぐりあえる
  という意味です。
F 純粋自分色逞しい知性を目指す。


学問にロマンを感じる知性、
ナンバーワンを競わず、オンリーワンを目指す知性、
どんな状況においても挫けない知性。
G 健全に学ぶための心得
一、学校教育で基本をしっかり習得する。
一、学校教育を超えて
  その先に広がる様々な学問に触れる。
一、人生の実相を見据え、
  充実した人生の歩き方を学ぶ。
自らのこれまでの学びを振り返って、
健全に学ぶためには何が必要だろうかと考えてまとめて
みたものです。
試験の成績には自信がないけど、学ぶことが好きな人
ぜひ実践してみて下さい。きっと、貴方の人生に輝きを
与える幸せな学び
を実現できることと思います。

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