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第35回東京リコーダーコンテスト(金賞受賞)記録
会  場

演奏曲目
2006年12月10日(日) 江戸川区総合文化センター

リコーダーオーケストラの為の二つの小品 第9番
 1.Andante devotamente
 2.Allegretto capriccioso
作曲・指揮  諸岡 忠教




審査員講評
審査員 吉沢 徹
 ”信心深い”の名の通り、血の通ったあたたかいメロディーラインがとても印象的でした。会場の響きもありますが、皆さんがpitchの基準を、楽器にとってやや高めに据えていたのでは、と思います。もう少しゆるく流れる息で、しかしタンギングはカチッと決めていくと、特にmajorの協和音など、際だって美しく響く様に思います。大楽器群の方々は、口腔内の容積を拡げて舌先の動く自由度をもっと取れる様にして、いきおいに頼りすぎない演奏を目指してみて下さい。

審査員 本村 睦幸
 毎年、すばらしいリコーダーオーケストラを聴かせていただいています。諸岡先生の作品も、リコーダーオーケストラの可能性を開拓する興味深いものです。さらにメンバーひとりひとりの表現が洗練されていれば、いうことなしです。ちょっと発音にのどの力が入っているようなぎこちなさを感じます。柔かく優しい表情も、もっと欲しいです。

審査員 吉沢 実
 深く奥ふかくそして天高く広がるあたたかな響きがいいですね。差音から生まれる低音と加音の響きも加わり艶やかでいて冴えがあり、作風もより洗練され、興が増しますね!!

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