建築レポート:木造住宅

石川県産材100%「木の家」


所 在 地 石川県石川郡野々市町粟田5丁目51
構 造 木造平屋建て
延床面積 82.81u
土 台

屋 根
断熱材
外装材
サッシ
内部仕上げ
家 具
能登ヒバ120×120mm
大黒柱 杉、能登ヒバ丸太・直径360mm ・管柱 杉・120×120mm
小松瓦 銀黒 一部 透明ペアガラス
ウール、炭化コルク、麻、能登ヒバチップ
瓦リサイクル外装材「かわらかべ」、杉板柿渋仕上げ
能登ヒバ、杉使用木製サッシ
能登ヒバ無垢材、杉無垢材、漆喰壁
能登ヒバ無垢材、杉無垢材
輪島藁床 小松表

 この「木の家」には、「ひと住まい環境ネットワーク北陸」主催の住まいの座談会に参加するために訪れました。(その内容はこちら
『このモデル住宅は、県産材を使用することにより地域林業の活性化、強いては環境の改善につながることを目的にし、林業家、製材業、大工さん、木製サッシ屋、左官業、家具職人、畳職人、設計家など自然素材、地域の木材が大好きな人間が集まり協力し、また国の補助を受けて完成しました。』(以上パンフレットより抜粋)

 ということで、自然素材を存分に使った建物となっています。ここでは、住宅の作り手と住まい手の交流の場となるように、住まいのセミナーやミニギャラリーを開催しているそうです。
 また、実験住宅として利用もしており、自然素材を使った住宅の、室内空気測定も行いました。
 
     測定結果(H14.9.14)      単位はμg/m3
トルエン キシレン スチレン エチルベンゼン ホルムアルデヒド アセトアルデヒド
指針値 260 870 220 3800 100 48
部屋中央 101 253 139 124 11
押入 131 116 136 250 15

中央の部屋 屋根には天窓が
断熱材(左から能登ヒバチップ、麻、ウール、炭化コルク) キッチンも手作り
普段は引き戸のトイレ 車いす利用にや介助に対応するため全開することもできる
洗面所も車いすに対応するためシンクを引き出して使うことが出来ます。
(マウスの画像の上に載せると引き出されます。)
事務室

床暖房をしているので冬でも天気が良ければ結構暖かいです。しかしガラス面が多いのでさすがに夜は寒く、別の暖房設備が必要です。
でも天然素材で作った家はやはり暖かみがあります。

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