平成15年7月2日〜4日

職場のリフレッシュ休暇を利用して、一週間屋久島に行って来ました。前半は山へ、後半は海へということで、思う存分釣りを楽しんできました。屋久島での釣りの目標というのは特になかったのですが、南国らしい魚が釣れればなぁ、と思って行ってきました。結果はというと十分満足できる内容で、「行って良かった!」と心底思いました。天候にも恵まれ、民宿のおじさんにもいろんなポイントへ連れて行ってもらったおかげです。本当に屋久島に感謝!


1日目
屋久島での釣り初日。体験フィッシングということで、道具は全て民宿で用意していただいたものを利用。
 かなり険しい断崖を降りていきます。まさに秘境と言う場所ですね。これならば何か釣れる!と期待大。岩場の下は、すぐに20m以上の深さがあるとか。

 初日は天秤とかごでの浮き釣りです。それがなんと第1投でHIT!50センチオーバーのツムブリでした。
幸先の良い出足で、屋久島のすごさを実感しました。しかしその後は音沙汰なし。おじさんはさびきでムロアジを釣り始めました。私も釣らせてもらいましたが、ムロアジといっても30センチはあるのですから、引きもそこそこ楽しめます。

 しばらくしておじさんが、亀の手(貝の仲間で岩にくっついていて食べられる。)を取りにいったその後、「ずどーん!」というあたりが!糸がじゃーっと出ていったと思ったら、ブツッ!と天秤ごと糸を切られました。「い、今のはいったい何???」おじさん曰く「カッポレかなー?」
 しかもその後も同じようなことが2回。恐るべし屋久島。
今日の所はこの辺にしておいてやろう。で、5時頃納竿。
帰りの崖登りがつらいけど、うれしいので平気でした。

2日目
昨日とりあえず大物を釣ったので、2日目はルアーで挑戦することにしました。朝7時前に出発し、昨日とは別の釣り座へ。ルアーはいくつか持っていったのですが、ブラックバス用なので、ほとんど小さすぎて11センチのミノータイプを使いました。

このルアーが大ヒット!
一投目からあたりがあり、「まじかよ〜」と思っていたら、二投目もあたりが。今度こそ、の三投目で「きたっ!」思いっきり合わせて、糸を巻き始めました。なかなかの手応え。これは大物だぞ〜、と思っていたら、昨日と同じツムブリでした。「こんな大物がルアーで釣れるとは・・・やはり恐るべし屋久島」

30分くらい、このツムブリが入れ食い状態。民宿のおじさんも何匹か上げました。そしてしばらくして、「またヒットだ〜」と思っていたら、糸が「ジャーッ!」と出て行くではないですか。これはツムブリじゃない、というのは分かったけれど、どんどん逃げていきます。おじさん曰く「止まったら勝ちだ。」
粘りに粘って、しばらくしたら全く引かなくなり、「あれ、ばれたかな?」と思ってリールを巻き始めたら、「まだかかってる・・・」その後はポンピングをしながら徐々に巻き上げ、海面に見えたのが、ご覧のみごとなオボソ鰹でした。サイコー!

この日は、もう数匹あげたけど、鰹が傷んでしまうので、午前の部は8時過ぎに切り上げました。民宿に帰って測ってみると、体長68センチ、重さ4.3sの大物でした。おじさんも奥さんもこんな大きな鰹見たことがない。なんて言っていました。

そして、少しお昼寝してから午後の部。次も釣り座を変えてみましたが、なかなかルアーにヒットしないので、餌釣りに変えてみました。民宿のおじさんは、石鯛用の竿に16号という、みたこともないようなでかい針にムロアジの切り身を付けて待ちました。私の針も結構でかいのですが、おちょぼ口のウマヅラ(それも紫色をしたやつ)がかかったり、オジサン(魚の通称。ひげがあるから?)という赤い魚がかかったりして、いろいろと楽しめました。

で、またもやオジサンがウニ(魚の餌用)を取りに行ったとき、岩に打ち込んであった竿立てがバターン!と倒れ、竿がメチャしなっている。なんだこりゃ〜!と思いながら、竿を立てようとしたら、「うわ、重っ!」竿を立てるのが精一杯で、リールを巻くなんて、とても無理。大きな声でおじさんを呼びながらリールを巻いていきました。おじさんと交代して、釣り上げたのがなんと体長1.2mくらいの鮫。画像が無いのが残念ですが、これには驚きました。その後もウツボが釣れたりして、驚きの連続で2日目の納竿としました。






3日目
いよいよ最終日です。今日は午前中のみの釣りとしました。今日もルアーで挑戦です。風が強かったので、岩陰の釣り座に行きました。ちょこちょことあたりはあるものの、なかなか釣れません。しばらく投げ続けていると、糸の先に黒っぽい巨大な魚影が!その後は、ものすごい勢いで潜り始めます。糸は出っぱなし、竿はみしみしと音を立てながら弧を描いており、「昨日の鰹以上だ・・・釣り上げられるかな?」と考えているうちに、100mは糸が出ていって、こりゃまずいと糸を押さえ始めたら、「ぶつっ!」
あいたたた・・・ばらしてしまった・・・。PEラインの4号をぶっちぎって言ったのは、おじさん曰く「黒くて背中が丸いなら、カッポレだなぁ。10s以上はあるんじゃないの?そのクラスは、お兄ちゃんのタックルじゃ竿が折れるか、糸が切れるかどっちかだよ。」あぁそうですか、そうですか。チキショー!せめて顔だけでも拝みたかったぜ。この海にはいったいどんな魚が潜んでいるんだろう?しかし、あの大当たりルアーもったいないことしたなぁ・・・。

その後60センチくらいのダツを釣り上げましたが、さっきの引きとは比べ物にならず、物足りなさが残るまま、納竿となりました。
しかし、あの引きは忘れることが出来ないので、いつかまた再戦を挑みに戻ってきたいと思います。
屋久島水族館

釣れたお魚です。
(他にも釣れたのですが、画像がありません。あしからず。)

画像をクリックしてください。


CLICK!

つれづれ日記に戻る | HOME