■top

■about

■既刊

■執筆者

■contact

 

 ■第六号  

 ■発行 2010.12.31

 ■価格 500円

 

 

 


□救済の技法 ― 『カイバ』試論 :オサダショウイチ

□月影に舞うものたち ― 『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』について :齋藤可津子

□「見る」ことと「読む」こと
 ― 大江健三郎『揩スしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』における
                            文章としてのイメージの扱いについて :横田智史

□内面という仮構
 
― キエル・ハイムとディアナ・ソレル (連載『∀ガンダム』論 第二章) :小松祐美

 

 

 

 ■第五.五号     →完売しました  

 ■発行 2009.12.06

 ■価格 200円

 

 

 


□断続的連載(予定)『∀ガンダム』論・第一章
 手が届きそうで届かない少年―ロラン・セアックの捉え難さ :小松祐美

□木颪(きおろし)の酉蔵(とりぞう)―テレビ時代劇シリーズ『子連れ狼』(萬屋錦之介版)
 第一シリーズ第六話「あんにゃとあねま」 第三シリーズ第三話「来ない明日へ」 :齋藤可津子

 

 

 

 ■第五号  

 ■発行 2008.12.30

 ■価格 500円

 

 

 

 

□『妄想代理人』の妄想性の顛末 : 小松祐美

□重い身、瞼の白光 −アニメ『蟲師』における重さについて : オサダショウイチ
闊達にアニメイトされた『蟲師』の登場人物の動き。その動きの重さを軸に、画面において感受されるキャラクターの存在の地平を考える。 

□死者を蘇らせるには斬るより他にない −テレビ時代劇シリーズ『子連れ狼』
 
第二シリーズ第二十三話「生前香典」をめぐって : 齋藤可津子

 

 

 

 ■第四号

   特集:正体考--アニメを見るときに見えているもの

 ■発行 2008.06.29

 ■価格 700円

 

 

 

●特集原稿

□汗と涙の存在論 −アニメ『蟲師』における透過光 : オサダショウイチ
アニメの画面における涙の働きの、物語への回収されやすさ。そのような涙に透過光が付されて、『蟲師』の画面における主題としてどう働いているのか。

□交叉/平行する声 −アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』で鳴り響く声 : 原友昭

□「本当に起こっていること」の探求譚 −『妄想代理人』論 : 小松祐美

●寄稿

□ソトでうろうろするために
 
『キレイ 神様と待ち合わせした女』におけるケガレの行方 : 鈴木辰馬

□映像空書論T : 杉浦昇

□傀儡の主役 『四谷怪談』論 : 齋藤可津子

※特集「正体考」について  …… 「特集解題」一部抜粋
 アニメについて正体などと言い出すと、まず何よりもキャラクターについての問題だと 思われてしまうだろうし、とりわけ作中で謎とされているキャラクターだとか組織だとか その背景や陰謀といったもののことを想像されてしまうだろう。しばしば「解説本」なるも のが出回り、そこでは「深読み」だとか「謎の解読」だとかいった無邪気な遊びが繰り広 げられているようだ。だが、この本で試みられているのはそうした遊戯ではない。ここで 考察の対象とされている「正体」とは、あるアニメ作品を一つの「体」だと考えた時に、そ の正しい体ではなく、正にそうあるところの体のことであり、「正体考」とはその体がどの ような姿をしているのかを探ろうとするものである。
 
アニメを見る時、そこでは様々な位相が複雑に絡み合っている。私たちはそれが複雑な 絡み合いの結果として目の前にあるということを忘れてしまいがちだ。しかしここで考察 しようとしている「正体」とは、そうした位相の絡み合い方そのものを見極めることによっ てしか解き明かすことができないものである。それはアニメをそのあり方において忠実に 捉えるということを意味する。だからここで試みられているのは、アニメの「正体」につい ての極めて真摯な考察である。(小松)

 

 

 

■第三.五号     →完売しました

■発行 2007.12.31

■価格 500円

□僕の愛/僕の愛  アニメ『撲殺天使ドクロちゃん』論 : 原友昭

□家内制パンクス・スピリット:岩永隆俊

□来るべき「作品論」のために
 
『テヅカ・イズ・デッド』における「キャラ」概念を検証する : 小松祐美

□半面変相の表象−「四谷怪談」のお岩に遡って : 齋藤可津子

□座談会 「美少女アニメ」と「泣かせ」 : オサダショウイチ(監修)

 

 

 

 ■第三号  

 ■発行 2007.8.19 (2007.12.31再販)

 ■価格 700円

 

 

 

 

□ファインダーからの眺め : 横田智史
『ゼーガペイン』の「世界」のあり方について、ファインダー越しに眺められた世界の描かれ方を手掛かりに、『ノエイン』や『20世紀ノスタルジア』との比較などを通して考察する。

□聖痕伝説 映画『切られ与三郎』(一九六〇)の非意味の傷、不可視の傷 : さいとうかつこ

□スケベの本質とオトメチック : 鈴木辰馬

□座談会:「アニメについての語り」について語る
昨今の「アニメについての語り」の様相について。(参加者:長田、小松、原、横田)
「神作画」や「作画崩壊」といった気になる言葉を巡って語る。

□専用サーチライト
 ―内部照射が批評精神に与える(非)影響についての実地検証 : イワナガタカトシ

□彼らの存在に思いをはせる―『HUNTER×HUNTER』論 : 小松祐美
富樫義博『HUNTER×HUNTER』の魅力とは何か、作品が抱える「揺らぎ」のような感覚とはどこから生じるのか、その描写の特徴から作品を読み解く表現論。

□非批評評論論 : オサダショウイチ

□(無題)
『涼宮ハルヒの憂鬱』の文体模写

□見果てぬ夢 : 原友昭
『涼宮ハルヒ』の語りについて

 

 

 

 ■第二号  

 ■発行 2006.12.31

 ■価格 500円

 

 

 

 

□継続的な変化と過去の欠落……『BLACK LAGOON』 : オサダショウイチ
アニメ『BLACK LAGOON』小論。

□来らざる炎 −映像アーカイブのための(非)方法序説− : 横田智史
映像アーカイブというもののあり方、機能、そして活用のされ方について考えるために、文献アーカイブのそれらについて語られる際に用いられる修辞、とりわけ火炎という語と結びついた語りを読み解きつつ、映像アーカイブとの相違点を探る。

□水脈 : 原友昭
『汎用サーチライト』初の、「詩」のような書き物

□志向性の渦巻く場所 〜『xxxHOLiC』〜 : 小松祐美
CLAMPの『xxxHOLiC』の作品論。その特徴的な描写が作り出す、作品の時間や空間に関するある種の志向性と別のある作品の「リンク」として作られているという奇妙な成り立ちが持つ志向性との、アンバランスな混在の様子の記述。

 

 

 

 ■創刊号  

 ■発行 2006.08.13 (2007.12.31再販)

 ■価格 500円

 

 

 


□そこにある「世界」 『劇場版xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢』 : 小松祐美
2005年に公開された『劇場版xxxHOLiC』というアニメ作品の作品論。
この作品に立ち現れてきている「世界」というものを、ストーリー的な側面によってだけ ではなく、画面に映し出されているものの映し出され方(形、質感、そこに働く力…)から読み解く。

□聲譚 : 原友昭
声という捉え難い対象について、「投げる―受け留める」、「わたし―あなた」といった現象・関係性などを軸として迫ろうとする。マイスター・エックハルトの文章を参照しつつ。

□「映像」はいかに所有されるか −映像所有論序説− : 横田智史
「映像」という対象とはいかに所有されるのかを、映画館のスクリーンからビデオ、DVD、 データへといった
媒体の変容と共に、とりわけ現在のyou tubeのような場における所有のされ方を考察する。

□『蟲師』の動きと多層性存在論 : オサダショウイチ
テレビアニメ版『蟲師』試論。

 

     

←top