【 祭囃子に入れなくなる時 】


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 「人は誰でも祭りの終わりを知る、祭囃子に入れなくなる時を知る・・・」
 中島みゆきの「まつりばやし」という歌の歌詞である。ご存じの方もいらっしゃるでしょう。
 「祭り」とは「祭囃子」とは何か・・・。

 人生、青春、恋愛・・・、いろんな解釈ができるだろう。そして、それに入れなくなるとは・・・。

 彼岸も過ぎて暑さも和らぎ、過ごしやすい日々になった、「ずっとこういう日が続いてくれれば良いのに」 と思うのだが、そんなわけにもいかないんだよね。やがて暑ささえ懐かしいくらいの寒さがやってくる。
 秋そして冬・・・、春や夏が誕生・若さだとすれば、この季節は実り・終息ともいえる。
 だけど季節は巡るからまだいい。「冬来たりなば・・・」などと言っていられる。しかし、人生は・・・・巡らない。

 「この世は無常だ」とは理屈ではわかっている。「確実に老いや死がやってくる」ことは理屈ではわかっている。 一方で、私以外のこの世は回り続ける・・・
 そのことが現実味を帯びてきたとき、「祭囃子に入れなくなる時」を感じるのかもしれない。

 

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