【 他人事ではないウクライナ危機 】

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 2022年2月24日(日本時間)、ロシアがウクライナに侵攻しました。

 いろいろな解説がありますが、武力による現状変更は許されてはいけないという点は、はっきりしておくべきだと思います。またそうさせないためには十分な国防力が必須であること、同時に日頃から国内の分断工作が起こらないようにしておくことがいかに大切であるかが再認識されたと感じます。

 概要は・・・
  ①ウクライナ東部のロシア系住民が独立を望んでいて、それを阻止しようとするウクライナ政府から迫害を受けている(とされている)。
  ②ロシアがウクライナ東部ドネツク州とルガンスク州の(親ロ派地域の)分離独立を承認した。
  ③その2つの州を守るためにロシアがウクライナに軍隊を侵攻させた。
という流れだと思います。

 ウクライナはまだNATOに加入していないし、ブダペスト覚書(下にウィキペディアの解説をコピペしました)で核を手放したのでロシアの軍事力に対抗することができません。
  なにより、覚書の署名国がウクライナに安全保障を提供するという内容はあっさりと破り捨てられました。
  日ソ中立条約を破って、ポツダム宣言受諾後にも拘らず日本に攻め込んだソ連と同じです。

 この状況を「ウクライナは気の毒だね・・・」と、対岸の火事として見ていてはいけません。
 ウクライナ危機と同じことが日本でも起きる可能性が十分にあると考えておくべきだと思います。

 ①日本でも沖縄独立・北海道独立を主張する勢力があるようです。基地問題やアイヌ問題を持ち出して、それを煽る勢力があって、それには外国による工作活動が連動していると言われています。
  ②そのような活動によって沖縄・北海道の独立機運が高められれば、それを期待している国が堂々と名乗りを上げて、独立を支援するでしょう。
  ③軍事的な援助もして、結果的に沖縄・北海道を乗っ取る。
 台湾も同じ状況だし、中国が台湾に侵攻すれば、やはり対岸の火事ではなくなります。

 憲法9条がある日本だけは別なのでしょうか?。
  「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」わけですが、諸国民はそういうものなのでしょうか?
  現憲法が日本を守ってくれるのでしょうか?
 生い先長くない私が心配する必要もないかもしれませんが、それは無理だと思います。

<ブダペスト覚書> ウィキペディアの解説
 1994年12月5日にハンガリーのブダペストで開催された欧州安全保障協力機構(OSCE)会議で署名された政治協定書で、ベラルーシ、カザフスタン、ウクライナが核不拡散条約に加盟したことに関連して、協定署名国がこの3国に安全保障を提供するという内容。アメリカ合衆国、ロシア、イギリスの核保有3カ国がこの覚書に署名。また中国とフランスは別々の書面で若干の個別保障をしている。

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