レニくんを解読せよ! 元ドイツ語選択の私としては、彼じゃなかった彼女の独逸語は何としても理解せねばと最初から萌えて…ぢゃなかった燃えていたのです。それがここまで遅れてしまったのはひとえに、形容詞語尾の変化形に戸惑わされてしまったためでした。
まず、それぞれが序数詞「エアスト(erst)…」「ツヴァイト(zweit)…」「ドリット(dritt)…」、すなわち英語のファースト,セカンド,サードに相当する単語であることは間違いありません。必殺技名がリヒャルト・ヴァーグナー(Richard Wagner,1813-83)作曲の楽劇「ニーベルンゲンの指輪」からとられている(知らなかった…(^^;)ことからも、おそらくは「第一夜」「第二夜」「第三夜」を示す単語に違いありません。
当初はレニくんの発音を聞き取って、「エアステン」「ツヴァイテン」「ドリッテン」すなわち語尾が〜en になっていると思いました。しかしながら、後に続くべき略されている名詞が男性女性中性なんであろうと、1格である以上は
der erste Akt(Aufzug) 第一幕
der zweite Tag 第二日
der dritte Abend 第三夜
die vierte Nacht 第四夜?
どうやっても語尾は〜e にしかならないのです。しかしレニくんの発音はどう聞いても〜e ではないのです。ここで息詰まってしまったのでした。
しかし、特に光武・改(2)の「ジークフリート」を聞いていると、「どりってん」の「ん」にどうやらRの音が混じっているような気がしてきました。そこで気づきました、無冠詞にしてしまえば der dritteが「dritter」になることが。
その後、「ニーベルングの指輪」を紹介しているサイトを調べてみると、果たせるかな第一夜、第二夜... がそれぞれ Erster Tag, Zweiter Tag... と表記されていました。まったく最初からこうやって調べればよかったんだよぉ…(;;)
というわけで、「erster」「zweiter」「dritter」をもって解決としておきます。今どきのドイツ人ならterはふつうに「ター」と発音してしまうのでしょうが、それが妙な舌巻き発音になっていたせいで気づくのが遅れてしまったようです。
ただ、まだ自信はありません。特に「zweiter」の発音はやっぱりツヴァイテンにしか聞こえません。ゲッタデメルングに至ってはどう聞いても「がったでーもん」ですし(^^; もし、ドイツ語もっと得意な方いらっしゃいましたら、ぜひご教授よろしくお願いいたしますっ!(><)