2000年5月20日  塩谷丸山へ登った    (同伴者:ニッシー・いなこ・くどーちん・ママ)


正午 登山開始。本当は頂上でお昼になるはずだったのに、大幅に遅れをとってしまった。
登り始めは楽勝。とても緩やかでおしゃべりしたり写真を撮ったりしながらわいわい歩いた。
突然急斜面に!!けっこう急。ぼくにはなんてことない坂なのに、ママたちはぜ〜ぜ〜は〜は〜
言葉も少なく息が荒い。さっきの元気はどこへ行ってしまったのか!?

休憩 ぼくもお水をもらう。こんなときにしか口にできないミネラルウォーターだ。味わって飲まなくちゃ。
再び歩き出すがすぐにいなこが休憩を宣言。だらしがないぞ!いなこ!!

急斜面はどこまでも続く・・・下山する人とすれ違うことが多くなってきた。やっぱりみんなお昼めがけて登るんだ。
再三休憩を取って、ついに座り込んでしまった。ふーーーっと深呼吸をしていると賑やかな下山者が
「おお〜はじめて犬の登山家に遭った!!」 とぼくを撫でてくれた。そうか、ぼくは登山家なんだ・・・
そのお兄さんは「つらいのはここまでだよ。もうすぐ緩やかな台地にでるからね!今なら羊蹄山まで綺麗に見渡せるよ。」
とぼくたちを励ましてくれた。なんていいひとなんだ!

お兄さんの言った通り、ほどなく緩やかな台地に出た。余市の海が見渡せて清々しい気分。
が、くどーちんが座りこんで「吐きそう・・・」空腹と暑いのとで具合が悪くなってしまったようだ。可哀想なくどーちん。
ここでお昼を食べてしまおうか、下山しようか、と話しているうちにどーちん復活
「もうちょっとで頂上だから頑張る」と言う。さすが若者。立ち直るのが早い。

頂上手前、まだ雪が残っている。ちょうど喉が乾いていたぼくは雪を舐めて水分補給。
頂上への最後の登りは結構険しい岩山だった。一段一段登ってはみんなを振りかえる。
見下ろすと今歩いてきた道が見渡せる絶景だった。こりゃ〜頂上の景色も楽しみだ。

1:30分 登頂。
頂上にて
余市の海と遠く積丹半島
うわ〜キレイ!余市の海から積丹半島、反対側には忍路、天狗山も見渡せて絶景だった。
残念ながら羊蹄山は雲に隠れてしまったようだった。

お弁当タイム。ママは地べたに座っているが育ちの良いぼくはニッシーのレジャーシートの上に座った。
みんなと一緒にぼくもお食事タイム。デザートにいなこからパンも頂いた。
食後はしばし景色を楽しんだ。
岩山の下りと残雪地点は危険なためママのリュックに収まって下山。途中から下ろしてもらった。

下りは早い!登りはあんなに苦労したのに!

「きゃ〜」という悲鳴で振りかえるといなこが転んでいた。(笑)
ぼくはすぐさま駆け寄って顔を舐めて慰めてあげた。なぜかみんな喜んでいた。

途中最後の下山者に追い越され、ぼくたちが最後の下山者になった。(多分)
こんなに楽しかったのにあっという間に登山口まで降りてきてしまった。また行こうね、みんな!






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