テッカマンブレードの世界エトセトラ
「宇宙の騎士テッカマンブレード」は比較的設定を重視、活用していた作品である。
強力なテッカマンだけでなく、骨肉の戦いを生んだとも言える呪われたテックシステム。
一貫して戦闘の主戦場となった地球の輪――オービタル・リングシステム(ORS)などがその最たる物であろう。
しかし、残念ながらそれらに関する資料はほとんどない。
オフィシャルの資料といえるものは『テッカマン ブレード・ミニムック』とバンダイから発売されたプラモデルのマニュアル程度。
後は本編のセリフ、描写から視聴者が読み取るしかない。
だが、逆に言えば見る側に解釈を委ねているとも言える。
そこでオフィシャルでは明言されていないブレード世界設定について本編の描写を元に考察してみた。
このような考察の切っ掛けとなったのはブレードファンサイト「月の裏側」のレックスさんと「Fullmoon
rising」の信乃さんとの掲示板での問答である。
ここにその旨を明記し、お二人に感謝の意を表したい。
テッカマンブレードのいない本来のスペースナイツ隊とは? |
ブレードの存在しない本来のスペースナイツ隊(SK隊)とは、今後開発が進む外宇宙における未知のアクシデントや知的生命体の情報収集をメインに自衛レベルの戦力を保持した軍とは異なる新たな独立部隊ではないかと思われる。 連合地球暦192年時点でSK隊が結成される前の段階ではブルーアース号級スペースシップ(パイロット×1、オペレーター兼ナビゲーター×1)に作業用モジュール“ペガス”を1機搭載しているだけである。 実際の調査活動などはパイロットとオペレーターが兼務し、任務によって幾人か増員される程度の非常に小規模な部隊であった。 だが、これはSK隊創設前の規模で、本来のSK隊の姿ではない。恐らく最初に想定されていたSK隊は下記の規模ではなかったかと思われる。 ブルーアース号級スペースシップ×3(1隻ずつ交代で運用し、1隻予備)をそれぞれパイロット、ナビゲーター、オペレーター各1人で運用。 任務によって一個小隊ほどの人員が作業モジュール“ペガス”・汎用型パワードスーツ(*)などの装備を活用。 ブルーアース号、ペガスなどのメンテナンスにはメインメカニックの本田を中心としたチーム、新装備の開発・装備の改造にはエンジニアのレビン、収集した情報の解析やコンピュータシミュレーションはSK隊指揮官フリーマンが兼務し、ミリーがそれを補佐する。 以上が初期に想定されたSK隊であろう。 戦力的には到底十分とは言えないが、情報収集と即応性に優れた部隊を目指していたと思われる。 (*)連合防衛軍にてマルローが開発中だったパワードスーツ。ブレードのデータが入手される以前のタイプで、フェルミオン砲こそ装備していないものの、地上でホバー走行が可能で宇宙、水中でも行動可能と活動範囲は非常に広く、装甲も備えており、SK隊で想定される任務にうってつけである。軍にも各種パイプや情報網をもつフリーマンのことだから当然目を付けていた筈である。 |
スペースナイツ隊設立の目的は? |
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何故スペースナイツ基地はオービタルリングシステム(ORS)内に無かったのか? |
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若年者(具体的にミリー、ミユキ、ユミ)の就職について |
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