第58回全日本吹奏楽コンクール 平成22年10月24日(日) /愛媛県県民文化会館 |
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職場・一般 前半の部 |
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1 | 東北 秋田県 大曲吹奏楽団 (指揮/小塚類) ※3年ぶり13回目 |
4/バレエ音楽「チェックメイト」より (A.ブリス/G.ウィルソン) | |
昨年3出明け復活を逃した雪辱を果たしての代表返り咲きとなりました。大人にとって朝一番の演奏は厳しいですが頑張っていただきたいと思います。97年には出演順1番(朝一ではないですが)で金賞受賞経験もあります。自由曲「チェックメイト」は92年(花輪高)以来18年ぶり。ブリス作品は吹奏楽コンクールでは馴染みが薄く、チェックメイトの他には「色彩交響曲/96年・ヤマハ浜松」、「来るべき世界/2000年・尼崎市吹」の3回しか登場していません。これまでに金賞5回、銀賞7回を受賞しています。 | |
2 | 関西 大阪府 創価学会関西吹奏楽団 (指揮/伊勢敏之) ※2年連続14回目 |
2/シンフォニエッタ第2番「祈りの鐘」 (福島弘和) | |
自由曲「祈りの鐘」は春日部共栄高の委嘱作品で、春日部共栄高とともに今年全国大会初演となります。関西代表がグループ表彰制以降で金賞が出なかったのは74・79・97・03年の4回のみ。全国大会よりも関西大会を抜けるほうが厳しいとも言われており、代表団体のレベルの高さがうかがえます。重厚なサウンドで圧倒的な演奏を期待したいですね。これまで金賞12回、銀賞1回という驚異的な成績を残しています。 | |
3 | 九州 佐賀県 佐賀市民吹奏楽団 (指揮/南里隆弘) ※2年ぶり13回目 |
1/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 (R.シュトラウス/森田一浩) | |
昨年3出達成を逃した雪辱を果たしての代表返り咲きとなりました。一般でのティルは07年(春日井WO)以来3年ぶりでホルンのソロにも注目したいところ。同曲の編曲として森田版は初登場になりますね。個人的には好きなサウンドを持ったバンドであり、悲願の九州一般バンド初金賞を願ってやみません。これまで銀賞6回、銅賞6回を受賞しています。 | |
4 | 東京 東京都 デアクライス・ブラスオルケスター (指揮/佐川聖二) ※初出場 |
3/セルゲイ・モンタージュ (鈴木英史) | |
初出場(2年ぶり3回目というべきでしょうか…)おめでとうございます。バンドの成り立ちについては諸事情ありますが、激戦の東京支部を抜けてくるのは佐川氏の力あってのものでしょう。前半では唯一の課題曲3。自由曲はリヴィエール吹奏楽団と宇都宮南高校による2009年の共同委嘱作品です。「セルゲイ・ラフマニノフ」作品をモンタージュ写真を作るようにコラージュしていった面白い曲で全国大会初演となります。 | |
5 | 東関東 茨城県 古河シティウインドオーケストラ (指揮/福田昌範) ※初出場 |
1/カントゥス・ソナーレ (鈴木英史) | |
初出場おめでとうございます。茨城県からの代表は関城吹(03年)以来7年ぶり。あまり馴染みのない地名ですが、「こが」と読みます。かつては古河地区吹奏楽集団という名称で3年前から現在のバンド名に改称。同バンドは支部大会では以前から常連であり、06年からの連続金賞に続いて悲願の全国出場を決めました。指揮の福田氏は各方面で活躍されているユーフォニアム奏者です。 | |
6 | 九州 熊本県 玉名女子ウインドアンサンブル (指揮/米田真一) ※2年連続2回目 |
4/カプレーティとモンテッキ 〜「ロメオとジュリエット」その愛と死〜 (天野正道) | |
熊本の一般バンドとしては初の連続出場です。今年は母体である玉名女子高校も代表を決めており現役&OG揃って嬉しい全国大会出場です。「カプレーティとモンテッキ」はアンサンブルリベルテの委嘱作品。08年11月の「第23回国民文化祭・いばらき2008」で初演され、昨年リベルテがコンクールでも取り上げました。昨年は初出場で銅賞受賞でしたが、ステップアップを期待したいです。 | |
7 | 東海 静岡県 ヤマハ吹奏楽団浜松 (指揮/須川展也) ※3出休明け35回目 |
5/復興 (保科洋) | |
一般との統合も影響なく支部大会1位で代表を決めました。自由曲「復興」は同楽団の創立50周年記念委嘱作品として今年1月にサントリーホールにて初演されたもので、保科作品が全国大会に登場するのは「祝典舞曲(ヤマハ東京/91年)」以来実に19年ぶり。ヤマハ浜松としては84年の「古祀」以来26年ぶりです。職場部門では金賞28回、銀賞2回という驚異的な成績を残していますが、職場一般の部においても王者としての結果を出せるでしょうか。 | |
8 | 北陸 石川県 百萬石ウィンドオーケストラ (指揮/仲田守) ※2年連続10回目 |
2/オーロラの目覚め (J.マッキー) | |
10回目の記念すべき出場。今大会、職場一般部門で3団体を指揮する仲田氏の一番目のバンドです。佐川氏が2000年・2001年に2日間で3団体指揮したことがありますが、同日に3団体は大変だと思います。自由曲はABAオストワルド賞受賞、NBAレヴェリ作曲コンテスト受賞曲という注目の作品で、レッドラインタンゴ(07年)に続いて2回目のマッキー作品です。これまで銀賞3回、銅賞6回を受賞しています。 | |
9 | 北海道 札幌地区 ウインドアンサンブル ドゥ・ノール (指揮/仲田守) ※3出休明け7回目 |
4/組曲「仮面舞踏会」より (A.I.ハチャトゥリアン/仲田守) | |
前団体に引き続きの仲田氏指揮ですね。一般部門で「仮面舞踏会」が演奏されるのは今回が初になります。この組曲の「ワルツ」は数年前にフィギュアスケートの浅田選手のフリー演技曲としてかなり有名になりましたが、大人ならではの演奏を期待したいと思います。これまで金賞1回、銀賞4回、銅賞1回を受賞しています。 | |
10 | 西関東 埼玉県 川越奏和奏友会吹奏楽団 (指揮/佐藤正人) ※2年連続11回目 |
5/バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」第2組曲より (A.ルーセル/佐藤正人) | |
波乱のあった西関東大会を手堅く抜けての代表。一般バンドで課題曲5を取り上げること自体賞賛に値すると思いますが、どんな演奏を聞かせてくれるのか期待が膨らみますね。自由曲「バッカスとアリアーヌ」は佐藤氏自身が指導していた野田中(93年)以来17年ぶりの登場です。個人的にも好きなプログラムなので楽しみですね。これまで金賞8回、銀賞2回を受賞しています。 | |
11 | 四国 愛媛県 藤原大征とゆかいな音楽仲間たち (指揮/藤原大征) ※初出場 |
4/歌劇「ラ・ボエーム」ファンタジア (G.プッチーニ/淀彰) | |
初出場おめでとうございます。地元開催の全国大会に初出場するというのは感慨深いでしょう。藤原氏の教え子さんたちが集まって結成されたバンドのようですが、面白い楽団名ですね。指揮の藤原氏は松山中央高を指導し2000年に全国大会経験があります。「ラ・ボエーム」は03年(米沢吹奏楽愛好会)以来7年ぶりの登場。四国の一般バンドは92年から昨年まで連続銅賞ですが、地の利を生かして連続銅賞にストップをかけられるか注目したいところです。 | |
12 | 中国 広島県 NTT西日本中国吹奏楽クラブ (指揮/金田康孝) ※3年連続44回目 |
4/ウィークエンド・イン・ニューヨーク (P.スパーク) | |
3出達成おめでとうございます。出場44回目は全部門通じて最多出場。自由曲「ウィークエンド〜」は米陸軍フィールドバンドの委嘱により08年に作曲されたもので、昨年の尼崎市吹奏楽団の全国初演が記憶に新しいですね。ジャズのリズム・フィーリングがふんだんに入っている作品ですが、芸達者なプレーヤー揃いのNTT中国の演奏には大変期待できそうです。これまで金賞7回、銀賞22回、銅賞5回受賞しています。 | |
13 | 東北 宮城県 泉シンフォニックウインドオーケストラ (指揮/荒井富雄) ※2年連続3回目 |
2/カプレーティとモンテッキ 〜「ロメオとジュリエット」その愛と死 (天野正道) | |
初の連続代表となりました。演奏順としても悪くないですし、同バンドとして初金賞となるか期待したいです。自由曲「カプレーティとモンテッキ」はアンサンブルリベルテの委嘱作品で、08年11月の「第23回国民文化祭・いばらき2008」で初演された曲。東北支部からは04年以降6年連続で必ず1つは金賞が出ています。これまで銀賞1回、銅賞1回を受賞しています。 | |