第60回全日本吹奏楽コンクール 平成24年11月1日(木)/名古屋国際会議場センチュリーホール |
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高校・前半の部 |
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1 | 関西 大阪府 明浄学院高等学校 (指揮/小野川昭博) ※3年連続10回目 |
4/ウインドオーケストラのためのマインドスケープ (高昌帥) | |
3回目の3出達成、出場回数を2桁に乗せました。今年は関西大会でも出演順1番で、全国大会でも出演順1番という偶然。高校部門の朝イチ金賞は03年(天理高)を最後に出ていませんが、例年の普門館よりもホール空間も小さいですし、十分に朝イチ金賞も狙えると思います。マインドスケープは2010年に続いて2回目の選曲です。これまで金賞3回、銀賞5回、銅賞1回を受賞しています。 | |
2 | 中国 岡山県 岡山学芸館高等学校 (指揮/中川重則) ※3年連続11回目 |
4/ルイ・ブージョワーの賛歌による変奏曲 (C.T.スミス) | |
初の3出達成となりました。今年は中国の代表数が3⇒2へ削減された中、確実に代表入りしているところはここ数年の勢いを感じます。昨年は「華麗なる舞曲」で会場を大いに沸かせ見事金賞に輝きましたが、今年も同じスミス作品での登場です。歴代の中国代表で2年連続金賞の実績があるのは、就実高(79・80年)の1団体のみですが、学芸館は2団体目となれるでしょうか?これまで金賞2回、銀賞2回、銅賞6回を受賞しています。 | |
3 | 東関東 千葉県 柏市立柏高等学校 (指揮/石田修一) ※3出休み明け23回目 |
4/復興 (保科洋) | |
休み明け貫禄の復活。このところ自由曲に邦人作品を選曲しており、今年は大人気の「復興」です。同曲は2010年のヤマハ吹奏楽団浜松・創立50周年委嘱作品で、今年は各支部大会で26団体が取り上げ、7団体(単年度での邦人作品7団体登場は新記録)が全国で演奏します。高校部門での保科作品は、1985年のパストラーレ(関東第一・東海大四)以来、実に27年ぶりです。これまで金賞12回、銀賞9回、銅賞1回を受賞しています。 | |
4 | 九州 熊本県 玉名女子高等学校 (指揮/米田真一) ※3年連続5回目 |
4/復興 (保科洋) | |
3出達成おめでとうございます。九州代表としては6番目の3出達成バンドとなりました。自由曲は今年大流行の「復興」。しかも一つ前の名門・市立柏高と同じ課題曲・自由曲ということでやりにくい面もあると思いますが、逆に注目したいと思います。九州からは2004年から昨年まで8年連続で最低1つは金賞が出ていますが、今年これを継続させることができるでしょうか。これまで銅賞4回受賞しています。 | |
5 | 東京 東京都 八王子学園八王子高等学校 (指揮/高梨晃) ※4年ぶり3回目 |
5/交響詩「ローマの祭り」より (O.レスピーギ/高梨晃) | |
昨年まさかの予選落ちで、その雪辱を果たしました。今年は東京支部の代表枠が3団体に増えましたが、この好機を逃すことなくしっかり全国代表入りとなりました。昨年は東京代表から金賞が出ませんでしたが層の厚さを見せ付けてほしいと思います。指揮及び自由曲の編曲は同校OBの高梨氏、2009年から顧問に就任されています。これまで銀賞2回受賞しています。 | |
6 | 四国 愛媛県 愛媛県立伊予高等学校 (指揮/長谷川公彦) ※3年連続20回目 |
5/管弦楽のための舞踏詩「ラ・ヴァルス」 (M.ラヴェル/仲田守) | |
2回目の3出達成で出場回数を20回の大台に乗せました。これまで四国代表からの金賞は91年(伊予高)、98年(土佐女子高)の2回のみ。「ラ・ヴァルス」はこれまで全国大会では6回演奏されていますが、この曲での金賞バンドは出ていません。これまで金賞1回、銀賞2回、銅賞16回を受賞しています。 | |
7 | 東関東 茨城県 常総学院高等学校 (指揮/本図智夫) ※3年連続17回目 |
5/科戸の鵲巣−吹奏楽のための祝典序曲 (中橋愛生) | |
4回目の3出達成となりました。「科戸の鵲巣」は陸上自衛隊中央音楽隊の委嘱作品(04年発表)で、今年は全部門で6団体、高校で2団体が取り上げます。主に管弦楽編曲作品を取り上げる常総にとっては初の邦人オリジナル作品です。前回の名古屋開催の時はディオニソスで銀賞に終わりましたが、今回は雪辱を果たして3出を3金で飾れるでしょうか。これまで金賞14回、銀賞2回を受賞しています。 | |
8 | 関西 大阪府 近畿大学附属高等学校 (指揮/小谷康夫) ※初出場 |
5/バレエ音楽「エスタンシア」より 開拓者たち、小麦の踊り、終曲の踊り (A.ヒナステラ/仲田守) |
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激戦の関西支部から初出場です。関西大会では常連バンドであり、悲願の全国出場を決めました。エスタンシアとは南米の農場を意味します。アルゼンチンの作曲家ヒナステラによって1941年に作曲されたバレエ作品です。作曲者自身が全曲版から「開拓者たち、小麦の踊り、牧童、終曲の踊り」の4曲を選んで組曲版を作りました。この曲は全国大会では過去に4団体しか演奏されておりません。高校部門では93年(光ヶ丘女子)以来19年ぶりの登場となります。 | |
9 | 西関東 埼玉県 埼玉県立松伏高等学校 (指揮/小川慎) ※4年ぶり2回目 |
5/交響曲1997「天地人」 (譚盾/天野正道) | |
4年ぶりの代表復活です。自由曲の作者「譚盾(タン・ドゥン)」は現代中国を代表する作曲家。「交響曲1997天地人」は、1997年7月1日の香港返還の式典のために作曲された作品。昨年、秋田吹奏楽団が全国大会初演し話題になりましたが、今年は松伏高と富山大学の2団体が取り上げています。これまで銅賞1回を受賞しています。 | |
10 | 東北 秋田県 秋田県立秋田南高等学校 (指揮/阿部智博) ※3出休み明け28回目 |
5/交響曲より (矢代秋雄/天野正道) | |
休み明けも貫禄の代表復活、東北の名門バンドです。交響曲は1979年に秋田南が全国大会初演をし、以来全国に流行しました。自由曲の定番作品ともなり、数多くの名演も生まれました。例年新しいレパートリーを開拓してくれる同校にとっては珍しい再演になります。1982年を最後に金賞から遠ざかっていますが、30年ぶりの金賞復活を期待したいです。これまで金賞6回、銀賞14回、銅賞7回を受賞しています。 | |
11 | 北海道 札幌地区 東海大学付属第四高等学校 (指揮/井田重芳) ※3出休み明け30回目 |
4/復興 (保科洋) | |
3出休み明けも貫禄の復活。出場30回の大台に乗せました。淀川工科に次いで2番目、前半の部では最多出場です。「復興」は2010年のヤマハ吹奏楽団浜松・創立50周年委嘱作品。今年は支部大会で26団体が取り上げ、全国大会でも7団体(単年度での邦人作品7団体登場は新記録)が演奏します。同校としては83年(古祀)・85年(パストラーレ)に続いて27年ぶり3回目の保科作品です。これまで金賞15回、銀賞12回、銅賞2回を受賞しています。 | |
12 | 北陸 石川県 石川県立金沢桜丘高等学校 (指揮/安嶋俊晴) ※7年ぶり2回目 |
5/交響詩「ローマの噴水」より (O.レスピーギ/安嶋俊晴) | |
05年の初出場の翌年から指揮者が安嶋氏に交代し、全国まであと一歩という状況が続いていましたが7年ぶりの復活です。指揮の安嶋氏は百萬石WOで全国大会に4回出場されています。前回も名古屋開催でしたが、名古屋には縁があるようですね。高校での「ローマの噴水」は06年(常総学院)以来6年ぶり、指揮者の安嶋氏自身にによる編曲は全国大会初登場です。これまで銀賞1回を受賞しています。 | |
13 | 東北 福島県 福島県立湯本高等学校 (指揮/橋本葉司) ※2年連続8回目 |
5/交響詩「ローマの噴水」より U.朝のトリトンの噴水 V.真昼のトレヴィの噴水 W.黄昏のメディチ荘の噴水 (O.レスピーギ/高木登古) |
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初出場の03年から2回の3出休みを挟んで途切れることなく連続出場です。高校での「ローマの噴水」は06年(常総学院)以来6年ぶりになります。こちらも一つ前の金沢桜丘高と同じ選曲となりました。昨年の「ピアノ三重奏曲」に続いて高木氏の編曲ですが、噴水の高木版は今回が初登場です。としてはそれぞれの個性を活かした演奏に期待したいと思います。金賞2回、銀賞3回、銅賞2回を受賞しています。 | |
14 | 東海 静岡県 浜松海の星高等学校 (指揮/土屋史人) ※初出場 |
2/科戸の鵲巣ー吹奏楽のための祝典序曲 (中橋愛生) | |
初出場おめでとうございます。東海大会では既に常連バンドで金賞も何度か受賞している実力バンド。悲願の全国出場を決めました。静岡県からの出場は04年(浜松商)以来8年ぶり、静岡市立商、浜松工、東海大翔洋、浜松商に続いて5団体目となりました。前半後半通じて唯一の課題曲2。自由曲は今年は大流行の「科戸」です。地元・東海支部での開催メリットを活かすことができるでしょうか。 | |
15 | 東京 東京都 東海大学付属高輪台高等学校 (指揮/畠田貴生) ※3年連続8回目 |
3/フェスティバル・ヴァリエーション (C.T.スミス) | |
2回目の3出達成となりました。高校部門でのフェス・ヴァリはこれまで天理(84年)、愛工大名電(97年)、精華女子(08年)の3校が取り上げていますが全て金賞を受賞しています。高輪台高もこれに続くことができるでしょうか。昨年は初の銀賞に終わり「出れば金賞」記録が途絶えてしまいましたが、3出を金賞で締めくくっていただきたいですね。これまで金賞6回、銀賞1回を受賞しています。 | |