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昭和4年にクハニ29として誕生。その後電動車化・両運転台化、改番と続き昭和40年から荷電として再スタート。そして荷電廃止によって、昭和58年からは、老朽化したデハ1101号に代わり、西新井工場での入換車として活躍していました。
定期検査を杉戸工場が担当していたため、入出場の際は本線を走行し、注目の的となっていましたが、平成13年の定期検査直前に車籍を剥奪され、営業線上を走行できない状態となりました。以後の動向が非常に注目されていましたが、平成16年4月、南栗橋車両工場の稼動に伴い西新井工場とともに用途不要へ。しばらく西新井工場内に留置されていましたが、同7月中旬には工場内にて2分割のうえ、北館林へ運び込まれ解体となりました。
旧3000系なき今、昭和ヒトケタの時代から東武を走りつづけてきた同車には、数え切れないほどの歴史的・文化的価値がありましたが、特別に保存などされる訳でもなく、ひっそりとその姿を消し、異例とも言える75年にも及ぶ活躍に幕を閉じました。 |
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製造初年 |
1929年 |
略 歴 |
昭和 4 新製 クハニ29号
13 M化・両運転台化
24 改番(1400形1403号)
40 荷電化(1473号)
58 西工入換車へ
平成13 車籍抹消
平成16 廃車・解体 |
制御方式 |
抵抗カム軸制御 |
自 重 |
38t |
主電動機 |
HS-254 75kw |
最大寸法 |
16852×2714×4080 |
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工場内で活躍するモニ1473号を特集。いつ動き出すか全く予想できないため、なかなか撮影できず、僅かな枚数のみです。 |
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平成11年7月、最後の検査出場の姿を追います。当時はまさか最後の本線走行になるとは誰もが考えていませんでした。 |
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西新井工場の閉鎖によって、ついにこの時がやって来てしまいました。涙なしでは見ることのできない、モニ1473号の最後の姿です。 |
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