初めて見るモニの車内です。こちらは上り方です。旧型車らしく内装はほとんど木製です。  張り上げ屋根に白熱灯が美しい車内。その昔の東武電車はこういった車両が主力だったのでしょう。
 こちらは下り方です。側窓は上昇式で、さらに日除けとしてヨロイ戸が内蔵されていました。  右奥の窓の塞がれていた部分にはやはり何か設置されていた模様です。
 車籍こそ抹消されてしまいましたが、それは書類上で、車内には至る所に表記が残っていました。  一つだけ残されていた白熱灯。機能的にデザインされたベンチレータでもあります。骨董価値が・・・。
 上り方運転室です。マスコンはイギリス・デッカー社製で、旧3000系でも使用されていました。  すでに取り外されてしまった下り方運転台機器。こちらのマスコンは日立製でした。(写真左端)
 解体された部品から何と「1403」の数字が。これは戦後の大改番直後の同車の車号です!  重機に囲まれ、後がない1473号。東武最後の戦前車両はひっそりとその姿を消しました・・・。
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