5701号【外観】



実のところトップは5700F。こちらは第2編成です。
 当時は曲面ガラスなど製造技術は皆無。流線型の先頭部であるにもかかわらず、前面窓が水平に見えるよう、苦心設計された前面デザイン。これは国鉄80系など湘南スタイル特有の「顔」になるのを嫌ったためと言われています。  そして“ネコひげ”と呼ばれる元となったのが、この独特のヘッドマーク飾り。(2年後に登場した京成電鉄1600形「開運号」では“ひげ”の部分が“羽根”となっていました)実際は、もう少々分厚く、愛称板も交換できるようになっていました。
 見事に復元された前頭部。独特の塗装が、スピード感を強調しています。本来ならば側扉の窓はHゴム固定ではなく、戸袋窓と同様に桟の入ったタイプなのですが・・・窓下には社章も再現されています。  妻部は大きな変化もなく、貫通路部分はアクリルパネルによって塞がれています。車内の売店を見学できます。また後述しますが、エアコンの排水路・電源ケーブルが追加設置されています。
 反対側にはホームが設置され、窓越しに車内を見学できます。(5701号のみ開放時あり)  野外展示となるため、大型の屋根が設置されました。後方には、近江鉄道より里帰りしたED101号。
 なお、前面上部の製作時に使用された金型も保管されています。  今も昔も先頭部だけは作り方は同じ。それが例え最新の新幹線であっても・・・。
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