ドイツ旅行記(その3・ノイシュバンシュタイン城編)


6/23

 7:00、ホテルで朝食。 ドイツに来て、初めてウインナーが出た♪ なんでも、ウインナーってのは普段食べるものであって、ホテルとかではあんまり出ないらしい。 知らなかった…

 8:00、ホテルを出発。 アウトバーンを走ってウルムへ向う。

  
バスの窓から撮ったアウトバーン


ドイツのナンバープレート

 さすが速度無制限のアウトバーン、追越車線を走る車は無茶苦茶速い! でも、それでも昔に比べると、みんなスピードを出さなくなったそうだ。 なぜなら、環境税が導入されて、ガソリン代が上がったから。 あまり速度を出すと燃費が悪いので、120km/h程度までしか出さない人が増えたらしい。 ということは、昔はもっとスピード出した車が、ガンガン走ってたってこと? …楽しそう( ̄ー ̄)

 ちなみにバスは100km/h制限だそうで、どんどん抜かれる… さらに、週末はレジャーに出かける人が多くてアウトバーンが混むので、トラック走行禁止になるそうな。 さすが、色々と考えてるんですなあ、ドイツ人は。

 さて、アウトバーンをひた走ること4時間。 ちょうど12時頃に、ウルムに到着。 ここで昼食。 で、その後、ウルムの大聖堂を見物するはずだったのだが、時間が押してたので、飛ばされました(T_T) 一応、大聖堂が遠くに見えたので、バスの中から写真だけ撮っておいた…


ウルムの大聖堂…

 ウルムで昼食を摂るのに1時間半もかかった。 昼食なんだから、30分で食べれば大聖堂を見に行けたのに… これは、食べる方の責任じゃない。 料理が出てくるのが遅いから1時間半もかかったんだ。 向こうの人は、メシはゆっくり食べるもんだと思ってるから…

 さて、それからバスは再びアウトバーンにのって、南へと走る。 目的地はフュッセン。 本日のメインイベントであるノイシュバンシュタイン城があるところだ。

 フュッセンはドイツの南端にあり、スイスやオーストリアの国境に近い。 ここに行くには、オーストリア領内を通過したほうが近いそうで、ちょっとだけオーストリアに入る。 EU内なので、検問もなくパスポートを出すこともない。 言われなければ、オーストリアに入ったとは気付かない。 EU統合って、凄いことなんだなあ…と、なんとなく感じてみたり。

 15:00、フュッセン着。 目の前にはアルプス山脈を背景に、白い城がそびえる… TDLのシンデレラ城のモデルと言われるノイシュバンシュタイン城だ。 そして、その隣の丘にも城。 こちらはホーエンシュバンガウ城。

 
(左)ホーエンシュバンガウ城  (右)ノイシュバンシュタイン城

 さすが観光名所だけあって、ノイシュバンシュタイン城には観光客がいっぱい。 中に入るには、数十人のグループごとに、ガイド付きで入る。 受け付けしたら、入場時間を書いた整理券が貰え、その時間に入り口へ行くと入れてもらえる。 内部での単独行動は不可らしい。 写真撮影も不可だったので、内部の写真は無いッス。

 この城を作ったバイエルンの若き王ルードヴィッヒ二世は、騎士道華やかりし時代に憧れていたそうだ。 そこで、憧れの世界を現実のものにしようと、この美しい城を建てた。 ちなみにルードヴィッヒ二世が建造した城はここだけではなく、他にもいくつかの城を建てている。 どれも美しい城だそうで、彼は大いなる城マニアだったらしい(^^;)
 しかし、あまりの城キ●ガイぶりに、議会から狂人の汚名を着せられ軟禁されることになった。 そりゃ、こんな城をいくつも造ってたら、どれだけ国費があっても足りない。
 そしてノイシュバンシュタイン城の完成から3ヶ月後、ルードヴィッヒ二世は、軟禁された場所にある湖で、水死体として発見された。 自殺とも暗殺されたとも言われているそうだ。

 城に入ってすぐの所に、ルードヴィッヒ二世の胸像がある。 実物大で、ちょうど彼の身長に合わせた高さに設置されている。 このルードヴィッヒ二世の胸像がとっても美形… 身長もむちゃくちゃ高い。 白馬に乗った王子様ってのがいるとしたら、こんな感じだろうというほど。 この美形と、夢を追いつづけた人生と、謎めいた死に方で、国費を湯水のように費消した王のわりには、けっこう人気があるそうな。

 内部は、壁一面にワーグナーのオペラのストーリーを描いた壁画が描いてある。 彼はワーグナーのパトロンだったそうだ。 また、建築マニアだけあって、色んな仕掛けがある。 厨房から食堂へ料理を運ぶエレベーターとか、城中に暖かい空気を送る一種のセントラルヒーティングとか…


ノイシュバンシュタイン城からの景色

 1時間ほど城の内部を見学し、それから今夜の宿があるガルミッシュ・パルテンキルヘンへ向う。

 20:00、ガルミッシュ・パルテンキルヘン着。 ホテルのレストランで夕食後、バーで同じツアーの人達と酒を飲んで寝る…


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