B-25 MITCHELL TYPE H
大二次大戦において総数約11000機も生産され、連合諸国によって地球上の大半を包み込む戦線で活躍した。1943年8月に登場したB-25Hは、G型と同様に75mm砲装備機であったが、M4より軽量のT13E1を使用していた。他の武装はG型と大幅に変わり、機首に12.7mm銃4挺、機首両側面のブリスターに12.7mm銃4挺、再設計された尾部に12.7mm銃2挺の回転銃座、それに胴体両側面に12.7mm銃各1挺という銃武装となった。胴体上部の回転銃座は、この型になって操縦席直後の位置に移され、下面銃座は廃止された。H型はまた、1t魚雷あるいは爆弾1452Lを胴体下部に搭載することが出来た。乗員は、G型より1名増えて5名となり、航法士は無線士ならびに砲手を兼務、側面射手は飛行技師あるいは写真を担当するようになった。H型の一部は、機首の2挺の12.7mm銃と副操縦士席を撤去し、寒冷地用にキャビンヒーターをその場所に取り付けた型に改造された。H型は、合計1000機生産され、B-25は、最終型B-25Jへと移った。なお米海軍では、PBJ-11Hとして248機のB-25Hを受領した。
データ:エンジン、ライトサイクロンR-2600-13、1700hp×2、全幅20.60m、全長15.54m、全高4.80m、全備重量16350kg、最大速度443km/h/3962m、巡行速度370km/h、航続距離2173km、
どうよ、細部もがんばったでしょ、HとJ型と造り分けられたんですが、Hにしたから中味が見えないなぁ。
J型の風防だったら操縦席の細工までお見せ出来たのに(ウソ!)
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