中島 九七式戦闘機(キ27)
九七戦は日本陸軍が制式採用した最初の低翼単葉戦闘機です。前半期の九七戦甲型は中国ノモンハン事件の空中戦で、ソ連空軍のI-15,I-16戦闘機と戦い、素晴らしい格闘性能を発揮して、大きな戦果をあげました。 後半期の九七戦乙型は操縦席の風防が後端まで透明になっています。この改良型は、日華事変の末期から、大平洋戦争の初期にかけて、一式戦闘機「隼」の制作が始まっても、なお生産が続けられ、仏印、マレー方面で「隼」とともに活躍し、昭和17年4月のドゥリットル爆撃隊の日本空襲のときにも、本土防衛の第一線に配置されていました。データ:全長7.63m、全幅11.33m、全高3.25m、エンジン:ハー1乙 870馬力、主翼面積18.56平方m、全備重量1520〜1807Kg、最大速度460〜470Km/時、実用上昇限度12250E、航続距離825〜1710Km、武装7.7mm固定機関銃×2、乗員1名
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