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                     形の指導について

1. 第2学年で「四角形は4本の直線で囲まれた形」として学習しています。第3学年では、

 直角と辺の長さに注目して長方形と正方形を学習します。四角形 → 長方形 → 正方形

 とするには4つの角が全て直角、4つの辺の長さも全て同じ、というように条件を厳してい

 く事になります。いってみれば正方形は成立条件が一番厳しい、特殊な四角形ということに

 なります。

  そこで、普通の四角形に比べ、長方形や正方形が特殊な四角形と言うことを体感させるた

 めの算数的活動を考えてみます。例えば、方眼紙(3cm間隔くらいのマス目)を用意して

 サイコロをふります。サイコロが止まった地点の一番近くの格子点に印を付けます。これを

 4回続け、4つの格子点を結びます。このようにすれば四角形がかけます。(たまに、凹ん

 だ形の四角形になることもあります。)

  偶然にできた4つの点を結ぶことでは、なかなか長方形や正方形にはなりません。しかし、

 低い確率ですが、この活動をしばらく続けることによって、長方形や正方形ができます。この

 ことによって子ども達に長方形や正方形が特殊(特別)な四角形ということを、体感させるこ

 とができると思います。また、この活動をコンピュータ上で行うのが、いろいろな四角形その2

 です。これは、乱数を使い、画面の格子点を4つ選び、それらを結んで四角形を作ります。更新

 ボタンを押すことにより、いろいろな四角形を作っていきます。時間が無い時や、前時の実際の

 活動を復習する時などに使うと良いでしょう。

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