数について
6.「いくつ と いくつ」は10までの数の補数関係について絵を見て、イメージを描きながら習熟するものです。
例えば、「5は2と」というボタンを押す前に、子どもに5は2と何かということを予想させます。そして、ボタンを押して確かめます。その時に、絵も一緒に見させてイメージ化を図ります。
特に、10は特別の数(十進位取り記数法を理解するために重要)として10の補数関係を十分に習熟させます。何も見なくて、空で言えるまでくり返し練習させることが重要です。
忘れたらもう一度、イメージを持たせながら取り組ませます。10までの数の補数関係を十分に習熟することにより、8+5=13や12−7=5の計算を数え足しや、数え引きによらず、スムーズに計算できるようにします。
5.公約数と最大公約数の関係は図形的に見ると、どうなるかを確認します。
4.公倍数と最小公倍数の関係は図形的に見ると、どうなるかを確認します。
3.なぜ、2×3=3×2?は乗法の交換法則をイメージによって捉えさせます。
しきり方によってケーキの入り方の様子は変わるが、ケーキが6個あるという点については変わらないということを捉えさせます。
2.九九算は式と読み方と量のイメージを同時に捉えていきます。これは、ただ暗記するだけではなく、乗法の意味や量感を捉えることにより、答えの数値の増え方や並び方の決まりを発見することを重視しているからです。
何回も繰り返し、声に出させながら、確実に暗記させます。
1.タイルの数比べは実際に大きさを比べることで、量に対する感覚を豊にします。方眼紙などで実際に切って比べたりすることは大変有効です。しかし、前時の活動の確認や活動のための時間が十分に取れない場合など手軽に比べてみることができます。
1と10と100と1000と10000をタイルを用いてそれぞれの大きさを比べます。