昭和の秋田市・・・・其の2

竿 燈

 私が初めて撮った1958年(S33)頃の竿灯、この頃は土手長町で演じられていた、演じる人見る人が輪になってドッコイショ〜、ドッコイショと手をたたき本当に秋田の「お祭り」が感じられた。

 大町四丁目の橋を渡り、駅に向かう狭い道、池永小路の角に「丸の内食堂」が有った、二階は当時では洒落た感じの食堂だが一階は何で有ったか記憶がないがネオンの「クラブ」とは何であったのか。

 観客が多くなり安全上か、土手長町から広小路へと会場が移り演じる人と見る人が離された。

広小路丁字路 1966年(S41)撮影
お堀に映る竿灯 1961年(S36)撮影

1971年(S46)以降私には竿灯の写真がない、おそらく竿灯通りへと会場が移ったのでしょう

八橋油田

 あらためて写真を見ると、こんなに沢山のやぐらが立っていたのかとビックリした、水溜まりには黒い油 が浮き強い匂いがしていたのが記憶に残っている。

 これらの写真、寺内油田方面なのか臨海通路方面 なのか不明です。

 八橋油田は南北約10km東西約5百mの地帯で、昭 和30年代には国内各地を押さえ国内最大の産油量で あったが、昭和40年代以降その産油量は急激に衰退 した。          1962年(S37年〉

吹っ飛ぶか大油田!

 紅い炎に命を張るぜ!敢然!

      危地をゆく天下無敵の裕次郎!

 誰からもらったのかアルバムに数枚の俳優の写真 が貼ってあります、裕次郎、小林旭、芦田伸介等、 いずれにも「S34」と記入されている。  この年に小村旭主演「若い豹の群れ」石原裕次郎 主演「男が命を賭ける時」が上映されている、多分 秋田でロケを行った時の写真だろう。

 インターネットで「男が命を賭ける時」を見てみる とそのキャッチコピーが「吹っ飛ぶか大油田!紅い炎に 命を張るぜ!敢然!危地をゆく天下無敵の裕次郎!」 八橋油田でのロケに違いない。           この映画観てみたい気もする。

 勤め先の屋上からの−枚である。男鹿の山、そして三本の鉄塔(?)に見えるのが土崎港に停泊中の「白竜号」、名前は良く耳にした、海底油田の試掘と関係が有りそうだが詳しくは覚えていない。1971年(S46)の撮影、この頃八橋油田の産油量が衰退していた時期、海底に油の活路を求めていたのでしょうか。

田植え

型枠、すげ笠、今ではもう見ることの出来なくなった田植え風景      土崎相染地区1968年(S43)

おばこお花見

「ミスおばこ」等をモデルに、カメラ店やフイルム会社が主催する撮影会が多く有った。これもそのひとコマ。 二眼レフカメラが懐かしい。         以下1969年(S44)千秋公園

お祖父さんの瓶ビール、お重に入った料理今なら缶とタッパーか、微笑ましい家族三代のお花見。

最後にこちらも見てください。