『英文の構造』

英語の先生は熟語と言って、動詞+前置詞の組み合わせをたくさん覚 えさせて、直訳だけさせようとする。覚える事が苦手な生徒は、その 膨大な量に諦めを感じる。
be going to=will のようにね
しかし、これは本当だろうか be interested in のinとかtoとか は前置詞だよ。
 前置詞って、何かの前に置く言葉って言う意味でしょう。であれば 前置詞にとって大切なのは、後ろに続く単語であって、決して動詞の おまけじゃあないはずだ。

The big red dog had run very fast in the morning by the sea.

を例に取って説明するが、この文章も主旨は犬が走っているのであ る。
名詞である犬(dog)を説明するためにbigやredがあるからここから犬の 説明だよと言う意味で、冠詞のTheが付いている。つまりTheから dogまでが主部って言う訳。
動詞のrunを説明するために時制や状況を補助する助動詞hadが前に ついて後ろから動詞を説明する副詞であるvery fastが付いている。 これが述部。
前置詞から始まる in the morning と by the sea はそれぞれ独立 した固まりだから、どちらを先に書いても良い。これを節と言う。In  や by はその固まりが、全体に対してどういう位置関係にあるの かが大切なんだ。
訳す時は 主部→節@→節A→述部→助動詞 の 順に日本語にする。節@節Aはどの順でもよいが、英語らしく後ろか ら訳すのが無難だ。形容詞は名詞を前から、副詞は動詞を後ろから修 飾すると覚えよう。

だからこの文章を熊先生が訳すとこうなる。

大きな赤い犬が 海岸を その朝 とても早く走って いた。
 主 部    節後  節前   述 部     助動詞

そして文の変形が全て助動詞を介して行なわれるので、最も重要なの は助動詞の使い方を覚える。前置詞のニュアンスを覚える。と言うのが大切なことだと判る。
この伝で行けば。助動詞7つ 前置詞20個 覚えただけでかなりな事が出来る事になる。これなら英語苦手と逃げ腰になる奴もいるまい。

おまけとして、埼玉県浅香先生から教わった前置詞の覚え方6個と、 熊先が作った前置詞7個の覚え方も書いておくが、これは入り口、全 てではない。

助動詞
@can(〜できる)  Amay(〜してもよい)   Bmust(〜ねばならない)
Chave(〜だった)  Dwill(〜でしょう)     Edo(〜意味なし)

これを「can may must have will do できる・てもよい・ねばならない・だった・でしょうに・意味はない」と大声で読み上げる(指折り数えながら)

前置詞
  @on(上)  Ain(中) Bto(向かう) Cat(で)  Dfor(から)  Eof(の)Fby(そば)

「on in to at for of by 上・中・向かう・で・から・の・そば」と発声する。

 @〜指を折りながら、英単語を声に出す。続いてまた指を折りなが ら日本語を声に出す。これで体が覚えるから不思議だ。テストで思い 出したい時は黙って指を折る。
心の中に文字が浮かんでくる。これが極意ってもんだ。

 なめらかに言いやすい語調になっているのがわかるはず。

コンコンチュウチュウの似顔絵

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