『合同式』は剰余定理・二項定理を駆逐する

4年ほど前、整数問題を解決するエースとして、数学Aに登場した『合同式』
いつのまにか、指導要領から消えている。上手に教えられる人が少ないのだろうか?
この考え方は、江戸時代の「和算」に、中国式剰余定理として、例の孫氏の兵法の作として紹介されている。
数学五輪で敗北した日本が、逆輸入した形だ。
数学体系としては、不備がある。体系として確立するためには
四則演算「足し算・引き算・掛け算・割り算」が成立しなければならないが
「余りの計算」に特化した計算なので、唯一、割り算(商)のみ、「条件付きの可」なのだ。
だから、日本の教育界からは、捨てられた存在だが
こと整数問題には抜群の力を発揮する

1)余りを求める問題…巨大な数字を定数で割った余り。昔は二項定理で出した
2)1の位を答える計算  実は、1)と同じ
3)文字式の値=割り切れるか余るか=倍数の判定
4)不定方程式の解法  なんと2〜3分で解けてしまう
5)もちろん、合同式独自の、「合同式の方程式」

これらの計算が「余りの意味を考える計算」合同式で解けてしまうから凄い
7÷3は、商が2、余りが1だよね。また、16÷3も、商が5、余りが1だ。この事を
「3を法」として、7と16は、立場が同じで、「余りが1」だから
7≡16≡1(mod3) と書くきまりだ

たった、これだけのルールで、凄い事ができるのだ

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コンコンチュウチュウの似顔絵

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