「 受験問題への取り組み 」
以下本文ですが、内容紹介のテキスト文なので、画像が正しい位置に入りません。PDFでご覧いただければ幸いです。
◎問題を追うな、ヒントを読み解け
1.問題を追うな
受験問題は、その学府の最高権威が、過去に出題された事の無い問題を、徹底調査して作っている
→類似問題があっても、同じ問題は無いと心得よ
2.ヒントを読み解け
解くための手がかりではあるが、簡単に解けない工夫がしてある。・・・当然
(1) 当然あるべきものが無い
図形問題・・・図が無い
→図が書ければ解決する・・・正確な略図
・・・図が有る・・・簡単には解けない
→必要な線が省いてある
→円の中心、頂点、接点
例:
(2) なぜ、その断り書きがあるのか?考える
→決まった使い方を示す
例:0でない複素数α、βが有る
2α2−αβ+4β2=0の時・・・
(3) 条件は、別の形で使えないか
隠れヒント:
Sin2θ+Cos2θ=1
→ Sin 2θ=1−Cos2θ
→ Cos2θ=1−Sin2θ
隠れ範囲:
X2+3Y2=19
→ ―4≦X≦4、−√6≦Y≦√6
(4) 特別な部分と、定常的に変化している部分
数列の初項と、漸化式の関係
→変化していない部分を見破れ
(5) 手がかりは数TAUで、わずかに140項目
問題はこの組み合わせで作られている
→気付いたヒントはまず実行
→そこから次のヒントが見えてくる
3.決まったヒント
(1) 最大値・最小値
・二次関数頂点(隠れ範囲)
・相加相乗平均(分数式を含む)
・単振動の合成(振幅)
・二乗の残り(X2、Y2、Z2・・・)
・数列の和、an=0 を探す
(2) 因数分解せよ
・共通因数(必須、まず一番)
・項の数で
2項(累乗公式)
3項(解の公式
4項(二つずつ共通因数)
5項以上(解の公式)
・複二次式(全て偶数乗)
(3) 面積の比を求めよ
→辺の比を全て求める
・角の二等分線
(斜辺の比=底辺の比=面積の比)
・メネラウスの定理・チェバの定理
・相似な三角形(角度が等しい)
(4) どのような三角形か
辺の二乗の関係に直し、ピタゴラス
・正弦定理 → a2=(2RSinA)2
(5) 軌跡を求めよ(最後は文章で)
P(X、Y)と置き
AP2 、BP2 と置き換える
例:点A(2、3)、点B(3、−5)から等距離にある点Pの軌跡を求めよ(はどのような経路を通るか)
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