沖縄を10倍楽しくする方法
《言葉・文化編》
- 沖縄でよく見かける『 めんそーれ 』の文字
「 ようこそ 」とか「 いらっしゃい 」という意味ですが、これは沖縄本島周辺のみ。
宮古島周辺、宮古諸島では『 んみゃーち 』、石垣島周辺、八重山諸島では『 おーりとーり 』と島言葉(シマクトゥバ)がそれぞれ異なります。
昔は、島々の交流がほとんど無かったため、それぞれ独自の言葉が生まれたのだと言われています。
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「 ユイマール 」
みんなで助け合おうという精神。
「 ゆいレール 」の「 ゆい 」はここから名づけられたとか。
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「 いちょりばちょーでー 」 or 「いちゃりばちょーでー」
「 一度会えばみな兄弟 」。
初めて会う人でも、みんなとても親切な人が多いです。
ちなみに、私の一番好きな言葉です。
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「 おじぃ・おばぁ 」
沖縄では、お年寄りに対する尊敬の言葉です。
けっして間違っても「 ばばぁ 」とは呼ばないように!
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「 ゆんたく 」
おしゃべり・井戸端会議・小宴会といったニュアンスでしょうか。
以前、民宿のおじさんたち7人くらいで飲み会をしていた時、おじさんが奥さんにケイタイで、「 今、みんなでゆんたくしているからさ〜 」と報告していました。こんな感じでみなさんもよかったらどうぞ。
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「 ウチナー 」「 ウチナーンチュ 」「 ヤマトンチュ 」=「 ナイチャー 」
「 沖縄 」「 沖縄生まれの人 」「 本土(沖縄以外の日本)の人 」
沖縄に関する本の中ではよく使われています。
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「 沖縄病 」「 沖縄フリーク 」
一度沖縄に旅行に行って以来、虜になり、重症になると移住までしてしまうという病気。
症状としては、熱は出ませんが、特効薬が無く、伝染する可能性もあり、なかなか完治しにくい難病。
ちなみに、私も8年前から発症し悪化して行くばかりです(笑)。
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「 ウチナータイム 」
沖縄ではどうも時間がゆっくり流れるようで…
例えば、宴会など「 18:00ね〜 」って約束していても、みんなその時間には集まらず、1時間、2時間ほどしてから集まりだすという。
しかしだれもカリカリ怒らない。さすが、ウチナーンチュ!
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「 三線 」
読み仮名は「 さんしん 」。沖縄の三味線。本土のものとは違って、皮の部分はヘビの皮。
沖縄だから「 ハブ? 」と思われますが、実はベトナムなどアジアから輸入された「 ニシキヘビ 」。
三線の値段はピンきりで、両面布の安価なものもあれば、片面がヘビ皮、高価なものになると、両面ヘビ皮で棹の部分も違ったりするとかなりの値段が…でも、音色はやっぱり違います。
ちなみに、私の三線は、片面ヘビ皮、ケース付きで¥40000でした。
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「 ○○御嶽 」
読み仮名は「 うたき 」。沖縄の集落ごとに祭られている神聖な場所。
御嶽の前には「 鳥居 」が建っている所もあるので、知らない人がよく中で拝んでいるのを見かけたりしますが、中には入らないで。
願い事などはしないように。
もし拝むなら、鳥居の外で住所・名前を言って、「 この土地に来られたことに感謝します。 」くらいにしておきましょう。
そうすれば、安全で楽しい旅行にしていただけるそうです。
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「 ん 」から始まる言葉
沖縄には、「 んみゃーち(ようこそ=宮古方言) 」「 ンブシー(煮汁の多い野菜の煮物) 」など、「 ん 」から始まる言葉があります。
なので、ウチナーンチュと「 しりとり 」をしたら大変なことに!
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読めない地名が多い
南風原(はえばる)、与那原(よなばる)、金武(きん)、北谷(ちゃたん)、中城(なかぐすく)、本部(もとぶ)、今帰仁(なきじん)、国頭(くにがみ)など。
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「 ○○しましょうね〜 」
自分が○○してきますという意味で、一緒に○○しましょうという意味ではありません。
以前、民宿に予約の電話を入れたとき、相手の方が、「 オーナーに聞いて来ましょうね〜 」とおっしゃっていました。
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「 なんくるないさ〜 」
大丈夫だよ、なんでもないさ、という意味。
これは、宮里 藍さんがCMで言っていたので有名ですね。
でも、波照間島(日本最南端の有人島)では、「 そんな言葉は使わないさ〜 」と地元の方は言っていましたが…