2000  



前のレポート

目次へ戻る

次のレポート


2000年7月13日(木)〜14日(金)

参加者
げんげん・YOKO

 ラベンダー真っ盛りの7月中旬、僕らは1週間の北海道旅行を計画しました。自転車ツーリングが主目的ではなかったけれど、天気が良ければサイクリングでもしようと車に自転車2台を積んでフェリーで北海道上陸。やっぱり夏の北海道はいいですね〜。さわやかな暑さの中、短いサイクリングを2日間楽しんできました。
美瑛 麓郷
7/13 麓郷


7/14 美瑛




7/13 麓郷
 北海道に上陸すると僕らは富良野に宿をとりました。そして富良野といえば、そう「北の国から」ですね。ミーハーな僕らはまずドラマのロケ地となった麓郷を観光することに決めました。
 富良野市街地から麓郷まで、地図で見ると約15km、しかも上り坂が続いています。宿から全行程自転車で行けない距離ではないけれど、相方YOKOの体力を考えるとちょっと不安・・・。どうしようかな〜っと考えていると、なんだか空模様が怪しい気配。天気も不安なので車で行くことに決定!
 市街地から麓郷までの道は森の中を延々と登りつづけ、「そういえば蛍ちゃんは毎日麓郷から富良野駅まで送ってもらっていたな〜、五郎さんも大変だな〜」などと思いつつ、やっぱり自動車で来て良かったと思うのでした。


 観光スポット「麓郷の森」は、森の中にドラマ「北の国から」のロケで使われた丸太小屋やお土産屋さんが点在しています。観光バスもたくさん来ていて、平日にしては多くの観光客が訪れていました。僕らも丸太小屋の前でお決まりの記念撮影をします。
 ひととおり森の中を散策した後、駐車場に戻ると小雨も上がり、天気も回復してきているようです。駐車場も満車ではなく、しばらくここに停めておいても迷惑ではなさそう。ここから先は自転車でまわることに決めました。まず目指すのは4kmほど先にある「黒岩五郎の石の家」です。麓郷のメインストリートに戻り、西に向かって畑の中をゆるやかに登っていきます。一本道なので迷うこともありません。突き当りを右に折れると、すぐに小さな農場があり、そこが「石の家」見学の駐車場になっています。

↑お決まりの写真


↑石の家の前の農場で


↑展望台へ続く坂道
 「石の家」はこれからもロケに使うので遠くからしか見ることができません。見学の後は農場の売店でアイスクリームを食べて小休止し、石の家を後にしました。次に向かうのは「ふらのジャム園」です。石の家から1kmあるかないか、すぐに到着しました。ここではたくさんの種類のジャムを売っています。なぜか隣にはアンパンマンの店もあります。(ジャムおじさん繋がり?)アンパンマンやバイキンマンの石像が置いてありましたが、中には入りませんでした。
 ジャム園の裏手の丘は展望の丘になっているので僕らは丘の頂上を目指して登っていきました。しかし展望台へ続く道は林の中の急坂の砂利道になり、深い砂利にハンドルをとられて自転車に乗っていられず降りて押すはめに。上り坂の途中には「純と蛍が歩いた道」とか色々とロケ地の説明の看板があるのですが、スニーカーでも足を取られがちな上り坂ではそんなものを見ている余裕はなし。
 きつい坂も距離は短く、すぐに林を抜けて開けた所に出ました。ゆるやかなカーブを描く丘の斜面は一面の麦畑で、緑色の絨毯のようになっています。真中にぽつんと1本の木が立っています。風が吹くと麦がゆれて緑の濃淡の模様が絨毯のうえをさあっと走っていき、空こそ今にも泣き出しそうな曇り空でしたが、この景色はさっきまでのつらさも忘れさせてくれました。

 麦畑の中の道を少し走ると、丘の頂上には東屋がある展望台になっています。東屋の周りはお花畑になっていてラベンダーも咲いています。お花畑越しに麓郷を眼下に見下ろす眺めは折からの小雨に煙っていましたが、それはまた風情があって良いながめでした。
 展望台で記念撮影をしようとして、「石の家」前の農場にカメラの三脚を忘れてきたことに気づきました。安物だけど小さくて軽いので、サイクリング用に重宝していた物だったので、ちょっと心残り。もう無くなっているだろうと思いつつも、帰りに石の家に寄って見ることにしました。東屋で雨宿りしているうちに雨も止み、丘を降りることにしました。苦労して登った丘をほとんど一直線に降りる荒れた土の急な下り坂は慎重なブレーキングが必要です。YOKOが一度バランスを崩したけれど、上手く自転車から飛び降りて怪我はなし。

↑展望台の丘

 帰り道に石の家に寄って見ると、牧草地の片隅に忘れられた三脚がぽつんと立って主の帰りを待っていてくれました。「いじらしいやつ」と思いながらカバンにしまい込み、麓郷の森へ帰ります。駐車場に戻り、帰り支度をしているとぽつぽつとまた雨が降り始め、麓郷を後にするころには本格的に降り始めてしまいました。

戻る





7/14 美瑛

  
 翌日、天気は朝からよく晴れていて、僕が以前から行きたかった美瑛の丘めぐりサイクリングに行くことにしました。
 美瑛のサイクリングコースについては、インターネットで見つけたヤードマンさんのホームページ「私的美瑛旅行論」に紹介されているお薦めコース「美馬牛駅からルベシベ方面へ」を参考にさせていただきました。このホームページでは美瑛の魅力にとり憑かれたヤードマンさんお薦めの散策コースが混雑度表示つきで紹介されています。おかげであまり観光客の来ない静かな道をのんびりと楽しむことができました。
 まず富良野から国道237号を北上し、美馬牛駅の表示を見て国道から右へ外れ、そのまま線路を渡って美馬牛小学校へ向かいます。この小学校は洋風の尖塔があるかわいらしい建物で、観光バスのルートにも入っているそうです。校門の前には観光客用の広い駐車場と公衆トイレもあります。今日は平日ですから、学校からは子供達の声が聞こえてきます。駐車場はがら空きで、ここに車を置いていくことにしました。いよいよ丘めぐりサイクリングへ出発です。

 美馬牛小学校を背に、来た道を国道まで戻ると国道との交差点に「かんのファーム」があります。ここは小さな丘がひとつ丸ごと色とりどりのお花畑になっていて、まさに虹色の絨毯といった所でしょうか。お花畑には櫛状に人が入れる所があって、花に囲まれた写真を撮ることができました。観光客もたくさん来ています。
 かんのファームから国道を渡り、道道芦別美瑛線の広い舗装道路を快調に進むと、お薦めコースになっている農道の入り口に「この先工事中通行止め」の看板が。でも自動車は通行止めでも自転車ならもしかしたら通れるかも、と強引に入っていきましたが、大きなショベルカーが作業中でやっぱりダメ。しかたなく別の道に迂回することにしました。

↑かんのファーム

 美瑛でもこの辺りは、有名な観光スポット「ケンとメリーの木」「マイルドセブンの丘」等からは少し離れていて、ただ畑の中のサイクリングを楽しむだけですが、金色の麦畑、緑の牧草地、白い花が咲くジャガイモ畑などパッチワーク状に彩られた丘が続く景色を眺めながらのサイクリングはとても楽しいものでした。
 途中、「パフィーの木」と呼ばれる観光スポットもありましたが、それだけを見ればただの2本の木、他にも似たような木はたくさんありますし、やっぱり美瑛の丘の景色は全体を楽しむべきもので、「××の木」というスポットだけを訪てまわったのではその魅力を十分に受け止められないな、と感じました。

↑丘のアップダウンはきつい


↑パッチワークの畑を行く
 ゆるやかな丘がいくつも続く美瑛周辺の地形は、自転車で散策するには意外としんどいものでした。ひとつひとつの丘はゆるやかで登り坂もそう長くはないのですが、 丘をひとつ越えて下り坂を楽しむとまたすぐ次の丘が現れる、という具合になんだかインターバルトレーニングを受けているような感じで、景色を楽しんで走っているといつの間にかかなりバテている自分に気づかされます。
 横山牧場の北側、ちょうど散策コースの折り返し点にあたる場所で、ジャガイモ畑の傍の農道に自転車を停めて休憩しました。かなり汗をかいていましたが、北海道の7月の風はさわやかですぐに乾いてしまいます。

 横山牧場の前を通りすぎて南に向かいます。ペンションジャガタラの看板がある交差点を曲がると国道に出ます。国道は交通量が多く、バスやトラックに怯えながら富良野方面へ進み、すぐに左へ折れてクリスマスツリーの木方面へ向かいます。
 「クリスマスツリーの木」は畑の中に立つ一本の木がにたしかにクリスマスツリーのような形をしていますが、僕が気に入ったのはそのちょっと先で、ジャガイモ畑の丘の向こうに十勝岳が見えてなかなか良い眺めの場所がありました。
 踏切を渡ると、もう美馬牛の街中に帰ってきました。小学校もすぐそばです。丘めぐりサイクリングはここでおしまい。午前中だけ、20kmほどの短いサイクリングでしたが丘のアップダウンでけっこう疲れました。空気がさわやかなのであまり暑くなかったけれど、思ったより日焼けしているようで首筋もひりひりします。
 午後は車で、美瑛を撮りつづけた写真家前田真三氏の写真館「拓真館」を見学し(観光バスがたくさんいてすごい混雑でした)、十勝岳の中腹の吹上温泉まで寄り道して露天風呂で汗を流しました。

↑ジャガイモ畑

戻る





前のレポート

目次へ戻る

次のレポート