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 昨年、関東電友会創立50周年記念行事の一環で、アンケート調査が行われました。

設問の中に「支部総会等へ参加したことがない理由は?」があり、多くあった回答は、「開催場所が遠い」「知人が少ない」などですが、ダントツで1番多かったのは、「体調不良や病気」でした。行動を左右する最大の要因は、やはり健康状態のようです。

最近、「健康寿命」が話題になっています。健康上の問題がない状態で日常生活が送れる

期間のことですが、全国平均でみると、男性71歳、女性74だそうです。平均寿命に比べて男女ともに10歳程度の差がありますが、この期間は、体力の衰え・病気・老人性痴呆症などから、誰かの手助けが必要であり、何らかの負担をかけていることになります。この期間をできる限り短くするためには、健康寿命を伸ばすしかありません。

健康寿命の県別ランキングを見ると、男女ともに山梨県が1位です。参考までに、茨城

の健康寿命は男性11位、女性6位です。まだまだ改善の余地がありそうです。 

山梨県が1位になった理由について、地元の大学が中心になり調査したところ、山梨県

特有の「食生活」と「生活習慣」ではないかということでした。

まず、食生活ですが、ワインとマグロの消費量が全国1です。ワインは、酒やビール

と違って飲んだ後でも血糖値が上がらないそうです。マグロは、海に面していない県ですが、毎日のように食されており、その良質なタンパク質が筋肉を育てるそうです。余談ですが、マグロは山掛けで食べるのが最も効果的だそうです。 

一方、山梨県の高年齢者の脳年齢を調べると、全国平均に比べかなり若いということが

わかりました。山梨には「無尽」という習慣があり、複数の無尽に入っている人もいるようです。この会合が定期的にありますので、家族以外の人に会う機会が増え、頭を使う機会や緊張する機会が多くなり、社会性も生まれます。これが脳年齢を若くする原因であろうと言われています。なお、この社会性については、「健康づくり」がテーマのある講演会の中で、「社会性が希薄になると家に引き籠りがちになり、精神状態に影響を与える。」と解説していました。 

話を整理しますと、健康寿命を伸ばすためには、身体の健康ばかりではなく心の健康が

不可欠になります。心の健康を保つためには、心を司る脳の若さを維持することが必要であり、また、精神状態などに影響を与える社会性を確保することも必要になります

脳の若さを維持するためには、日頃から脳に刺激と緊張感を与える習慣が必要です。皆

さん、最近は、人名・地名・漢字などをなかなか思い出せないことが多くあるのではないですか。そのまま放置しておくのは良くないそうです。例えば、思い出せなかった事例をメモし、それらを定期的に復習する習慣も必要です。

社会性を確保するためには、家族以外の人に会う努力が必要です。「家でのんびりしてい

たい。面倒だ。」などと家に引き籠り、多くの人と交流や社会との関わりが生まれる機会を失わないで下さい。行動を選択する優先順位を変えていきましょう。

熊倉建男