整備で一番大切なことが忘れられている
SW20のように古い車になると、整備や調律はあくまで補足的なものとなることでしょう。
まずは確実に復活させることが前提となるわけです。
復活できたその時は声を大にして、整備できたと実感できると思います。
写真を見ると相変わらずディーラ整備は酷い。理屈ばかりで能がない。
クルマにとって大切なこと
それは、やってみて答えを出すマインド、それに尽きます。
直せないとか、できそうにないという不安は一切必要はなくて
自分らしく思いついたままに修理していけばよいと思います。
確かに、修理や整備を行うにあたっては経験も知識も
僕がいつも述べている技術と技能を磨くこと、これを怠ってはまったく良いものは仕上がってきません。
誰かに教わって磨けるものではない
そういう意味でクルマは「現実」を知っています。
整備やレストアについての答えとは
最初は、壊れていても良いと思います。極端な話鉄板、金属の塊から作れ!では困りますが、外観が多少痛んでいる、エンジンが終わっているなど、この程度のレベルは末永く乗れる状態に復活できます。
フレームがダメなら修正すればよいですし、エンジンくらいならば、シリンダーに穴が開いて溶けたのは困りますが、ほぼ復活できます。
フレームを修正するレベルであれば、補強も同時に実施してしまいます。
大切なのは、そのクルマを大切に出来るか、それとも単なる資産のうちの一つと思う差だけです。
ひとつのプライドをもつこと。
直せなければ、全視点、全方向からどうにかならないかと思う事が大切ではないかと思います。
そりゃ、中には直せそうにないというものもございますが、それは今までの経験と実績があればできるものです。
さらに特別な能力が必要なことから、他の方には理解不能な点があるということでしょう。
だから、一人で密かに勉強していきます。
SW20MR2がもっている答え
一言でいえば、クルマはただそこに止まっているだけで何も語ってはくれません。擬人化も必要でしょう。
クルマから発する答えを待つのではなく
自分から歩み寄る姿勢が、クルマと語れる方法でしょう。
人間も同じ。
機械は正直です。嘘は一切つきません。
騙しもなく、そして騙されることもありません。
実際現実クルマと人とのパイプ役になっている人間がとてもよく騙します。(意地の汚い連中が)
時には切り捨ても必要。
この手の人間とは無駄な時間を共有する必要はないということです。
とにかく、クルマを外観からじっと見つめてみてください。
それだけでもどうしていけば良くなるか、分かるはずです。
せっかくクルマとして生まれたのだから
鉄板は同じ材料でも、使われる箇所、選択メーカーによってゴミにもなるわけでして
売れない、見向きもされない車になってしまうか、人気のあるクルマになるか意味合いは大きく変わってしまいます。
どうすれば、愛着をもてるようになるのか?
お品物を大切に出来るかが、人間のよりよき価値観を決める。
古いから、ゴミ、使えない?価値が減少する?磨耗する?
そんなことは一切ありません。
そのクルマが好きなら、新品状態で乗りたい。そう思うのは誰だって同じです。
時間が経過すれば古くはなる。しかし古いから直して、今までの価値観よりも大きな価値を与える。
完全に動かなくなったものは、直しようがありませんが、それでもどうにかならないかと考えることくらいはします。
直せると分かるならばしっかり直す。そうすれば
本気で末永く乗れるクルマに仕上がる。
人対人で全てが決まります。
品物、有機物はベースは有限、地球の財産です。
捨てられる時はくるでしょう。だけど、直せる技術、技能をもっているのならば嫌だろうが直す。
人に対しても嘘をつかないこと。飾らないこと
そうするだけでも、クルマはきっと分かってくれるものだと思います。
俺は金持ってるから!という人
あ、そうですか?です(笑)僕のところに来なくても結構です。どうぞスルーしてください。
車を末永く乗るために必要なことについて、ちょとしたコツ、大切なことがあります。
本当ならば今回のMR2は修理せず、新しいものを購入した方が安上がりかもしれません。ですが、オーナーが直して欲しいと望んだならば、出来る限りそれに応えるのが僕の考え方です。
本当は新型プリウスを買ったほうがいいかもしれません。
写真に写ってはいけないものがひとつありましたので、少し画質を落としています。
シリンダブロックは加工が終了した段階です。
新品部品なんて使用しません。ブロック自体が売っていないからです。
3SGTEの資質を考えたら再使用の方が良いと思います。何と言ってもヤマハエンジンです。
鉄(鋼)というのは熱サイクルを受けると「あること」が起きます。これを最大限利用するためです
アルミはあることが起きにくい。鋼でないとダメかもしれません。
YAMAHA=ピアノ、楽器、調律。最高峰の技術力、そして技能力を備えた会社。
当時のトヨタエンジンでスポーツ系は全てYAMAHAと言ってよい。
チューニングに関しては、ショートキットなんて必要ございません。手加工で十二分に直せます。
当然、業者なんて通しません。作業方法も今まで積み上げてきた経験と実績のみ。
僕は、自動車整備士免許なんてもっていません。経験と知識だけで十分です。
分解してみて、組んでみて、チューニングしてみてわかったこと。エンジン製造会社の本質を見させてもらいました。
職人魂がそこにあります。底辺に隠されているエンジニアの精神が込められている。
これは、僕の思い込みでもなく勝手な美意識でもなく。確実に言えること。です。
やはり想像した通り、作り手は優秀だったことに感謝しています。とにかく壊れないようにという低いレベルで設計されていません。現在のエンジン開発でも考えられない高いレベルの加工が施されています。鋳造技術が優れている。
材料の選択方法も素晴らしい。(ライナー、鋳込みの手順、全てです)
写真を見て判断できる人はやはりプロレベルです。
作り方に無理、無駄が一つもないのです。(厳しい見方をすると少しは「ある」、か)
MR2が走る特別な環境が整ってきました
現在も社会人になろうとしている学生さんは就職氷河期、完全に凍結しています。それと同じ状況でスポーツカー氷河期ともいえる状況で、見栄えがよく速いクルマがマッタクない。
箱、箱、箱。たまにコペンがいる。とかです。
FFじゃ、面白くないですし。(駆動方式は気にする必要なし)
この辺の悪環境は反対にMR2の雰囲気や表現力を引き立たせる特別な環境になっています。
ホント、国産スポーツが走っている姿は特に見かけなくなりました。
エコカーかワンボックス。
僕が、スポーツカーで一般道をいっぱいにするという願いは・・・ありませんが(笑)
もっとクールに、乗り手がたくさん気取ってもよいから、カッコ形で入っていってもいいんじゃないでしょうか?
僕自身は、これからもスポーツカーに限らず、僕が手を入れたクルマを大切に、自然に速く、安全に乗れる仕様
これで、乗り手の気持ちに十二分に応えることができると確信しています。
乗り手の感覚が鈍いとしたら、それは・・・
箱世界の中に、スポーツカーが居る
今の環境だから、光って見えるのかもしれません。
僕自身の力だけでフルレストアを実施する。ある意味僕の運命なのかもしれません。
今のところも、魅力ある国産車は一台もありません。
今僕の頭の中にあるクルマとはMR2、HCR32 F6Bカプチーノ、隼、そしてL70フルチューンだけです。
楽しくないクルマ世界。
僕自身がクルマに冷めたわけでもなく、飽きたわけでもなく。
海外に目を向けると、いかに日本車が商用として(バンと呼ばれるクルマともいう)成立しているかが分かってきます
エンジンや足回り性能だけでなく車両メカニカルデザインが優れないといけない
MR2は特殊なクルマですが、たまに見かけるから価値観が上がるともいえます。
カッコいい!から車が好きになる。も正しい理由付になると思います。
オルタネーター関連は20万キロという数字を考えると明らかに不良をかかえている部品のひとつです。
今回オルタネーターはガワのみ使用、中身は全て新品を選択しました。
ローター修正加工しても良いと思います。
リビルトを使用するよりもずっと費用を抑えられます
エンジンフルオーバーホールを行うならば電装品整備も必須条件です
整備性はあまりよくないのがMR2なのですから。
「末永く乗る為のコツ」
−速攻スポーツカー製作記−