上尾二ツ宮 氷川神社

ご祭神

主神

素盞鳴尊(スサノオノミコト) 勇猛で正義の御心強く、優れた知能と豊かな愛情を持たれる神。
短歌の祖と称えられる。
稲田姫命(イナダヒメノミコト) 尊の妃(妻)神。尊が八岐の蛇を退治なされた時の老夫婦の娘、
大国主命の御祖神。
大國主命(オオクニヌシノミコト) 上二神の御子神。国土経営、医術、養蚕、縁結び、貯蓄の神。
通称「だいこくさま」出雲大社に祀られている。

合祀の神

天神社 菅原道真朝臣命
学問の神。
通称「てんじんさま」
天照皇大神
尊の姉神。太陽神。日本の最高神。
伊勢神宮に祀られている神。
山王社(日枝社) 大山咋命
山の神、産業の神。
稲荷社 保食神
食物の神、全ての生産の神。
家内安全、商売繁栄の神。
通称「おいなりさま」
古峰神社 日本武尊
第12代景行天皇の皇子。火難除け、厄除け災難除けの神様
金毘羅大観之大物主命
大国主命の和魂の神。海上交通の安全神。通称「こんぴらさま」
牛頭天王社 牛頭大王
天照大神の弟神須佐之男命と習合。鬼門をにらむ邪気よけの神。夏祭りの御祭神。

攝社

豊受大神(トヨウケオオカミ) 豊受大神は伊勢の豊受神宮(外宮)に祀られる。
大年神(オオトシカミ) 何れの神も食物穀物の神。全ての作物の豊かな稔りを司る神。
御年神(ミトカミ) 耕地整理完了後組合の人達によって祀られる。
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由緒

上尾は既に戦国期に郷村名として見え、元亀・天正のころ(1570~92)のものと推定される 旦那引付注文写(熊野那智大社文書)に「足立郷あけをの郷原宿」と記されています。 当初の鎮座地はこの辺りでは一番の高台で、かつての上尾三か村の中心地にあり、小字名を二ツ宮といいました。


その創建は、当地一帯を上尾郷と称していた中世までさかのぼることが推測され、 『風土記稿』上尾村の項には「氷川社  上尾三か村の鎮守なり、男体女体(なんたいにょたい)の両社にて、間に道をへだてならびたてり、村内遍照院の持」と記されています。これに見えるように、当社は元来男体・女体の両社からなり、 小字名を二ツ宮の由来ともなりました。


明治初年の神仏分離を経て、男体・女体の両社は、いずれも氷川社と称し、明治6年に村社に列しました。しかし、明治42年に女体社を継承した氷川社の方が隣村の上尾宿の鍬神社に合祀される事態となり、鍬神社は社名を氷川鍬神社に改め、村社に列しました。 一方、当地では男体社を継承した氷川社が一社だけとなり、武蔵一宮(むさしいちのみや)の大宮氷川神社に倣った古くからの祭祀形態は変更を余儀なくされたのです。


当社の『明細帳』によると、いつのころか字二ツ宮の神明社と末社八雲社・稲荷社が合祀され、明治40年には、上尾下字上原の無格社天神社、字下原の無格社稲荷社、字榎戸の無格社稲荷社・厳島社、翌四十一年には上尾村字北本村の無格社稲荷社がいずれも合祀されました。

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