●イランの旅1日目(2003年12月11日)
明けで会社から未明に帰ってきたあとひと眠り、荷造りの準備にかかる。実はぎりぎりまで手ごろな大きさのかばんはないかと探していたぐらいだから、ほとんど進んではいなかったのだ。
夕方家を出る。氷雨という感じで、寒々と結構降っていたので、出ぎわ、急きょセーターを追加して押し込む。ボアつきのブルゾンを着ていくから、たとえ寒くても大丈夫だろうと思っていたのだが、やはりちょっと不安に。捨ててもいいビニール傘を差して、阪急西宮北口駅まで歩く(雨なのだからタクシーでも呼べばよかったか)。空港リムジンで関空へ。ドバイ行きの便の搭乗手続きは結構込んでいる。テロが心配されるこの時期ではあるが、いちいち気にしていても仕方がないということか。23時過ぎ、ほぼ定刻に飛び立つ。
座席は最後尾から2列目。後ろには乗務員がすわるようだから、ほぼ満員とはいえ本当に隅っこに追いやられたという感じ。すぐ横にトイレがあるのは、果たして便利というべきか。隣に座ったのは、オーストラリアに住まいを移し、日本のお母さんを訪ねたあと、これからドバイにいる娘のところに行くという50過ぎぐらいのおばさん。話しているときりがないので、新聞を読むなどして<あしらわせて>もらう。眠りに入ったあと、肘掛を越えて<越境>してくるおばさんの肘に目覚めさせられるが、果たしておばさんの肘が悪いのか、それともでっぷりと膨らんでしまった私のおなかが悪いのやら。
1日目 |
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