●イランの旅2日目(2003年12月12日)
現地時間の午前5時45分、ドバイ到着。日本では真冬であるが、肌に触れる風はいかにも中東、暑い。昨年のヨルダン旅行でも利用した空港なので、進んでいくべき道筋は分かっている。ここから約2時間後の7時55分、EK971便で、テヘランに向かうことになっている。24番だったか、搭乗口に進み待っていたが、一向に搭乗案内の様子がない。どうやら飛行機の到着が遅れているようだ。結局2時間遅れで出発。
飛行は2時間弱。出発のとき、予定通りならばもうテヘランについているはずなのに、とやきもきするが焦っても仕方のないこと。ガイドブックなどを読みながら機内では過ごす。まもなくテヘラン到着か、機内の、それこそ欧米の女性が黒いスカーフを見に着け始めた。厳格なイスラム教国、女性差別だ云々だという主張はあろうが、こちらが訪ねていく身であれば、ある程度現地の習慣を尊重すべきではあろう。郷に入れば郷に従え、というわけですな。いよいよ近くなったか、窓から見える山に目を凝らしていると、隣の席の日本人が「イランを訪れる日本人の間では、イラン富士と呼ばれているんですよ」と教えてくれた。それまでおそらく同胞ではないかなとは思っていたが、いまいち確信が持てず、話しかけるなどはしていなかった。聞けば、イランに見せられて、もう何度も何度も訪問しているそうだ。
(この日の項、続く)
いろいろ都合があり、先に3日目を書いております。
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