●ヨルダンの旅4日目(11月22日、金曜)
よく眠れた。この日はぺトラを去り、アンマンより北のジェラシュ遺跡を訪れる行程。長いドライブとなるので、やや早めの8時に出発。ぺトラ近くの村ワディ・ムーサに寄る。小屋の中に、モーゼが杖をついたら湧き出したという泉がある。前にも言ったように、モーゼは日本で言う弘法大師のような存在らしい。あるいは砂漠の中に水源を見つける特殊な技能を持った集団の記憶がモーゼに投影されたものなのか。この泉から湧き出た水がぺトラまで引かれて、ナパタイ人の繁栄を支えたということだった。
車は田舎道を、私の見当では東に向かい、やがておそらくマアーンの街でデザート・ハイウエーに乗る。高速に乗らずそのまま東に行けば、サウジアラビアに行くという位置らしい。高速を北上。やがて、アンマンと紅海入り口の港町アカバを結ぶ鉄道が隣を走り、所々高速道路と縫うように交差しながら進んでいく。途中、トイレ休憩。一昨日、土産を買ったドライブインだった。デザートハイウエーは高速道路といっても無料らしく、日本で言えば地方で見られるできたばかりの国道バイパス道路といった感じ。道路に入れないように柵とかが設けられているわけでもなく、路肩で少年がトマト(赤かったからきっとトマトに違いない)を売っていたり、お母さんが運転するトラクターが走っていたり、道のノリ面では羊が草を食んでいたりと、のどかな感じだ。
アンマンに入る。人口●人、近代的なビルが立ち並び、さすが首都という感じ。パレスチナ人の難民キャンプというところも通る。アンマンを通り過ぎて、ジェラシュ遺跡へ。3時間半ぐらいかかるといっていたが、週末のせいか車が少なかったそうで、予定よりずいぶん早く着いた。
ジェラシュ遺跡は、本当に町中にあるという感じで、アスジャムさんに連れられてまず門、ローマ劇場から。
ゆれている。ここで自由時間となり、遺跡の中をぶらぶら。柱廊通りで日本人ツアー客と遭遇したので、前後しながら説明を盗み聞き。入り口で昼食。
そしてこの後rホテルチェックイン。ずいぶん時間を持て余す。夜はアスジャムさんに教えてもらったスーパーで買い物。