途中で途切れた国道
和歌山県では唯一箇所の「点線国道」と言われている所なのでどの様なところか見に行って来た。
我が方丈庵の下の国道371号線は1975年に制定されたものであり、大阪府河内長野から和歌山県串本までであるが、此処方丈庵から奥約30Km位の所、和歌山県田辺市木守〜古座川町平井(高雄峠)の間が33年経た今でも着工して居らず通り抜けは林道で間に合わせている、トンネルを作れば10〜15分でいける距離が1時間は掛かったように思う、工事の開始は今後も絶望的な様子である。
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国道封鎖でのお祭り |
途切れる手前の木守付近 |
田辺市木守から市内の大きい病院までは早くても1時間半の距離である、古座川平井からでも串本まで同じくらいの時間が掛かるだろう、119番をしてから病院への到着まで約2時間余り要するだろう、まして夜の場合にはイノシシ、鹿などの大型のケモノも有る事だしそう早く走れるものではない。
今、社会問題として騒がれている、道路財源の一般化についても本当に必要な道路は作るべきであろう、この前開通した新宮市の数キロの道路に何百億円を使うなら、このような道路は何箇所も整備出来るであろう、過疎の道路を整備しても票にならないので捨てて置かれるのであろうか。
東南海地震が近い将来には必ず起きると言われているが、陸の孤島と化した山間地は捨て置かれるのだろうか、せめてヘリポートくらいは各地区に欲しいものである、費用にしても新宮市の道路分で和歌山県の全ての山間地に一箇所は作れるのではないだろうかと思う。
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林道の峠の頂上にある碑 |
林道から古座川方面を望む(標高差 3〜400m?) |
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林道と国道の合流点 |
古座川側の国道,どちらも同じ様なものである |
古座川側の国道の終点の所にあつたワサビ田が廃墟になっていた、相当な金額をつぎ込んだ個人の施設であろうと思われる、高齢化により廃棄されたのかどうかは判らないが、山間地にしか出来ない産業であり、行政も取水施設にに少しのお金を使えば地域の高齢者には適した仕事であろうに。
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古座川側の国道の終点にあったワサビ田の廃墟 |
生き残っていてワサビ |
観光客の集客による活性化が言われて久しいが、どの観光地も施設は立派だが借入金の返済には汲々としている所が方々に見受けられる、希望を持つて始められた事であろうが、道路事情を思えば個人事業ならば絶対に手掛けない事であろう。 |
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古座川の一枚岩 |
串本の橋杭岩 |