インプラント

当院ではインプラントの高い成功率を誇り、多くの患者様に喜ばれています

インプラントは歯の代わりになる物を顎の骨に直接植込み咀嚼機能を回復する治療法です。 歯を失ったときに入れる義歯は、装着時の違和感や咀嚼能率の悪さからどうしても我慢して 使うというイメージがあります。インプラントでは、ほぼ天然歯と同様に使えるため急速に普及 しましたが、初期のインプラントでは10年程で撤去せざるを得ないケースも多く、否定的な 立場をとる歯科医の方もいらっしゃいます。

しかし、インプラントの成功率ははここ10年あまり確実に向上してきています。当院で 平成9年に現在のシステムに変更して以降は、1パートタイプで一番トラブルの多い術直後の 安静が保たれず1ヶ月以内で撤去したケースが約3%、それ以上経過したもの及び2パーツタイプで はすべて順調に終了し、その後に撤去せざるを得なくなった症例は皆無です。





当院で使用しているAQBインプラントは骨と結合する期間が短くて済むため、初期段階で起こりやすい 不都合を減少することができます。そして、骨と直接結合するため長期間その機能を持続できます。 また、1パートタイプでは手術も1回で済み複雑な術式も極力排除され、その結果患者様の身体的 負担が少なく通常の歯科治療を受ける感覚で治療が行えます。


(図はアドバンス資料より引用)

インプラントを行なう前に

インプラントは骨の中に植える訳ですから、当然骨のないところに行なうことはできません。 そこで、術前に十分な検査・診察が必要になります。骨の量が少ない場合は骨量を増やす手術が必要な 場合もあります。また、現在何かの病気にかかられている方はその程度によっては手術を行なえ ない場合もあります。
そして、口の中がインプラントを長期間使用するために良い環境である必要があります。歯を失う 原因は歯周病とう蝕がほとんどですが、これらの病気は口の中の清掃状態が十分でなく、細菌の数が 多いことがことが原因になっています。このような口腔内ではインプラント治療後に歯周病と 同じ状態になってしまう可能性が高くなり、長期の使用が難しくなってしまいます。
ですから、インプラント治療の前には、歯を失う原因となった疾病の徹底的な治療と予防を 行なう必要があります。
もしあなたが「病気になってから治療すれば良い、病気にならないために生活環境を変えるなんて ごめんだ」とお考えでしたら、インプラントは無理かもしれません。


1パートタイプ・2パーツタイプの違い

インプラントは骨の中に位置し骨と結合する部分と、口のなかに位置し噛み合う部分とつながる 部分に分けられます。これが一体化したものが1パートタイプで別れているものが2パーツタイプ です。1パートタイプは手術が1回で済むので患者様の身体的負担が少なく、その構造も単純なので 術後のトラブルの可能性が少ないなど望ましい物ですが、すべてにおいて出来る訳ではありません。
インプラントで最も避けなければならないのは、骨との結合が完全に行なわれるまでそれを阻害する 外力です。ほかの歯が少なく食事時にインプラントに負荷がかかる場合や、審美的な要求から そこに仮の義歯を入れなければならない時などは、2パーツタイプを選択することになります。 2パーツタイプにも完全に歯肉内に埋め込むタイプと、一部口腔内に露出するタイプがあり、 診断した結果得られた条件により選択します。


(図はアドバンス資料より引用)


術後の注意

術後気を付けなければならないのは、感染と外力です。術直後1週間以内は抗生物質の服用と うがい薬の使用が必要です。2パーツの完全埋入タイプではその後は感染と外力の心配はほぼ ありませんが、それ以外では注意が必要です。柔らかい歯ブラシを使用し感染の原因となる プラークの除去を徹底する必要があります。また、1パートタイプでは完全に骨と結合する 2ヶ月の間、インプラントに外力が加わらないよう気をつけなければなりません。特に1ヶ月の 間はそこで絶対に物を噛まないように気をつけていただきます。当院での不良例はわずか3%ですが すべてこの1ヶ月に起きていますので、ここを乗り切れば明るい未来が待っています。


治療終了後の注意

インプラントは歯と違い,いくら汚れていてもむし歯にはなりませんが歯周病と同じ病気には なります。ですから、歯周病の予防と同じで歯肉との境目の清掃に注意が必要です。治療終了以後は 3ヵ月後にメインテナンスに通院が必要です。その後は状態により6ヵ月〜1年間隔でメインテナン スが必要になります。


治療費

1パートタイプ手術費:15万円+消費税

2パーツタイプ手術費:20〜23万円+消費税

上部構造(上にかぶせる物):5〜10万円+消費税

お口のなかの状態によりインプラントの必要な本数や上に入れるものが替わりますので、正確には 診察して見なければ決められないこともありますからご了承ください。詳しくは当院にお問い合わせ ください。

神沢歯科医院 TEL : 048-768-4065

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